TVアニメ『はじめてのギャル』でパンツマイスターを務めた山内則康氏とパンツ談義をさせていただいた
2017年7月から放送された夏アニメ『はじめてのギャル』(月刊少年エースにて連載中)のオープニングクレジットにて現れた“パンツマイスター”という役職。
「この役職はいったい何なんだ!?」と、多くの視聴者に困惑を与えたことはまだ記憶に新しい。
※赤線はニコニコニュース オリジナル編集部によるもの。
とりあえず、パンツに関連する凄い人、というのは字面で伝わってくるが、一切の前例がない “パンツマイスター” という役職。一体どういう仕事なのか、気になる……。
ということで、今回ニコニコニュースオリジナル編集部は、パンツマイスターご本人である山内則康氏に電話インタビューを敢行した。
パンツマイスターが『はじめてのギャル』で果たした役割、はたまた、パンツマイスター山内則康氏自身のパンツのこだわりや好みなど、パンツの根元まで語っていただいた模様をお届けする。
パンツマイスターはこれまで何枚のパンツを描いてきたのか?
──パンツマイスターである山内さんは、今まで一体何枚くらいのパンツを今まで描いてきたのでしょうか?
山内:
そうですね、1万はいかないでしょうけど、千は超えていると思いますよ。数だけで言えば。間違いなく千は超えていますね。
──パンツは1枚どのくらいのスピードで描けるものなんですか?
山内:
パンツだけなら、数分から数十分だと思います。そんなに描けないですよ。なので、シンプルなのが好きなんです。たくさん描けますからね。シンプル・イズ・ベスト。
──シンプルなものがお好きなんですね。
山内:
その方が魅力を感じます。単純な方が、エロい感じがします。あまりシワとかあると、かえってダメなんですよ。なんかつまんないというか。
パンツマイスターとしての実際のお仕事
──『はじめてのギャル』では、パンツマイスターとしてどのようなお仕事をされたのでしょうか?
山内:
キャラクター以外の小物設定の一部の、パンツの設定を描いてほしいという依頼でした。パンツの種類ごとに、おとなしめなやつとか派手めなやつとか、3種類ぐらいのパンツ設定を描きました。
──3種類のパンツは具体的にはどんな感じで依頼が来たのでしょうか?
山内:
普通の、派手め、小さいやつ、といった感じでした。
アニメはじギャル放送直前スペシャル。パンツマイスター、作品内で多岐に渡るマイスターの御業その匠の極一部がこれだ!!! #はじギャル pic.twitter.com/JggDnQsnGE
— 古川博之@はじギャル監督 (@689yuri) 2017年7月11日
──実際どのくらいお時間はかかりました?
山内:
なんだかんだ言って1週間くらいはかかりました。
──これらのパンツを描く際にこだわった部分とかありますか?
山内:
パンツだけではなく、脚や身体の腰から下も描くかたちの依頼で、食い込み具合とか肉感などのオーダーがありましたので、それらを加味しつつ描きました、というようなところがこだわりと言えばこだわりでしょうか。というか普通やりますよね?
──大事なところですよね。ご自身では、3種類の中ではどれが一番好みだったかとかはあったりしますか。
山内:
やっぱり、一番普通のやつですね(笑)。
──監督さんからのリテイクはありましたか?
山内:
ありませんでした。
──じゃあ、もう1発OKと。
山内:
はい。
──オーソドックスな白のパンツが好みだったりするんでしょうか?
山内:
いかにもみたいな。まさに昔のマンガに出てくるようなあまり飾りのないやつ。
──激しい食い込みでエロティックさを表現する手法もあると思うのですが、そういうのもあまり?
山内:
実は、あまり好きではないんです。
──ではパンモロよりパンチラのほうが好みだったりするんでしょうか?
山内:
実はスカートとの絡みにはあまり興味がないんです。だって、見えたり見えなかったりすると面倒くさいじゃないですか。
──チラリズムというのは、そこまでご自身の中では重要視されてはいないんですね。
山内:
そうですね。もう見えっぱなしでOKです。
山内氏が思う「描くのが難しいパンツ」
────今までパンツを描くときに、一番難しいなと感じたオーダーってご記憶にあったりしますか。
山内:
そうですね、脱いだり履いたりするシーンは難しいと思います。
──脱いだり履いたり、何回も。
山内:
脱いだり履いたりする、うん。あれはめんどくさいですよね。たまにあるじゃないですか?
──それは技術的にというより、作業度合い的に多くなってしまうからということでしょうか?
山内:
両方共です。技術的にもそんなに簡単ではないです。作業的にも当然多くなります。立体的に形も変わりますしね。
他のアニメとかを見ていて、アクションやダンスシーンで、パンツが見えたり見えなかったりすると、「ああ、これは大変だろうな」とか、思ったりもします。
──確かにそうですね。
山内:
それだったら、ずっと見えっぱなしか、ずっと見えないかの方が楽だと思います。