『黒ひげ危機一発』ってどういう仕組みになってる? 内部構造を3Dで再現して解説してみた
今回紹介するのは、こーじさん投稿の『【物理エンジン】黒ひげ危機一発の内部の仕組みを解説する、どうやってランダム化しているのか?』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
使用ソフト
・Unity(メイン)
・Blender(アニメーション、骨格作成)
・Sculptris(3Dモデリング)
・Tinkercad(3Dモデリング)
・Mixamo(アニメーション)
パーティーゲームの定番『黒ひげ危機一発』。一度は遊んだことがあると思いますが、どのような仕組みになっているか知ってる人はあまり多くないかもしれません。
今回は、投稿者のこーじさんが黒ひげ危機一発の内部構造を3Dソフトで作成して解説します。
まず基本的な遊び方のおさらいですが、黒ひげをタルにセットします。そして、セットした黒ひげをくるくる回せば準備が完了します。プレイヤーは穴の開いた場所に剣を刺していき、黒ひげが飛び出したら負けとなります。(本来は飛び出したら勝ちというルールでしたが、現在は飛び出したら負けというルールに変わっています)
この黒ひげが飛び出すギミック部分を作成します。
だいたい40分ほどの作業でモデルが完成。外側の見た目はこのような形になりました。
さっそく内部構造を確認してみましょう。
タルの内部は円柱があり下部にトリガーがあります。
さらに中を覗くと非常にシンプルな構造だと分かります。力を蓄えるバネ部分、それを作動させるトリガー部分、最後に黒ひげを押し込む円柱部分となっています。
準備に黒ひげをタルの中にセットすると、黒色の円柱部分が下に押されます。一番下まで押されると円柱の下部分がトリガーの爪に上手く引っかかります。
そして、このトリガー部分に剣が挿しこまれることで爪が外れてバネの力で黒ひげが飛び出るという構造になっています。そしてこのトリガーはくるくる回るため、どこにあるか分からなくなります。
また、黒色の円柱の周りにあるパーツには引っ掛かりがあるので、円柱が外に飛び出さないようになっています。
この構造を見ると剣を刺しこむ穴が上下に分けられていますが、内部としては当たる場所を広くとることで複雑な機構にせずシンプルに落とし込んでいるのが分かります。
では実際の黒ひげ危機一発で確認していきましょう。まずは黒ひげがセットされる部分。タルの内部にはでっばりがあり、黒ひげの足には開きがあるので、黒ひげを回すことでトリガー部分を回ることができます。
続いて分解して中身を確認します。トリガー部分は金属の薄い板で出来ており軽快に動きます。
動きの方ですが、指で円柱を押し込み……。
トリガー部分を押すと見事、バネの力で円柱が動きました。実物を見ると歯車など一切なく非常にシンプルな構造であのゲーム性を作り出しているのが分かります。
内部の構造をじっくり見たい方は、ぜひ、動画をご覧ください。
視聴者のコメント
はー、歯車とかじゃないんだ。めちゃシンプル
面白かった~
当初は飛び出したら勝ちだったんよね
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【物理エンジン】黒ひげ危機一発の内部の仕組みを解説する、どうやってランダム化しているのか?』
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