ジオン軍が勝っても待っているのは「長い内乱の時代」元祖オタキングがその後のシナリオを予想!
『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国が有する軍隊「ジオン軍」。作中では連邦軍にいつも負けているジオン軍ですが、仮に勝つ事が出来た場合その後の世界は一体どうなるのか……。
元祖オタキングこと岡田斗司夫氏が自身の生放送番組『岡田斗司夫ゼミ12月11日号』にて「おそらく長い内乱の時代に入ってしまうと思うんだ」「アメリカの気持ちがわからなかったイギリスと状態が似ている」と持論を力説した。
“アンチ・ザビ家”同士でも対立がおこり内乱の時代へ突入
機動戦士ガンダムの世界でジオンが勝っちゃったらどうなっていただろうか。あんまりそれを考えた人はいないんだけども、ジオンが勝っていたらどうなるのかというと、ジオンは地球連邦を征服してザビ家による人類支配というものを考える。
ところが人類支配というのが上手くいくかというと、そうはいかない。多分その瞬間になったらザビ家とアンチ・ザビ家に分かれて、アンチ・ザビ家同士もすごく対立して、おそらく長い内乱の時代に入ってしまうと思うんだ。
ザビ家って、いってしまえばドズルも死んじゃったし最後の方で勝てたとしても、キシリアとギレンと……あとはじいさんしかいないわけじゃん。
じいさんも死んじゃったけどさ(笑)。それぐらいしかいないから内乱なんて起きるだけ起こるし、元々あの兄弟仲が悪いし。
独立を望むアメリカとそれに気づかないイギリス
おまけにギレンもドズルもキシリアも、つまり軍人のイケイケのあの3人とも誰も地球に降りて行かなかったじゃん。つまりどういうことかと言うと、独立を望むアメリカの気持ちがわからなかったイギリスっていうのに状態としては似ている。そういう未来が待っていたんじゃないのかな。
地球連邦から独立を望んでいたジオンはそのまま地球連邦の征服・全人類の征服を望むんだろうけども。その瞬間から逆にそれまで地球連邦がジオンの気持ちをわからなかったのと同じように、地球に降りていかなかったザビ家の人達っていうのは、結局地球の気持ちが今度はわからずに内乱を防ぐことができないっていう、無限の内乱時代に入っていくんじゃないかなというふうに考えてみました。
関連動画