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「音楽を作ることは、サービス業である」オーイシマサヨシが「より深いお客さんへのサービス」のために変えたこととは?

月給制を止めて、より深くお客さんへのサービスについて考えるようになった

オーイシ:
 もう一個、凄く根本的に変わったことがあって、

──なんでしょう?

オーイシ:
 給料のスタイルなんです。例えば、月に幾らという月給制だった時代と、あともう完全歩合制、働いたら働いた分入ってくるよっていう時代で、今は歩合ですね。月給の時代は、やっぱりちょっと胡坐をかいてた時があったんですよね。

──頑張らなくても、みたいな感じですか。

オーイシ:
 そうです。どれだけ働いても入ってくる額で変わるのは売り上げの枚数による印税しかなくて、どれだけライブしようが、営業しようが、どれだけ自分がエンタメとして楽しいことをしようとしても結局変わらない。でも、その代わりに毎月の給料が担保されていました。

 そのスタイルを止めて歩合制になってから、サービスについてより深く考えるようになったんですね。要はお客さんに認められないと食えないという状況。常に崖を背負って、背水の陣で、ずっと音楽活動をしているっていうのは、やっぱりあるんですよね。

──歩合は、ご自身で決められたんですか?

オーイシ:
 そうです。あと事務所と雇用の関係を対等にしたい。むしろこちらが上に立ちたいって思ったのが、きっかけでしたね。要はハリウッドとか、アメリカのプロダクションはエージェント契約ですよね。タレントさんが1番上に立って、タレントさんが必要だからマネージメント会社に依頼をする。こちらがクライアントになっているその構図を自分でも作りたかったんです。

 自営業主として今の事務所さんと一緒に意見を出し合って「オーイシマサヨシ」ブランド立ち上げていってる。常にお客さんに喜んでもらうにはどうしたら良いかを、ステージも、あとレコーディングも、提供作品も含めて考えているという感じですね。

現在愛用のギター。「もうだいぶ手になじんでいますよ」

弾き語りのきっかけは、バジェット問題!?

──そのサービス精神は、今の演奏スタイルにもつながっているのではないかと思います。たとえばエレキギターからアコースティックの弾き語りにされたのは、ファンとのコミュニケーションを考えての移行なんでしょうか?

オーイシ:
 弾き語りに移行したのはソロミュージシャンになってからで2007、8年ですかね。営業であちこち回ることが多くなって、バンドを従えていろんなライブに出ることがバジェット的に難しくなってきた時期があったんですよ。それで仕方なく弾き語りになっていったんですけど……。

──戦略ではなく、仕方なく?

オーイシ:
 はい、仕方なく。弾き語りならフットワーク軽く色んな所を回れるのでそういうスタイルになっていったんですけど、やっぱりどこかお客さんが残念そうな顔をするんです。今まではバンドで、ドラムやベースを従えていたから。

──さっぱりしてるな、と思われてしまう?

オーイシ:
 そうそう。「あー弾き語りか、ま、弾き語りの良さもあるからのんびり聞いていこうかな」って見てるユーザーさんとかファンの方がたくさんいらっしゃって。それを見て、〝サービスしきれてない自分〟に気付いたんです。お客さんを満足させることが出来ていないなと。

 だから、そうじゃないよと。もっと新しいものを見せなきゃいけないし、「アコースティックギター一本でどれくらいエンタメができるかってのを、僕が見せてあげるよ!」っていうので練習し始めたのが、今の弾き語りスタイルに直結していった感じですね。なので、結構新しいんです。

大石昌良「ファイヤー!」Music Clipより

ギターの先生はYouTubeです

オーイシ:
 しかも、先生と言えばYouTubeですからね。YouTubeで、アコースティックギターの弾き方とか、スラム奏法スラップ奏法とか、丁寧に教えてくれている人がいらっしゃるんです。その方を見て、「なるほど!こういうふうに弾けば、アッと驚かすことができるんだ!」とか、あとシンガーソングライター界隈で情報交換したり、対バンするにあたって「今、口でラッパしてたの、こいつすげーな。ちょっとマネしてみようかな」とか、そういうのをいろいろと仕入れていって……。

──いろんな技術を貪欲に吸収されていて。バンド・サウンドをギター一本で再現しようという意図もあるのでしょうか。

オーイシ:
 そうですね。もともとスリーピースバンドをやっていて、ドラムがあって、ベースがあって、旋律楽器のギターがあって、そこに歌がのるっていうスタイルでやってたんですけど、アコースティックギターでドラムの音、パーカッションの音を出したらこんな感じになると。要はホールとかを叩くとカホン【※】みたいな音が鳴るって、最近だと結構それがメジャーになってきましたけど、当時はまだあんまり知られてなかったので、ベースラインとかもしっかりと弾いて。で、旋律楽器も弾くっていう、「アコースティックギターの中で、ドラムもベースもギターも全部やっちゃいますよ」と、その中で歌をのせる、という感じでやり始めたのがきっかけですね。

※カホン
ストリートミュージシャンなどがよく使用しているペルー発祥の箱型の打楽器。

意外にも、超パーティーには初参戦!

──オーイシさん、このたびニコニコ超パーティーに初参加なさいますね。最後に超パへの意気込みをお願いします。

オーイシ:
 僕、それこそ黎明期からずっとニコ動を見ていたので、超パも当日の様子を見たりして、「みんな楽しそうだな、僕も行きたいな」って毎年思っていました。ホントにもう、ありがたい限りですね。なんせ会場もデカイですし、ドキドキしています(笑)まさか出演できるとは思っていなかったのですごく嬉しいし、楽しみにしています!!

オーイシマサヨシさんのニコニコ生放送番組が絶賛レギュラー放送中!
番組名:オーイシ✕加藤の「ニコ生☆音楽王」
MC:オーイシマサヨシ/加藤純一(うんこちゃん)
毎週水曜19:00〜20:00 池袋ニコニコ本社「ニコぶくろスタジオ」より公開生放送


歌ってみた・踊ってみた・ボカロなど、ニコニコのライブイベントが詰まった「ニコニコ超パーティー」、2017年11月3日(金・祝)に開催されます。今回、念願の初出演となるオーイシマサヨシさん。その進化し続けるギターと歌声による変幻自在なパフォーマンスを是非、体感していただきたい!

▼チケット購入はこちら
http://choparty.jp/ticket/

ニコニコ超パーティー公式サイトはこちら
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