『BadApple!!』影絵PVを“数学のグラフ”だけで再現してみた! 塗りつぶしまで数式で描いた「関数アート」がすごい
今回紹介するのは、zboyさん投稿の『数式でbad apple!!影絵を完全再現してみた【関数アート】【グラフアニメーション】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
数式だけで bad apple!! の影絵を再現してみました。
丁寧な解説付き。
東方東方Projectの楽曲“Bad Apple!!”をアレンジした音楽同人サークル「Alstroemeria Records」による楽曲を、影絵風のPVにした『【東方】Bad Apple!! PV【影絵】』。数多くの派生作品が投稿されている人気の動画です。
投稿者のzboyさんは、このPVを数学のグラフで再現しました。詳しい解説もついており、シンプルな見た目ながらすごいことをしていることがよくわかります。
まずは解説です。数学の関数グラフを使うと、直線や円、波形などいろいろな図形が描けます。ということは、工夫次第でイラストが描けるということです。
イラストが描けるということは、大量に描けばアニメーションも作れます。
今回のBad Apple!!では、色の塗りつぶしも再現しました。塗りつぶしをするためには、輪郭線を1つの曲線で描く必要があります。これは場合分けを使い、複数の曲線を連結させて実現します。
その曲線上動く点Pのあとを塗りつぶすことで関数アートが完成します。この方法は以前の作品でも使っていましたが、より式が複雑化しています。
内部に穴があるときは、さらに手間がかかります。逆向きに回る曲線を連結させることで実現させています。
ドーナツであれば、まず外側の円を反時計回りで描き、内側の円は時計回りで描きます。これで穴を開けることができます。
あとは、たくさん絵を描けばアニメーションができあがります。
動画の後半では完成作品のお披露目。複雑な絵柄のオンパレードに感嘆の声があがります。
桜吹雪が舞い散るシーンは本当に圧巻です。フル尺での再現となっており、動きはぬるぬる。相当の枚数を描いていると思われます。
式の数が多すぎて、途中でクラッシュしたり、原因不明のバグに翻弄されたりとさまざまな苦労があったそうです。ぜひ、動く関数アートを動画で鑑賞してくみてください。
視聴者コメント
グラフってなんだっけ?
これが数式で出来てるとは思えねえ
いやこれ理屈は解るがやる気スゲエな
凄すぎて言葉が…
すげえー
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『数式でbad apple!!影絵を完全再現してみた【関数アート】【グラフアニメーション】』
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