世界最大のジオラマ博物館「ミニチュアワンダーランド」へ行ってきた! 精密に作られた風景を鉄道模型が走り回るさまはいつまでも見ていられる素晴らしさ
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【ヨーロッパ鉄道旅】夜行列車乗り比べ紀行#22【ソフトウェアトーク海外旅行】』というおひやさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ヨーロッパ鉄道旅「その22」 14日目 ハンブルクに着いて向かう先は世界最大のジオラマワールド「ミニチュアワンダーランド」 総面積1610平方メートル、11のエリアからなる広大なミニチュア世界を探検します!
夜行列車に乗りながらヨーロッパを旅している投稿者のおひやさんが、ドイツのハンブルクへ来ました。目指すは世界最大のジオラマテーマパーク「ミニチュアワンダーランド」です。
中に入ったらまずチェックしたいのは世界各国の来訪者数の一覧。おひやさんが訪れた時点の日本からの来訪者は44573人でした。チケットの購入時に国名を聞かれるので、それによりカウントしていると思われます。
ジオラマのフロアに入りまず目にしたのは雪景色。こちらは北欧、スカンジナビアエリア。北欧ということで雪なのですね。
奥にはバイキング船らしい船の姿も見えました。
雪のエリアから振り返ると、北海周辺の景色になっています。やはり寒い場所らしく高いところは雪が積もっていますね。こちらのジオラマはかなり大きく、ずっと遠くまで景色が広がっていました。
こちらにも船があり本物の水の上を進んでいます。
スカンジナビアエリアから繋がるのが、デンマークからドイツ北部にかけてのエリアです。ジオラマでもその景色の繋がりがしっかり表現されているそう。
続いてはここハンブルクのエリア。ミニチュアワンダーランドがある地域だけに作り込みも力が入っているのか、動物園やケールブランド橋など周辺のランドマークが沢山再現されています。
線路が沢山集まっているハンブルク中央駅へ来たところで、辺りが暗くなってきました。
館内は1日のサイクルが設定されていて、夜の景色も作り込まれています。文字が浮かび上がるビルなど、細かい演出を探すのも楽しいです。
ハンブルクということで、ここミニチュアワンダーランドも発見! 中をのぞいてみると、ミニチュアの中にミニチュアが再現されているという芸の細かさに驚くおひやさん。
ここでいったん休憩。館内のレストランでパスタとサラダをいただきます。具材を伝えて熱々をいただけるのですが、やり取りが苦手な場合はメニューから注文するだけや取るだけのものもあるそうです。
ふたたびジオラマへ。ハンブルクの向かいのアメリカエリアを見ていきます。ここはフロリダの海岸線やラスベガスといったアメリカを代表する景色が詰め込まれていました。スペースシャトルが発射したりも。
ドイツに戻りました。ドイツ中央部を再現したエリアのようで、街があったりお城があったりとバラエティーに富んだ景色が広がっています。ここも大きなエリアとのこと。
コントロールセンターを横目に進んでたどり着いたのはクヌッフィンゲンと呼ばれるオリジナルのエリア。どこというモデルはありませんが、チェコにまたがるハルツ山地とオーストリアとのアルプス山脈の間にある街をイメージしているのだとか。ただ、エリア間にまたがる線路の工事中のためここを走っている列車は少なかったとのこと。
本来はこの通路をまたぐ橋で隣のエリアの線路と列車が行き来するそうです。
次にやって来たのは、オーストリア連邦鉄道が大好きなおひやさんお待ちかねのオーストリアエリア。雪をかぶった険しいアルプス山脈がダイナミックに再現されています。
残念ながらここは大規模リニューアル作業中で、一部の線路が剥がされ走行している列車がかなり少なかったとのこと。オーストリアは最古のエリアの1つで、「中部ドイツ」「オーストリア」架空の都市「クヌッフィンゲン」の3つのエリアからミニチュアワンダーランドはスタートしました。
続いておひやさんがやって来たのは、ミニチュアワンダーランドの中でも特に人気のクヌッフィンゲン空港。駐車場には沢山の車が停まっています。
人気の理由は飛行機の離発着が見られること。動きも細かく、滑走路での待機時間も再現されているとか。
ベルーガXLが飛び立ちました。離陸の際はエンジン音が大きく鳴り響くこだわりようが素晴らしいです。旅客機以外の特殊な貨物機もあるのが面白いですね。
空港の隣にあるのがバイエルンエリア。有名なノイシュバンシュタイン城が建っています。
さらに空港の向かい側にあるのが巨大なスイスエリア。こちらは険しく高い山を表現するため、2フロアを使った吹き抜けになっています。
吹き抜けの横には階段があり、観光列車が険しい山越え区間を走る様子を見ることができました。
なんとトンネル区間もあります。
下から見上げるとこんな感じです。
鉄道好きのおひやさんとしては、スイスエリアの3線軌条の再現が良かったとのこと。
イタリアエリアは険しい山から始まり、巨大なターミナル駅があったり、水路の張り巡らされたベネチアが再現されていたり、サンマルコ広場の寺院と鐘楼が建っていたりと景色がどんどん変わっていきます。
一通り回ったおひやさんは隣の建物へ。なんと運河を連絡橋で渡った先にはブラジルなど南米の景色が広がっていました。この連絡橋のサイド部分にもジオラマがあり、海を渡っていることを表わしているのだとか。途中、少しだけ東南アジアの景色があったりもします。
すでに鉄道模型として世界最大でありながら、現在も拡張中のミニチュアワンダーランド。ミニチュアが好き、ジオラマが好き、鉄道が好き、ミニチュアワンダーランドをもっと見たいという方は、ぜひ動画をご覧ください。動画には取り上げた以外のエリアも登場しますし、鉄道模型が走る様子は楽しいです。おひやさんによる走行中の列車の解説もあります。
視聴者のコメント
・すげえ広さw
・これはワクワクしちゃう
・飛んだー!!
・リアルすぎる…すご
・これは魅入っちゃう!!
・どのエリアもよく作りこまれてて面白かった
・ずっと見てられる
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【ヨーロッパ鉄道旅】夜行列車乗り比べ紀行#22【ソフトウェアトーク海外旅行】』
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