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【ザ・新興宗教】“セクシーすぎるヨガ教室”から“首都圏壊滅大予言”まで。宗教団体「ザイン」の成り立ちと活動内容を解説してみた

サタン七人衆爆誕

ニポポ氏:
 そこでちょっと方向性が変わってくるのが、「ザイン」なんですけれども、ここまでね、まあ、いわゆる「自分が教祖である」ということでずっと来たんですけれども、ここからね、ちょっと方向性が変わるんですね。

 じゃあ次の資料をお願いします。

「サタン七人衆」のキメ写真

ニポポ氏:
 はい分かりますかねーはい。そう、何の方向性を変えたかと言うとですね。自分たちはサタンであるということで、神っていうところを、もう悪魔だということに変えていったんですね。ちなみにこの写真とかも売り物です(笑)。画面の左下の文字のところ、「サタン7人衆」(笑)。

 この辺から、悪魔崇拝と、あとお金儲け(笑)。中二的な発想? を、多分に取り入れていくんですよ。なのでここからお金儲けに走り始めるんですけれども、お金儲けをしようっていう時に、1番目に売るのが楽チンで儲かるものと、2番目に売って楽チンなもの。これをちょっと考えていこうか。

 はい。まあ信心をちょっと利用して……おお? 早(笑)!

ニポポ氏:
 そう、1番目何かって言うと1番目は水です。水って要は信心の塊で、あらゆるものに変えることができるわけですね。
 パワーが込められているであったり、願いが叶うであったり、悪魔が避けられるであったりね。いろんなことに水っていうのは使えるんですけれども、これに更にもうちょっと物質化したもの、そしてご利益がありそうで身につけていたいものを組み合わせると何になるかって言うと(笑)。

 そしてもう出ているんだけど、2番目は石なんだよね。石を売ろうということになってくる。今はもうなくなっちゃったんだけども、渋谷にアンテナショップを設けて。僕も行っているんだけどさ、ドンキがあるじゃん? あれのちょっと道路挟んだ向かいぐらいのちっちゃいビルに入ってたんだけども、そこに「ザイン」のアンテナショップがあって。石とか、そういったものを売っているんだけど、これがなかなかどうして精巧に出来ているんだよ。

アンテナショップの中では…

ニポポ氏:
 どんなものを売っているのかっていうと、「嫌いなアイツを呪い殺す」であったり、「好きな相手をメロメロにさせてしまう」とか、「魅力をアップするもの」とか。それにも中二的な名前がついているのよ。双極性軍帥なんちゃら石とか(笑)。すごい強そうな名前がついているの。

 で、あとその強そうな名前とね、まあちょっと悪魔っぽいからヘビメタ要素と、ちょっとナチスドイツ要素が含まれていって。更にね、この後ですね、方向性がもうちょっと変わるんだけど、この後はアニメ。アニメとかちょっと中二的な発想を持っている人たちって、石との親和性が高いってことに目をつけられちゃいまして。

ニポポ氏:
 例えばだけど、ちょっと名前を変えたんだけど、「ルパン三世のなんちゃらに出てきたあのなんとかの石です」とか。あとはジブリのさ飛行石とかも普通に売っていて、あれ多分怒られるだろうね(笑)。そうそうカリオストロのね、伯爵の石とか普通に売っているのよ。でも、まあほんと綺麗に作っているんだよ。その代わりめっちゃ高い。

 面白いのが、さっきのサタン七人衆いたじゃん。彼らがVHSとかを店舗に置いていて、それがまた意外と面白いんだけど、どんな内容かって言うと、本当かどうかとかは別にして、例えば「自分の魅力がとんでもなく高まって異性からバンバンとアプローチされます」って石があるとするじゃん? 「その石を使ったらこんだけの効果がありました、もう大変です」っていう体験、そうそう、購入者が「こんなにすごかったです」って言って寄せてくれた手紙を七人衆が読むっていう動画とかがあるわけよ(笑)。

 それをほほえましく見ていたりするのは楽しいんですけれども。で、その石とかを売っているかたわら、何があったかって言うと……ここからがいわゆる「ザイン」がセックス教団って言われている所以につながっていくんですけれども。

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ニポポ氏:
 買い物するじゃん。店舗に並んでいるのはもう10万だ7万だとか、15万です30万ですとかさ、「うわ、これ買えねえな」とか思うじゃん、さすがに。ふざけ半分でも、ちょっと出しづらい額じゃん? だからパンフレットとかを「ちょっといただいていいですか」なんて言って帰るんだけどさ。そのパンフレットの中に、ヨガ教室があるわけよ。この奥で定期的にヨガ教室を開いていますなんつってやるんだけども。
 そのヨガ教室がそういった女性で、やっぱりきれい。悪魔七人衆の中の女性だって意外とあれじゃん、きれいじゃん。こんな人たちにちょっと「サタン来ない?」なんて言われたらさ、2回ぐらい行ってみようかなとか思うじゃん(笑)。

 でね、このヨガ教室に行くと、女性インストラクターとして、またかわいい人が出てくるじゃないですか。出てきてさらにですよ、そのヨガ教室が全裸なんですよ。全裸ヨガなんですよ。で、普通に三角のポーズとかいろいろやるじゃん。

三角のポーズ
(画像はいらすとやより)

ニポポ氏:
 いろいろやるんだけれども、その中で織り込まれていくんですよ。「はい、じゃあ次は女性器を広げるポーズ」とかね。そういうのを入れ込んでいくんですよ。え? て、なるじゃん、男性。その噂がやっぱり広まっていって広まっていって、「うん、俺行くわ」みたいなね。なっちゃうでしょ(笑)?

ニポポ氏:
 それで、そこからさ。なんでそんな女性器を広げるポーズみたいなことをやるようになったかっていうと……この「ザイン」の教えの方向性がジュジュ―っと変わってきたっていうのは今までお伝えした通りですけれども、この中で、女性に対して性欲、性をオープンにしていくことで、あなたの魅力は上がるんだと
 あなたの魅力が上がったらそれは自信につながって、異性を引き付けるものになって、願いがどんどん成就していくんだ、っていう方にシフトしていきまして。それが性の儀式って言われるようになっていってね。

 だからさ、ドンドン性欲をオープンにしていけって言って、“自発的”っていうことにしてストリップをさせたり、というようなことがあったり。まあそうだね、「性をオープンにするのは否定しませんよ」って僕もそうだと思う。なんだけれども、「もともと日本滅ぼそうとしていた」みたいなね(笑)。まあそういった思想もあるかもしれませんけれども。

 そんな感じで彼らがセックス教団みたいなことを言われるようになったんですけれども、実際にセックス、性行為ってものを売りにしていたかと言うと、実はそうでもないんだよっていうね。だから実際に「ザイン」に行っていい思いさせてもらったよ、みたいなお話ってあんまり聞かないと思うんですけれどもね。

ニポポ氏:
 まあ、みなさんいかがでしょうか。えっと「ザイン」の資料はこの辺までなんですけれども。

 最近は結構やっぱりね、いわゆる悪魔の方向性から抜けてなくて。ナチスドイツだよね。露観先生、ナチスドイツがお好きなようで。いかにすばらしかったかとか、あとはユダヤのみなさんが、いかに歴史であったりを曲げて捏造してきたかとかね。そういった教えにちょっとシフトしてて。いわゆるセミナーだね。ああいうのを定期的に開催してらっしゃるのかなっていうような印象ですね。

 でもまあ信奉者の人は熱いですね。本当に未だにいらっしゃいますし。そうそうそう、「だから第四帝國なのか」ってそうなんですね。鋭いね(笑)。そう、“第三帝国”を超えるぞ、とかね。

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