ボカロP・さまぐら×歌い手・もじぞぅによるユニット、yumegui──5年越しに1st E.P「螺旋状の記憶」が各種ストリーミングで配信開始!
2015年より現在に至るまで、生活環境の変化を経ながらも自身のペースで投稿活動を続けるボカロP・さまぐら。
2017年より歌い手活動を続け、柔らかさとわずかな擦れを帯びた歌声が大きな魅力でもある歌い手・もじぞぅ。
2019年に楽曲「スーパーノヴァ」をきっかけとして、二人が共にタッグを組み活動を始めたユニット・yumegui。
そんな彼らのユニット名義初音源として、同年に制作・頒布された1st E.P「螺旋状の記憶」が、約5年の時を経て今回2024年7月12日に各種ストリーミングサービスにて配信開始となっている。
文/曽我美なつめ
昨年初の配信作としてリリースされたシングル「向日葵の唄」に続き、ユニットとしては2作目の配信となる本E.P.。
作品はこれまでも、さまぐらのboothで音源ダウンロード販売自体は行われていた。しかし今回のサブスク配信で、より大勢のリスナーの元へ楽曲を気軽に届けられるようになったと言えるだろう。
収録楽曲は全6曲。ラインナップには彼ら二人の音楽性が融合した、ユニット・yumeguiとしての魅力を存分に堪能できる楽曲が揃う。
繊細で包み込むような優しさと温かさを持つリリックを、ダイナミックかつ透明感のある歌唱で紡ぐように歌い上げる彼らの代表曲「スーパーノヴァ」。
ゆったりとしたテンポ感も心地よいアルバムタイトル曲「螺旋状の記憶」。
疾走感あるオルタナテイストなロックチューンの光る「unreplica」では、上記2曲とはまた少し異なったユニットの印象を垣間見ることもできる。
ボカロ版とのボーカルの聴き比べを楽しむのもまた一興だ。
そして同様にボカロ版も公開されている「カノープスが落ちた夜」「ヘイトクライム」。
この2曲についてはyumeguiのユニット版として曲自体にアレンジも加えられており、その差異も彼らの曲を楽しめる要素のひとつともなる。
また「スピニング」も本E.P.頒布後にYouTubeで楽曲が投稿されているが、音源には動画とややアレンジの異なるバージョンが収録されている。
そちらもぜひチェックしておきたい。
yumeguiとしての最新リリースは昨年のシングルとなるが、もじぞぅは直近でも7月にさまぐら「バックアゲイン」歌唱動画を投稿しており、クリエイター同士の交流を深める投稿イベント「VocaDuo2024」にも歌い手として参加。
またさまぐらも、先述のボカロ曲「バックアゲイン」をリード曲とする3rdアルバム「BACK AGAIN」のリリースや、現在も様々な楽曲を鋭意制作中の様子だ。
結成から5年を迎えてなお、まだまだそれぞれにクリエイターとして着実な歩みを続ける二人。
楽曲投稿や配信リリースなど。ユニット・yumeguiとしての今後の活動にも、引き続き期待を寄せていきたい。
■ 楽曲配信情報
1st E.P.『螺旋状の記憶』
M1 スーパーノヴァ
M2 unreplica
M3 スピニング(E.P.edit)
M4 螺旋状の記憶
M5 ヘイトクライム(E.P.edit)
M6 カノープスが落ちた夜(E.P.edit)
■ infomation
「The VOCALOID Collection」 公式サイト
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