「靴下や法衣を15万円で落札」 元オウム真理教・上祐史浩氏の“ファンクラブ”で実際にあったエピソードがパンチ効きすぎな件
潜入ライターとして活動するニポポ氏(@tongarikids)が取材で見聞きした情報を紹介する「超ニポポの怪しい動画ワールド」にて、オウム真理教が引き起こした一連の事件が発覚した当時に発行されていた、オウム特集を組んだ雑誌群、そして当時の上祐史浩氏のファン、通称“上祐ギャル”が行っていた地下活動について言及。
オウム真理教の女性信者による「上祐史浩ファンクラブ」なるものが結成され、上祐氏の私物を高値で競り落とすオークションまで行われていたという。本記事では、そんな“上祐ギャル”の実態について、徹底分析した内容をお届けします。
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現代では販売できないような“オウム雑誌”の数々
ニポポ:
当時の雑誌たちが面白すぎて、昨日の夜読みふけっちゃいまして。時勢の問題か、今読んでみると無茶苦茶だったりもします。完全に間違ってる情報も載ってたり、「オウム、エロ!オウム、エロ!」みたいな構成で作られてたり。これ、今やったら怒られるくらい、ページ構成も攻めています。
これなんかは、誤情報の代表例。「警察庁長官狙撃事件【※】」、これはオウムは関係ないんですよね。このオウムじゃなかったってのが、あんまり報じられてないってのもどうなんだろうって思っちゃいますけどね。
※警察庁長官狙撃事件
1995年3月30日、國松孝次警察庁長官が何者かに狙撃された事件。
それに関しては、オウム側の資料もある。これ“國松長官が撃たれる”って、「オウム潰しの陰謀だろ!」と言って、オウム側が配っていたチラシです。
フライデーに至っては、表紙に尊師の顔が写ってませんからね(笑)。
それと、今だったら怒られちゃうよっていう写真も結構ある。例えば、村井秀夫刺殺事件の刺される直前から、刺された、そして倒れる寸前。これ、えげつないですよね。今だったら載せられない。
そして、以前この番組にもご出演いただいた、今は完全に渦中の人になった滝本太郎弁護士が1997年当時に出してた冊子『カナリヤの詩』。当時のオウム信者さんや脱会者の人とのやり取りとかが記されています。今、滝本先生は、麻原彰晃の四女の身元引受人みたいな形になっているわけですよね。(松本智津夫の)遺体とも対面してきたらしいし。
尋常じゃない熱量の「上祐グッズオークション」
この滝本先生の冊子に“上祐ギャル”の話があったけど、彼女らの地下活動が凄かったんですよ。そこに参加した人への取材もしたことがあるんだけど、いきなり「今から上祐史浩ファンクラブの会合があるので来て下さい」と電話があるんですって。公安の目とかもあるから、「今すぐ来い!」と。そして、みんな実際にすぐ集まるんですよ。
すると、上祐さんのファンの方々が作ったグッズの即売会だとか、どこから集めてきたのかわからない、上祐さんの靴、靴下、法衣などのオークションがあるんです。
当時、バッシングも多かったのですが、上祐さんに花束や手紙を渡しに行った女の子も結構いた。今、大人になってまだ続けている子もいれば、事件当時、生まれてなかったのに、改めて上祐さんのことを知って追っかけてくる子がいたりとか。そういった動きもあるんです。
上祐ギャル集会のオークションは凄かったらしいですね。ほとんどの参加者が女性だから、一般的には値段が上がりそうな、いわゆるサインなどにはあんまり反応しない。ところが、上祐さんの履いていた靴下など、身に付けていた物となると、勢いが凄いそうです。しかも、そこではみんなカルマ丸出し。欲望全開なわけです。
「1万です!」「3万です!」と凄い競り合いになって、15万で落札したとする。そうしたらその女性は、落札したものを受け取って、いきなり封を開けて臭いを嗅ぎ始めるという、凄い世界なんですよ。あれは、参加された方も「忘れられない」と言っていた。
これが上祐さんファンクラブの女性が作った便箋。
また、ブロマイドや生写真もあったりするんですね。
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