「週休3日で給料2割減」「週休2日で給料そのまま」どっちがいい? 結果は“週休3日”が80%「給料2割減っても幸せが2割下がるわけじゃない」
『Yahoo!JAPAN』を運営するヤフー株式会社が、4月から育児、介護、看護などを抱える社員の中から、希望者を対象に「週休3日制」を導入するといった報道が話題に。
この制度を利用すると、「週の勤務が4日に減る分、給与も2割程度減る」という内容を受け、2月6日配信の『ニコ論壇時評』にて、番組視聴中のユーザーを対象に、「週休3日で給料2割減」 or 「週休2日で給料そのまま」どっちが良い? というアンケートを実施。論客の小飼弾氏と山路達也氏が結果についてコメントした。
結果は、週休3日派「79.4%」 、週休2日派「20.6%」
山路:
おお! これなんかハッキリした結果が出ましたね。
小飼:
じゃあ、みなさんに聞いてみましょうか? 給料が減っても週休3日を選んだ方、理由をコメントして。
週休3日派のコメント
・そりゃ休みが多いほうが良いよなぁ
・副業していいなら1かな
・休みが多い方がいい サイドビジネスできるし
・勉強したい
・2割減っても幸せが2割下がるわけじゃないからな
・休みがなさすぎ
・お金より時間が大事に感じる
週休2日派のコメント
・金がある方がいい
・ローンとか?
・3日のほうが職にありつける
・金がある方がいい、金でできることのほうが多い
・休みあってもすることない
小飼弾氏、山路達也氏の反応は……
小飼:
じゃあ逆に2割の方、給料がフルで欲しい理由というのは、お金足りない? 2割減だとちょっと苦しい感じか。
山路:
「3日のほうが職にありつける」「休みがあってもすることがない」これは、ちょっと悲しいコメントじゃないですか?
小飼:
でも、結構いるかもしれないね。所在を得るために仕事があるのかどうかわからない会社に行くと。あるいは、失業しても会社に出勤するふりをするというのは、そこから来てるのかな?
山路:
会社って、結構コミュニティというか、居場所みたいなところがありますからね。仲間と過ごす的なそういう。
「お金より時間が大事に感じる」「金はやり方でより多く稼げるけど、時間は稼げない」私はこの時間の考え方に近いかな。
小飼:
でも、週休とかの考え方って、僕の場合はなくなっちゃったな。毎日が日曜日と言ったら日曜日だし、毎日がいきなり月曜日になると言ったら月曜日になるし。
山路:
そんなに追われる時があります?
小飼:
やっぱり、原稿とかが来るときはそうですし、あと、僕は実はいまだに現役のネットワークエンジニアでもあるわけですけど、そういうところで、機器が故障したりとかした場合というのは。
山路:
そうか。そういう仕事があるんですね。
小飼:
でも、それを全部トータルしても、僕の財産が勝手に上げた分に全然追いつかないので。
山路:
つまり、弾さん的には、働かないでも関係ないよという?
小飼:
少なくとも、僕の財産のほうが僕の身体よりも仕事をしているということになっちゃいますよね。でも、そういうところに持っていくべきだし。実は、人類みんなそうなんですよ。どういうことかというと、例えば我々が食べているものというのを作っているのは、植物であって我々ではないんですよね。だから、上前を撥ねてるだけ。
山路:
ビジネスというのは、ある意味安く労働力を買い叩いて、差額を利潤として得るみたいなところはあるわけですよね。言ってしまえば。
小飼:
そういうことですね。
山路:
それをいかに搾取されてると、感じさせないかっていう、さじ加減みたいなところが経営者の手腕かもしれないですけど。