『からかい上手の高木さん』“クリティカル”な名シーン振り返り! 西片くん役・梶裕貴「高木さんが動揺してくれれば嬉しい。西片くん頑張って」
とある中学校で隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片くんが、からかい返そうと日々奮闘する“からかいコメディ”として話題を集めているアニメ『からかい上手の高木さん』。
ニコニコ生放送では「特番「からかい上手の(生)高木さん」が放送され、高木さん役の高橋李依さんと西片役の梶裕貴さんが出演し、第9話~11話の中から二人が選ぶお気に入りシーンを振り返りました。
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中学生のとき、誰もが感じる気持ちを呼び起こしながら演じた西片役
梶:
アニメ化する前から大好きな原作だったので、出演できてめちゃくちゃ嬉しかったんですよ。
高橋:
西片を演じるときに、読んでいたからこそ意識したことってあるんですか。
梶:
当然読んでいたときは読者、一ファンとして、高木さん可愛らしいな、ずるいなって。西片も可愛らしいなって。ちゃんとまっすぐな思いがあって、西片は別にそういう思いに気づいてるわけじゃないですけど、高木さんのそのまっすぐな思いが、すごい可愛らしいなって。
等身大の中学生らしさと、高木さんはそこに大人っぽさが混じっている感じで素敵だなって思っていましたけども、演じることになってからは、役者の脳としてもう一回読み直したりして、技術的にすごい難しい役だなと。
結構、西片のモノローグでお話が展開していくじゃないですか。自分の中で同じモノローグの長セリフの中でも、波を構成してどこで盛り上げるかっていうのもちゃんと考えたりとか。
リアクションが結構豊富なので、全部同じ感じにならないようにとか。事前にこうやったら面白いかなとか考えていくのもあれば、現場で高木さんのお芝居を聞いて、細工というか工夫をしてみたり。だから真面目なときとコミカルなときの差っていうのは、結構意識はしましたかね。
ただ単純に僕自身が西片と、高木さんにからかわれてるときの悔しさとか、でもなんか憎めない感じとかっていうのを、シンクロしてやれているので、変に気持ちの面では考えたり作りすぎず、誰でも中学生のときにああいう気持ちはあったと思うので、それを呼び起こしながらお芝居させていただきました。
高橋:
視聴者のみなさんが『からかい上手の高木さん』を読むときの目線が、「高木さん目線」、「西片目線」、「神の目」っていう。
梶:
なんか急に怖いのが来ましたね(笑)。
高橋:
梶さんは何目線なのかなって気になりまして。
梶:
「保護者目線」。もちろん西片のその気持ちがわからないと演じることはできないので、当然やっているときは西片ですよ。僕が西片の声と気持ちを出しているわけですから。
でも、どういうふうにやろうかなって考えるときとかは、一歩ちょっと離れた部分も当然あって、西片を可愛らしいなって思う気持ちと、僕もいい年なので、高木さんはやっぱり僕らからすると子供なわけですよ。だから高木さんも可愛らしいな、二人のやり取りが可愛らしいなっていう目線で、どうしても一歩引いたところもありますかね。
高橋:
確かに最新刊を読むときとか、アニメになってない話数を読むときは、保護者目線っていうのは確かにすごいわかる。気持ちもすごいわかるし、他人事じゃないけれど他人みたいな。そういう距離感というのが保護者目線っていうのは確かにそう思いました。
梶:
頑張れ西片って思うときと、高木さん可愛らしいねってなる感じがあると思うんですよね。
二人が選ぶお気に入りシーンは「西片くんのクリティカル」
高橋:
ここからはみなさんと一緒に見ていきたいものがございます。9話から11話の中から、みなさんのお気に入りシーンと言いますか、私たちで気に入ったシーンを選んでみたんですよ。そうしたら、このエピソードを二人とも選んでいました。
梶:
そうなっちゃいますよ。
高橋:
みんなのコメントでもう一度楽しみたいなって思いましたので、こちらをご覧いただきたいと思います。
~シーン紹介開始~
高木さん:
よかったの? ゲーム。西片くん:
うん……。
西片くん:
高木さんと帰りたかったし。
高木さん:
……。
西片くん:
(あれ? 俺、今変なこと言わなかったか!?)
高木さん:
……。
西片くん:
あっ……。占いでクリティカルが出るって言ってたから、それでその……きっときょうこそは高木さんに勝てると思って! だから別にそういう意味じゃなくて!
高木さん:
……。
西片くん:
(くっそ~、これじゃクリティカルシュートどころかオウンゴールじゃないか~!)高木さん:
……。
西片くん:
だから今のは聞かなかったことに……。
高木さん:
しょうがないな~。もう一回言ってくれたら、聞かなかったことにしてあげる。
西片くん:
言うわけないだろ~!
高木さん:
……はぁ。クリティカル……怖いな……。
~シーン紹介終わり~
高橋:
良かったですね! これみんなで見れて嬉しいです。
梶:
だって西片は、からかわれっぱなしなんですよ。やり返したわけですから。
高橋:
本人の意思とは全然関係ないところでしたけど。
梶:
でもいいんです。高木さんが動揺してくれれば俺は嬉しいです。今後も西片には頑張ってほしい。
高橋:
突然こういうのも訪れるから、またクリティカルになっちゃったりするんですけれど。アニメの映像になったときに、アフレコでこんなにさらっとしていていいのかな? っていうところが、「クリティカル怖いな」っていうセリフ。
これがこの話数で一番大事だと思っていたのですが、「もう一回言ってくれたら」っていうセリフがすごく目がうるうるしているって仰っていただいて、そこのときなんか心拍数を絵で表していただいて、そこから声は平常心っていうことだったから、これすっごいドキドキするなって。
梶:
アニメならではの表現というかね。
高橋:
私のパートとしてはまっさらの超平常心だったので、またそれが化学反応で面白いなって思っちゃいました。
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