宝石に彫刻を施す「ストーンカービング」の手法で、丸い水晶を美しく変身させてみた!
今回紹介したいのは、イシカワライトさんが投稿した『リューターでストーンカービング』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ストーンカービング第二弾 今回は全行程リューターで行います。 かなり楽になりました。
投稿者のイシカワライトさんが石に彫刻を施す「ストーンカービング」を水晶で行います。使う水晶は丸い形で、中心に糸等が通せる穴が空いたもの。クラック(裂け目や割れ目)が入らないよう、ヒビや傷のないものを選ぶのがポイントです。
以前同じ形のものを作ろうとしたとき、最後に大きくクラックが入ったとのこと。これは落としてしまったことが原因と考えられるので、糸を通し指に掛けることで落とすことの無いよう作業を進めます。
まずはガイドになるラインを引きました。黒の線を残し、赤い線の部分が一番深くなるように削ります。
形が出来ました。黒い線が細く残っているのが見えますね。ここまでおよそ2時間かかったそうです。
磨く作業はリューターで。使っていないリュータービットに紙やすりを巻いて工具を自作。イシカワライトさんのリューターは時計回りの逆回転なので、紙やすりは時計回りに巻きます。
レジンでビットに固定した紙やすりは240番。少し水をつけて磨きます。
1ヵ所だけ磨いてみたところいい感じです。このまま作業を続けます。
こちらは600番の磨き上がり。市販のロールサンダーを使いました。
どんどん目を細かくして磨いていきます。
仕上げ前の磨きはラッピングフィルムで自作した4000番で。この段階でかなり綺麗です。
仕上げはフェルトバフに水で溶いた酸化セリウムを付けて磨きます。以前作ったもののクラックは落としたことだけでなく、バフでの摩擦熱も一因かもしれないとイシカワライトさん。熱くなった水晶が水などで冷えると一気にクラックが入ることがあるそう。慎重に作業を進めます。
半日以上かけて、水晶のストーンカービングが完了! 水で濡れていないにも関わらず、水晶は濡れたかのようにツヤツヤと輝いています。
丸い水晶が彫刻により全く異なった魅力を放つストーンカービング。各工程や道具の詳細に興味を持たれた方は、ぜひ動画をご視聴ください。
▼動画はこちらから視聴できます▼
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