革新的な“バーチャルYouTuber”を作ろう――シロ、ミライアカリ、輝夜 月、のじゃロリおじさんも審査員として登場! 熱気あふれる技術者たちの「狂気の2日間」を現地で体感してみた
2018年に入り、ますますとどまることを知らないバーチャルユーチューバー(以下、VTuber)ブーム。人間ではなくコンピュータで作り出した2次元のキャラがしゃべり、踊り、歌い、実況するチャンネルが、多くの視聴者の人気を集めて話題となっています。
ニコニコニュースオリジナルでも、何度もこのVTuberブームを取り上げてきました。
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そんな中、2月24~25日に都内で「第1回 VTuberハッカソン」なるイベントが開催されました。VTuber作成に必要なありとあらゆる機器が用意された部屋に2日間缶詰になり、チームごとにアイデアを出し合って「革新的なVTuberを作ろう」というこの試み。
会場内はいったいどんな雰囲気で、どんなVTuberができ上がったのでしょうか。熱気あふれる「第1回VTuberハッカソン」の様子をレポートします!
文・写真/透明ランナー
「第1回VTuberハッカソン」とは?
会場に入るといきなり目の前に現れて参加者を出迎えるレッドブルタワー。徹夜ハッカソンには必須アイテムですね。
まずは今回のハッカソンの基本的なルールを説明します。今回のテーマは、「2日間でバーチャルキャラクターを作り、1分30秒~3分の番組構成を考え、動きや声を入れた動画をYouTubeに投稿し、その成果を発表する」というもの。当日は35人の猛者たちが会場に集まりました。
審査員を務めるのは、VR界では知らない人のいない「VRエバンジェリスト」のGOROman氏(@GOROman)【※】、ブログ記事『キミは「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」を知っているか!?』でVTuberブームに火をつけたにゃるら氏(@nyalra)、「サマーレッスン」の生みの親・玉置絢氏の豪華3名。
さらにバーチャル審査員として、人気VTuberの電脳少女YouTuberシロ、ミライアカリ、輝夜 月、ねこますの4人も後日オンラインで作品を見るとのことです。よくここまで豪華メンバーが集まりましたね……。
※GOROman
初音ミクとVRの中で会える「Mikulus」を開発者としても知られるエンジニアで、日本におけるVRの先駆者の一人。上記の動画は2013年にGOROman氏によって投稿された、日本で最初のOculus Rift対応アプリケーションの紹介動画。
全13チームが誕生!
参加者には事前にチームを組んできた人もいれば、一人でやると覚悟を決めてきた人もいます。
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そして当日その場でチームを結成する人たちもいます。彼らはまず「アイデアソン」を行います。VTuberに関するアイデアを書き出して、フィーリングが合いそうな人たちでチームを結成するものです。
【アイデアソンのルール】
・1分間で指定されたお題に関するキーワードを10個書き出す
・それを3回繰り返す
・思いついたワードを他の人に披露する
・いけそうなイメージを共有した人たちでチームを組む
アイデアソンの結果、「チームKAKUNI」などいくつかの即席チームが誕生しました。その結果、全部で13のチームが結成。初対面の彼らは2日という短い期間でどのようなものを作り上げるのでしょうか?