世界一“不運”だけど“幸運”な男 飛行機墜落や追突など7回も事故に遭遇するが生還し、最終的には宝くじで高額当選を果たした人生を振り返る
今回紹介する動画は、事故と災害を解説するところさんが投稿した『【ゆっくり解説】運がいいのか悪いのかわからない!!悪運と強運を備え持つ世界一運が悪くラッキーな男』。
飛行機墜落や追突など7回も事故に遭遇するが生還し、最終的には宝くじで高額当選を果たしたクロアチア人のフレン・セラクさんの人生について解説した動画を紹介します。
■九死に一生を得すぎた男
霊夢:
この世には7回も事故に遭ってしまった不幸な人がいるのよ。
魔理沙:
えー!? そんな人がいるのか!?
霊夢:
じゃあ今回は世界一不幸? な目に遭った人を紹介するわ。
魔理沙:
というか7回も事故に遭うなんて本当にそんな事あるのか?
霊夢:
普通に生きていても1回も事故に遭わない人もいるから、確かに驚くのも無理ないわね。でもクロアチアに住んでいるセラクさんは、本当に7回も事故に遭っているの。
魔理沙:
一体どんな事故に遭ったっていうんだ……。
■脱線して崖の下の側へ転落
霊夢:
じゃあその事故を1つずつ解説していくわ。
まず1つ目は1962年の話よ。セラクさんはサラエボという所から、クロアチアに列車で向かっていたの。ただこの日は冬の寒い日だったわ。
魔理沙:
ここまでじゃただの移動なんだぜ。
霊夢:
けど、ここで不運に見舞われるわ。冬の寒さから線路が凍結してしまっていたの。そして列車は凍結した線路から脱線。崖下にある川へと転落したわ。
魔理沙:
崖下に転落!?
霊夢:
この列車事故により17人が亡くなったのだけれど、セラクさんは腕の骨折だけで済んだわ。
魔理沙:
よくそんな事故で腕の骨折だけで助かったな。
■飛行機の墜落事故
霊夢:
ここからセラクさんの不運が始まっていくわ。翌年の1963年、セラクさんは旅行のため飛行機に乗っていたの。さすがにこの前の年に列車が崖から落ちる事故に遭って、次の年も事故に遭うなんて思わないわよね?
魔理沙:
まあ、普通に考えたら一生分の不運が起きたと考えるんだぜ。でもまだ6回も事故が残っているんだよな?
霊夢:
そうなの。なんとセラクさんの乗っていた飛行機は、突然エンジンが停止して墜落してしまうわ。
魔理沙:
飛行機の墜落事故か!? そんなの助かる確率の方が低いじゃないか!
霊夢:
そう思うかもしれないけど、さすがセラクさんって言ったところね。セラクさんは墜落中に突然開いたドアから吹き飛ばされて、飛行機の外へと放り出されてしまったの。
魔理沙:
生身で空になんか放り出されたら余計に助かりにくくなりそうなんだぜ。
霊夢:
ところがセラクさん、放り出されて落ちてきたのが干し草の山の上だったの。
魔理沙:
干し草の山!? そんな漫画みたいな助かり方が本当にあるんだな!
霊夢:
この干し草の山によってセラクさんは、かすり傷程度の怪我で済んだの。
魔理沙:
セラクさんは助かったけど、飛行機に乗っていた他の人はどうなったんだ?
霊夢:
飛行機にはセラクさんの他に19人が搭乗していたんだけど、残念ながらその19人全員が亡くなってしまったわ。
魔理沙:
たまたま自分だけ放り出されたから助かったっていうのか・・・・・・。なんか不思議な力に恵まれてそうなんだぜ。
霊夢:
ここまで事故に遭いながら助かるなんて、そうそう無いと思うわね。
魔理沙:
そもそも2年連続でそんな大きな事故に巻き込まれることが起こりにくいんだぜ。
霊夢:
でも魔理沙、次の事故はさすがに間が空くわ。3年連続って事はないから安心して。
魔理沙:
そんな早いスパンで事故に遭ってもビックリするんだぜ。じゃあ次の事故はどれくらい後に起こるんだ?
霊夢:
次の事故は大きく開いて3年後になるわ。
魔理沙:
なあ霊夢、まだ3つ目の事故なのに5年しか経ってないぞ・・・・・・。次はどんな事故に巻き込まれてしまったんだ?
■乗っていたバスが川に落下
霊夢:
当時セラクさんはバスで移動していたわ。そのバスがある橋の上を通るときに事故は起こったわ。
魔理沙:
なんか大体予想が出来てきたんだぜ。次の事故は橋ごとバスが崩れ落ちてしまうんだろ?
霊夢:
残念だけど不正解ね。正解は橋が凍結していてセラクさんの乗っていたバスは、スリップして橋を飛び越えて川に落下した、でした。
魔理沙:
おい、橋が凍結したなんて聞いてないし、また川に落下したのか!? なんかさっきからセラクさんの事故は、全部霊夢の作り話に思えてきたぜ。本当にセラクさんは実在するんだよな? 今ならまだ間に合うから嘘なら嘘って言ってくれ!
霊夢:
セラクさんはちゃんと実在しているから安心して。そしてその事故全部が本当に起きた事故だからそれも安心してほしいわ。
魔理沙:
じゃあバスが橋から落下してどう助かったんだ? また途中で投げ飛ばされて干し草の山に落ちたのか?
霊夢:
何言ってるのよ魔理沙。そんなに頻繁に干し草の山に落ちたりできるわけないじゃない。セラクさんは落下したけど普通に助かったの。
魔理沙:
じゃあ事故は事故でも怪我人が多く出た事故ってことか。
霊夢:
それが残念ながらこの事故では4人が亡くなってしまったの。
魔理沙:
4人!? 4人も亡くなる事故なんてまあまあ大きな事故じゃないか。っていうかセラクさんが絡んだ事故で、40人も亡くなっているのか!?
霊夢:
それだけ大きな事故に巻き込まれても助かるなんて、セラクさんはだいぶ幸運な人よね。
魔理沙:
同じ幸運ならそもそも事故に遭わない方がいいんだぜ・・・・・・。
霊夢:
でもね魔理沙、さすがのセラクさんもさすがに怖くなってくるの。
魔理沙:
そうなのか? なんか神の加護的なので守られてそうで、無敵に思えるんだぜ。
霊夢:
5年で3回。しかも魔理沙のいう通り多数の方が亡くなっているわ。裏を返せば呪われてるとも考えられそうよね。今までの事故は全て公共交通機関で起きた事故になるわ。だからセラクさんは移動するときは自分で車を運転することにしたの。
魔理沙:
さすがのセラクさんでも怖いと感じるんだな。でも自分で運転するなら多少は安心かもしれないぜ。
霊夢:
確かに他の車にさえ気を付ければ、だいぶ事故は減らせる気がするわね。
魔理沙:
ってことは次の事故は他の車にぶつけられた、とかそういう事故になるのか?
霊夢:
残念だけどまたしても不正解ね。
■自分の車が炎上
霊夢:
次の事故はバスの落下事故から4年後に起きるわ。この時、セラクさんは車を運転していたんだけど、突然車のエンジンから炎が上がったわ。
魔理沙:
事故の間隔が少しは開いたけどそれでも4年って早すぎるし、車が炎上するなんて映画みたいな話なんだぜ。
霊夢:
セラクさんは炎上する車から慌てて飛び降りたわ。すると、そのわずか数秒後に車が爆発。セラクさんはなんとか助かったわ。
魔理沙:
どうして選択する全てが良い方向に向かうんだろうな? でも、移動を車に変えて事故に遭ってるし一概に良い選択とも言えないか。
霊夢:
ただ事故もだいぶ開いて3年後に起きるわ。
魔理沙:
普通に受け入れられているけど、感覚が麻痺してるんだぜ。11年で5回も事故に遭うなんて普通にありえないんだぜ。
■自分の車が炎上(2回目)
霊夢:
次の事故も今回と同じく、車を運転している時に起こったわ。
魔理沙:
どうせまた車が炎上するんだろ?
霊夢:
よく分かったわね! そうよ、車が炎上してしまうの。
魔理沙:
ポンポン車が炎上しすぎだろ!
霊夢:
ただこの時は車内にまで炎が広がってしまうの。
魔理沙:
爆発しちゃうじゃないか! 早く逃げないと!
霊夢:
でも今回は爆発はしなかったわ。
魔理沙:
もしかしてバカにしているのか? それとも弄んでるのか?
霊夢:
そんな事ないわ、ちゃんと事実を話しているわよ。セラクさんは怪我なく助かったんだけど、車内の炎によって髪の毛が無くなってしまったの。
魔理沙:
やっぱりバカにしてるだろ。
霊夢:
バカにしてないわ。ちゃんとこれも事実なのよ。ただ、ここでとりあえずセラクさんの不運な事故は、ひとまずの長期休暇に入るわ。
■徒歩移動中に、バスが突っ込む
魔理沙:
もう不運は続かないとホッとしているかもしれないところで、次の事故が起きたんだな。次の事故は何年後なんだ?
霊夢:
22年後の話になるわ。
魔理沙:
ずいぶん時間が空いたんだな。
霊夢:
今回のセラクさんは今までとは違うわよ。
魔理沙:
今までと違う?
霊夢:
そう、なんと言っても公共交通機関も使ってないし、車にも乗らずにただ歩いていたわ。
魔理沙:
今までの忌々しい乗り物からは離れて、一番事故から遠そうな移動手段になったんだぜ。
霊夢:
でも、何年経ってもセラクさんはセラクさんなの。セラクさんは普通に街を歩いていたのだけれど、なんと突然バスがセラクさん目掛けて突っ込んできたの。
魔理沙:
えー!? そんな事あるのか!? そこまで来ると誰かがセラクさんのことを殺そうとしてように感じるんだぜ。
霊夢:
バスにぶつかったセラクさんは、そのまま跳ね飛ばされてしまったわ。
魔理沙:
それでも……?
霊夢:
そう! それでもセラクさんは生きているわ!
魔理沙:
だよなぁ。
■衝突事故
霊夢:
そしてその翌年、7度目の事故に遭ってしまうわ。セラクさんが山道を車で走ってる時の話ね。セラクさんの向かいからトラックが走ってくるんだけど、そのトラックがセラクさんの車に突っ込んできたの。
魔理沙:
トラックに突っ込まれたらさすがに助からないだろ。と、思うんだけど助かっちゃうんだろうな。
霊夢:
でも、セラクさんの車は吹き飛ばされて、90メートルの崖下へと落ちてしまうの。
魔理沙:
90メートル!? そんなのまた放り出されて干し草の山に落ちたりしない限り助からないじゃないか!
霊夢:
残念ながら干し草の山はなかったわね。
魔理沙:
それじゃあセラクさんは……。
霊夢:
1本の木があったわ。
魔理沙:
最後はさすがに助からなかったのか。って今なんて言った?
霊夢:
1本の木があったの。
魔理沙:
1本の木?
霊夢:
崖から1本の木が生えていたの。
魔理沙:
それがどうしたんだ?
霊夢:
落下した時に車から放り出されて、崖に生えていた木に捕まって助かったの。しかも落ちた車は木っ端微塵になってしまったから、本当に運が良かったわね。
魔理沙:
たまたま崖から落ちた時にたまたま木が生えていて、たまたまそれに掴まれて助かったってことか・・・・・・?
霊夢:
そうだって言っているじゃない。
魔理沙:
なんだか世界一不幸とは言ってるけど、それだけ助かるなら幸運なんじゃないか?
霊夢:
7度も事故に遭って、しかもそのほとんどが壮大な事故なら確かにそうかもしれないわね。
■最後の最後に神様は微笑んだ
魔理沙:
その後セラクさんはどうなったんだ?
霊夢:
7度目の事故から7年が経ったある日、セラクさんの身にとんでもないことが起こるわ。
魔理沙:
とんでもないこと!? 今までも色々起こっていたけど、ついに助からない事故に遭ってしまったのか!?
霊夢:
セラクさんは人生初の宝くじを買ったわ。するとその宝くじがなんと高額当選してしまうの!
魔理沙:
高額当選!? 一体いくら当選したんだ!?
霊夢:
その額は1億数千万にも及ぶと言われているわね。
魔理沙:
そんなすごい金額が当たったのか!? ようやく不幸が報われた感じだな。
霊夢:
そのお金で南の島に豪邸を買って悠々自適に暮らすのかと思いきや、セラクさんはこの家をすぐに売却してしまったの。
魔理沙:
どうして売ってしまったんだ? せっかく手に入れた幸運なのに。
霊夢:
セラクさんはお金で幸せは買えない、としてせっかく買った豪邸を売却。そして売却したお金は家族や友人、神社への寄付に使い、自分には今までの事故で患った腰痛の治療代しか残さなかったわ。
魔理沙:
どれだけ人が良すぎるんだよ! そりゃ今までの事故で助かってきた幸運の理由がわかるんだぜ。
霊夢:
現在は大事な奥さんと共に質素な生活を送っているようね。
魔理沙:
本当に欲がない人には、ちゃんとした幸せが訪れるんだな。
霊夢:
そうね、神様がいるとしたらそういう所をちゃんと見ているのかもしれないわね。
魔理沙:
今日から欲を出さずに生きていくんだぜ!
霊夢:
それが欲を出しているように思うんだけど……。
まるで映画の主人公のような人生を歩んできたセラクさん。最後にはハッピーが訪れたようでよかったですね。
この解説をノーカットで聞きたい方はぜひ動画を視聴してください。
『【ゆっくり解説】運がいいのか悪いのかわからない!!悪運と強運を備え持つ世界一運が悪くラッキーな男』
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