『Minecraft』2014年から10年続いた大規模整地動画がついに完結!ツルハシ片手にたった一人で2,000万ブロック以上を掘り尽くした整地厨がヤバすぎる
2009年5月の早期アクセス版リリースから15年。現在ではさまざまなプラットフォームで幅広く展開され、世界で最も売れたコンピューターゲームとして知られる『Minecraft』。
本作はブロックで出来た世界を舞台とするサンドボックスゲームで、広大な世界での冒険からブロックを組み合わせた表現力の高さから高い支持を受け、同ジャンルの代表格として広く知られている。
ニコニコ動画では正式リリース以前から多くの動画が投稿されており、サバイバルを楽しむ実況プレイ動画から、巨大な街や建物を作り上げる建築動画。
オリジナルの世界で物語を展開するストーリー系動画や本作を用いたストップモーションアニメなど数々の作品が生み出されてきた。
さて、今回紹介するのはとてつもない範囲のブロックをひたすらに掘り続ける整地作業の様子を10年近くに渡って投稿し、ついに完結を迎えた動画。etsukoさんがニコニコ動画に投稿した『【Minecraft】気ままに整地生活【ゆっくり実況】』シリーズだ。
本シリーズは付近の土地を同じ高さに整える整地作業にフォーカスした実況プレイ動画で、自らが指定した広大な範囲の山岳地帯、そしてその地下をも全て掘り尽くしてしまうというもの。
今回は9年と8か月もひたすらにブロックを掘り続け、ついに全てのブロックを取り除くことに成功した究極の整地動画をご紹介する。
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平らな土地を作る整地作業をメインに据えた『マイクラ』実況
今回紹介するのはニコニコ動画に投稿される『Minecraft』プレイ動画の中でも、特に長い歴史を持つ長寿シリーズである『【Minecraft】気ままに整地生活【ゆっくり実況】』。
同シリーズは2014年9月から2024年4月までの10年近くも投稿の続いた長期の企画動画であり、『Minecraft』の動画では比較的珍しい整地をメインに取り扱う整地動画と呼ばれるもの。
一帯のブロックを同じ高さに整え、平らな土地を作る整地作業は本作におけるひとつの遊びとして捉えられており、建築用地の確保だけでなく整地そのものを楽しみに作業するプレイヤーも珍しくない。
投稿者のetsukoさんはまさにそんな整地を楽しむユーザーのひとりということで、本シリーズではツルハシとシャベルだけを使った手掘りでの大規模整地を計画。
1024×1024ブロックの地図に収まるサイズの広大な山岳地帯を対象に、山岳地帯の地上部分を整地する山堀り編。
そして整地後の地上から岩盤までを掘り抜く露天掘り編の二本立てで、ひたすらに整地作業を繰り返してきた。
9年と8か月をかけた広大な山岳地帯の整地計画
先の通り2014年から投稿が続けられていた『【Minecraft】気ままに整地生活【ゆっくり実況】』シリーズ。ここからはついに完結となった長い長い整地作業、その歴史を振り返ってみよう。
広大な山岳地帯の地上部分を整地する山堀り編が投稿されたのは2014年9月12日。
海沿いの比較的標高の低いエリアから作業を開始したetsukoさんは、コツコツと小気味いい音を鳴らしながらひたすら整地。
1週間後の投稿となったPart2では整地好きらしい広範囲の作業を完了。Part4では更なる広範囲の整地をみせ視聴者を驚かせていた。
およそ1年後となる2015年8月のPart50では地図上の西側と南側の採掘を終え、かなりの広範囲で整地を完了。
その後もペースを崩すことなく作業を続け、さらに1年ほどが経過した2016年の8月には区切りの良いPart100で地上部分の整地作業を完遂してみせた。
約2年の月日をかけ山岳地帯を削り切った山堀り編。整地範囲を見るだけでもその作業量の異常さは明らかだが、ゲーム内の統計によれば整地作業の大部分となる石ブロックと土ブロックだけでも520万以上のブロックを破壊したとのこと。
整地範囲以外の採掘も含まれるほか序盤に一度リセットが入っているため正確なデータではないとのことだが、石と土だけで1,500以上のラージチェストが埋まるとてつもない採取量だ。
地上部分の整地を終え、地上から岩盤までの地下を掘り抜く露天掘り編がスタートしたPart101では、『Minecraft』の定番と言える16×16ブロックの1チャンク掘りから開始。
山堀り編に比べ縦方向での採掘量が増える露天掘り編でもかなりのペースで採掘を続けるetsukoさんは、Part1の投稿から3年ほどの2017年8月には、Part150として全体の1割強ほどの作業を完了。
2018年7月に投稿されたPart200では地図上の西側の大部分の露天掘りを終え、1年後の2019年7月のPart250では全体の1/3程度の作業を終えている。
Part300が投稿された2020年7月には全体の半分程度の露天掘りを終え、南東の半島部分の作業も開始。
2021年8月のPart350では半島部分の露天掘りも終えており、残る範囲は2/5ほどに。
約1年後となる2022年7月のPart390では残り1/3程度まで作業を進め、2023年9月のPart440では終わりが見えたと言える範囲まで作業も進行。
今年5月に投稿されたPart472でついに全域の作業を完了。Part1の投稿から9年と8か月ほどで目標となる山岳地帯の整地を終えた。
10年近くの整地となると気になるのはその作業量だが、最終回までにツルハシを使用した回数は2,000万回以上。整作業中に集めたダイヤモンドブロックは3,827個だったという。
9年と8か月もの間『Minecraft』での整地作業を続けた本シリーズ。広大な山岳地帯をたったひとり、全て手作業で掘り終えた驚きの整地動画をぜひチェックしてみてほしい。
文/富士脇 水面
【Minecraft】気ままに整地生活Part1【ゆっくり実況】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm24455553
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