映画『Mad Max』ファンが創作した“核戦争後の改造車&美女のコスチューム”がヒャッハーすぎたので、色々と話を聞いてみた
「ヒューマンガスが乗っていた車でカリフォルニアから走ってやってきた」
町山:
これってヒューマンガスが乗っていた車じゃない!? これってホントに走るのかな?
町山:
でも、エンジンが生きてそうだなぁ。フォードのV8エンジンだね。後ろにあるのはダブルエンジンだけど、こっちは死んでるっぽいね。こっちには、バイクがあるよ!
町山:
Kawasakiのバイクですね。ターボチャージがついてる。
所有者:
そのチャージは作りものだよ(笑)。
町山:
ヒューマンガスカーもあなたが作ったの?
所有者:
そうだよ。でも、二つあるエンジンのうち、一つのフェイクさ。
町山:
ヒューマンガスカーは公道も走れるの?
所有者:
もちろん。今日のためにカリフォルニアから走ってきたからね。
町山:
ゲェッ! あなたはカービルダーなんですか?
所有者:
車も作るけど、コスチュームを作っているよ。元々はオーストラリアの出身でさ。
町山:
マッドマックスの聖地だね!
所有者:
イエス! 『マッドマックス2』のロケ地の近くに住んでいるんだよ。16歳のときに初めてマッドマックスを見て、親父がフォードファルコンに乗っていたからむちゃくちゃ興奮したんだよ。いてもたってもいられなくて、その車でぶっ飛ばしたんだ! 死ぬかけたけどさ(笑)。
町山:
あははははは! その気持ち、すごい分かる!
町山:
そのブラ、カッコイイね!(笑)
鋸ブラ女性:
サンキュー! いいでしょ?
町山:
チクチクしないんですか?
鋸ブラ女性:
しないわ、とても快適よ(笑)。
町山:
フロントにある頭蓋骨はウォーボーイズのものなんだって(笑)。 あ! しかも、その中にベイビーがいる!
『Wasteland Weekend』は同じ趣味を持つ者同士が交友を広げる場でもある
町山:
あなたたちはどこから来たの?
三人:
サンディエゴよ。
町山:
その和風の傘、いいね!
三人:
ありがとう! 初めて参加して、この車の所有者と仲良くなって乗せてもらっているの。
町山:
たしかに話を聞いていると、共通の趣味があるからすぐに打ち解けることができるんだよね。『Wasteland Weekend』は同じ趣味を持つ者同士が交友を作り、広げる場にもなっているわけですね~。
町山:
これ見て! 本物の道路標識を捻じ曲げて、車の装甲にしちゃってるよ!(笑)
町山:
これは『怒りのデスロード』に登場したメルセデスベンツをトラックにドッキングさせた車ですね。スーパーチャージャーもあって、再現度がすごいよねぇ。
町山:
その骨は何の動物の骨なの?
骨の女性:
私のボーイフレンドの骨よ! 小さいのは母親の骨よ(笑)。
町山:
ハハハハハ!
町山:
Hi! 我々はニコニコ動画というメディアで取材に来たんですけど……。
女性:
アイ ノウ ニコニコ! (日本語で)モチロン、モチロン!
町山:
日本語が分かるんだ!? 何をしてらっしゃんるんですか?
女性:
英語の先生よ。
町山:
『マッドマックス』が好きなの?
女性:
オフコース。日本のアニメの『AKIRA』も大好きよ(笑)。
町山:
ウェイストランドには一人で参加しているの?
女性:
父と一緒に参加しているの。オトウサン ト イッショ。
町山:
お、お父さんと来てるの?
町山:
お父さんが連れてきてくれたんだ!? いいお父さんですね!
女性:
そうなの、うふふふふ、ありがとう!
町山:
僕にも娘がいるけど、まったくこういったことには興味がないから、親孝行な娘さんだなぁ~。OK、サンキューソーマッチ!
“バービー人形を吊し上げる”コスチュームコンテスト優勝者の異次元の体貌!
町山:
ちょっとコレ……全部バービー人形ですか!?
女性:
スカートだけでバービー30体よ。2014年の『Wasteland Weekend』のコスチューム大会で、この衣装で優勝したのよ(笑)。
町山:
納得!(笑)
町山:
この世界では、けものフレンズならぬ、けだものフレンズですねぇ~。
町山:
バイクの音もスゴイね! 銃の部分を外せば、走れるそうです(笑)。
町山:
動いているとすさまじい迫力がありますよ!
町山:
狂ったデザインだけど、すごいクラシックだなぁ。
町山:
銃のところに「SHHHH」って書いてありますね。「シー(静かにして)」という意味で、スナイパーらしいですね(笑)。
所有者:
良かったらバスの中を見せてあげるけどどう?
町山:
ホントに!? ぜひぜひ見せてください!
町山:
広いですね~。バスの上にも立てるみたいですよ。
町山:
景色が最高ですね~!
夜の帳が落ちるにつれて、妖しさも増していく……
町山:
ちなみに、夜の帳が落ちるにつれて怪しいちょっとエッチなショーなどもあるので、1日中、参加者を飽きさせない工夫も徹底されていますね!
町山:
そして! もちろんサンダードームにも女性がいて、彩りを豊かにしていますね~。
改造車とその参加者を見ているだけも、全然、飽きないのでぜひ興味を抱いた方は、来年以降『Wasteland Weekend』に参加してみてください。ホント、日本のどこかの旅行代理店はツアーを組むべきだよなぁ(笑)。