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『おそ松くん』と『タッチ』は“兄弟作品”だった!?――「超機動放送アニゲマスター」元パーソナリティが語る、赤塚作品のディープな歴史

 伝説のラジオ番組 「超機動放送アニゲマスター」でパーソナリティを務めたおたっきぃ佐々木@otasasa)と、新人声優の天海由梨奈@amamiyurina)が最新アニメの見どころや、気になるポイントを語り合う「やっぱ、アニメでしょう」。

 アニメの源流を辿るコーナー「アニメ今昔物語」では、『おそ松さん』に始まり、『おそ松くん』と『タッチ』の意外な関連性や、「シェー」誕生のエピソード、そして“あの”都市伝説など、様々なマメ知識が語られました。

天海由梨奈(画像左)とおたっきぃ佐々木(画像右)

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『おそ松さん』の源流はどこにある?

天海由梨奈(以下、天海):
 今回のテーマはこちらです! 『おそ松さん』の源流をたどる。

おたっきぃ佐々木(以下おたささ):
 大きく出ましたね。大ヒット作品ですけど。

天海:
 私も『おそ松さん』は見ていました。

おたささ:
 正直、『おそ松さん』をやるって言った時に、こんなにヒットするとは思わなかったっていうね(笑)。だって、1期2期をやって3期もやるの? “くん”を“さん”に変えてまだやるの? っていう三期だから“さん”なの? って。

天海:
 それは年齢が上がったからじゃないですか(笑)?

おたささ:
 そう思っていたら、いきなり第1話にドンと見たら、「ちょ、おま、カマすなぁ!!」って思った。あの第1話が全てを飲み込んで言ったって感じだよね。

天海:
 そうですよね(笑)。

おたささ:
 『おそ松さん』の源流をたどると、もちろん『おそ松くん』という赤塚不二夫先生の漫画作品なんだね。1962年からスタートして、俺生まれておりません!

天海:
 1962年っていわれても、ピンと来ませんね。大昔。

おたささ:
 そう、大昔だね。だって50年くらい前だよ。赤塚不二夫先生の作品で有名なところで言うと、『天才バカボン(以下、『バカボン』)』。 

天海:
 あ、わかります!

おたささ:
 その『バカボン』よりも前の作品になります。

『天才バカボン』の1967年に対し、『おそ松くん』は1962年に連載開始している
(画像は赤塚不二夫公認サイトより)

天海:
 そうなんですか! 私って、赤塚不二夫先生っていうと『バカボン』のイメージが強かったんで……。これはちょっとお恥ずかしい……。『おそ松くん』のほうが最初だったんですね。

「シェー」の生みの親はアシスタントだった?

おたささ:
 『バカボン』の方にも出ていた有名なキャラクターっていうのがいるんですね。当然それは『おそ松くん』の方にもでてるんですね。あれは、もともと『おそ松くん』の方に出ていたキャラクターを『バカボン』の方に出してるんだよね。これが赤塚先生のスター・システム(笑)。作ったキャラクターは色んな作品で使うっていう。【※】

※スター・システム
赤塚マンガでは、作品内のキャラクターが様々な役割を演じる“一回限り”の設定が数多く登場する。赤塚キャラたちが、マンガのなかで“演者”として捉えられていることに起因し、これは赤塚作品以外でもたびたび見られる手法である。『トムとジェリー』における、エピソード毎に異なる様々な時代・背景設定や、ミッキーマウス主演作品にドナルドダックが登場することなども同様の発想に基づく。上記動画は、『トムとジェリー』のトムがピアニストに扮した回。

天海:
 それって、ファンの心がアツくなりますよね。「あ! このキャラクター、こっちの作品にも出てくるんだ!」みたいな。

おたささ:
 最近話題になってる作品に例えると『武装錬金』に『るろうに剣心』の剣心が出てきたら盛り上がるじゃないですか? ……ってよりによって俺はなんて例を出すんだ!

天海:
 (笑)。

おたささ:
 『おそ松くん』にでてくるイヤミとかデカパンとかのキャラクターは、赤塚先生がこういう感じで作ってよって頼んだのを当時のチーフアシスタントだった、『総務部総務課山口六平太』や『プロゴルファー織部金次郎』の高井研一郎先生作ったと言われている。「シェー」のポーズとかも。

画像右下、ピンクのスーツをきたキャラクター・イヤミがとっているのが「シェー」のポーズ
(画像は赤塚不二夫公認サイトより)

天海:
 えー!

おたささ:
 とはいえ、話しながら作っていったとは思うんですけどね。多分、赤塚先生もお酒飲んで「がっはっは!」ってなりながらさ(笑)。「じゃああと描いといて」なんて言ってさ(笑)。

名作『タッチ』との意外な共有点

おたささ:
 ちなみに「週刊少年サンデー」で連載されたあとに、「週刊少年キング」なんかでも連載されていた時代もあって。1970年以降のチーフ作画を担当していたのが、あだち勉先生といって、あだち充先生のお兄さんなんですけど。
 もともと漫画家なんですけど、赤塚さんの元でいろいろやっていたりして。この人は非常に麻雀が強かったり、麻雀の漫画もちょっと出してたり、赤塚先生に麻雀を教えてたくらい強いらしくて。

天海:
 そんなに? すごいですね。

おたささ:
 ある意味で、『タッチ』でいうところのお兄ちゃんがちょっとできない感じで、弟が優等生みたいなのは、この兄弟のあれだったりするのかな? みたいな。

天海:
 あー! モデルになったりするんじゃないか、みたいな。

おたささ:
 という噂もある。あだち勉先生はあだち勉先生で、その兄弟の関係が『おそ松くん』にどう影響したのかな? とか考えながら、『タッチ』と『おそ松くん』をある意味で兄弟作品として比べながら見ると、見え方が変わるんじゃないかなと。

天海:
 すごいところですね。

おたささ:
 あと初代のアニメなんですが、キャスティングをウィキペディアで見ていただければわかると思うんですが、おそ松を加藤みどりさん、そして、ハタ坊を貴家堂子さんが演じていて。どこかで聞いたような組み合わせですよね。

 今日は日曜日なんでね、「さっきこの組み合わせの声聞いてたぞ」みたいな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

天海:
 (笑)。

おたささ:
 はい。もうね。お口にチャック(笑)。

おたささ:
 あとね。二代目はね、おそ松役の井上瑤さん他、林原めぐみさん、松本梨香、松井菜桜子さん。もうすごい面子ですよ。

天海:
 すごい面子ですね。

おたささ:
 そして三代目にしてあの面子だったと。実は六つ子を男性声優で演じるのはあれが初めてで、ドーンといったわけなんですけど。

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