「もはや正弦波だけで曲作れるから」って本当!? 世紀の大発見のように登場した動画に「シンセサイザーじゃねえか!」とツッコミ集まる
今回紹介するのは、阿保草さん投稿の『もはや1kHzの正弦波だけで曲作れるから』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
一周回ってDTMって元々コレだったわ
『もはや○○だけで曲作れるから』といったタイトルの動画が、ニコニコ動画に多く投稿されています。
投稿者の阿保草さんは、1kHzの正弦波の加工音源だけでカッコイイ音楽を作りあげました。「これは大発見!」と思いきや、よく考えたらシンセサイザーの原理そのもの。「車輪の再発明」と盛り上がっています。
聴力検査のときに聞くような「ピー」という正弦波の音を元にして、いろんな音色を作っていきます。
まずはドラムの音を作っていきます。ピッチを変えたり、イコライザーでアタックを強調したり、ノイズを加えたりすることで電子ドラムのような音ができあがります。
ベースは「1kHzの正弦波」をサンプリングして使用。ディストーションで音を割り、エフェクタでうならせたりして作ります。もう加工は何でもありな感じになっています。自由です。
コードも「1kHzの正弦波」をサンプリングして使用。ディストーションで音を割って矩形波にしてしまいました。
演奏曲はスマートフォン向けゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』のBGM『Unwelcome School』。フルパートでの演奏になると弾幕コメントも登場。「フロア熱狂」との声があがります。めちゃくちゃカッコイイ音楽に仕上がりました。
「1kHzの正弦波」からこんなにも多彩な音が出ることに驚く声があがる一方、原理を知る人からはFM音源だと多数のツッコミも。クオリティーは非常に高く、なぜこんなことに全力を注いだのか褒めたくなる動画となっています。
視聴者コメント
人力FM音源感
すげえええwwwwww
低音が気持ちよすぎる
なんでこうなるwww
何のスキルもない俺でもこの波みたいに輝ける日は来るのかな
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
―あわせて読みたい―
・ハードディスク、モーターなど電子機器で合奏してみた! カタカタ動く機械たちの名演に「技術力やば」「耳が幸せになる」「ワクワク感がすごい」の声