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『X JAPAN』Toshlの想像の斜め上を行くのステージ演出! スマイルマークの風船が会場を埋め尽くす

 昨年のNHK紅白歌合戦で、映画『シン・ゴジラ』とのコラボを見せたX JAPAN。そのヴォーカリストであるToshlのソロコンサート「明けましておめでとうLIVE」の一部が、ニコニコ生放送で独占配信された。


 1月6日~9日の4日間に渡って行われた「明けましておめでとうLIVE」の最終日であるこの日には、ファンからのリクエストによって歌われる楽曲が選ばれることとなっており、97年に発表されたTOSHI時代のソロ曲である『HANA~いのちの芽ばえ~』、同じくソロ曲の『群青の夕暮れ』、『武士JAPAN』、そしてX JAPANの名曲『Alive』や、『Silent Jealousy』などが演奏された。

 特に『Silent Jealousy』は、X JAPANの代表作ともいえる楽曲『紅』に次ぐ人気を誇る曲であり、曲名が発表されるや、会場からは大きな歓声が上がった。
 しかし、演奏の始まる直前、客席にはスマイルマークがプリントされた黄色い風船が配られることとなる。

 会場に集った観客に対して「バルーンを膨らませ、曲に合わせてこれを振って欲しい」と促すToshl。そして、自らもこのファンシーなバルーンに息を吹き込みはじめる。『Silent Jealousy』は孤独と喪失を歌ったメタル色の強い楽曲だ。曲のイメージを考えると、だいぶ思い切ったパフォーマンスでることは間違いないだろう。Toshl自身も、それを自覚するようにこう語っている。

Toshl:
 これ、全然曲とあってないけどね。『Silent Jealousy』って、すごい深い悲しみの歌なんだよ? ねえ、みんなわかってる? 作者(YOSHIKI)の意図が。それを、なんかこの、スマイルマークのバルーンを振るってどういうことなんだよ!? 

……僕にしか出来ないよ、そんなこと! そう言い放つと共に、演奏は開始された。

 かわいらしいバルーンが客席で揺れる中で演奏される『Silent Jealousy』。そのギャップに満ちた光景に、歌っているToshl自身の表情からも笑いが溢れることもあったが、アコースティック調にアレンジされたこの楽曲を見事な高音ヴォーカルで歌い上げる。

 一見すると奇妙な取り合わせとなったこのパフォーマンスだったが、客席、ニコ生視聴者コメント欄共に大きく盛り上がった。LIVE前に宣言された「2017年 初顔合わせ!幸せパワー全開でいくぜ!Toshl」という言葉通り、幸せパワー全開のステージとなった。

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