PS3のコントローラーで操縦可能なミニ四駆を作ってみた! 加速やコーナリング性能などパラメータを調整できる機能も搭載
今回紹介するのは、アズパカさん投稿の『【ミニ四駆】PS3のコントローラーで操縦できるのか?』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
脳波で駆るレベルにはほど遠い!
ミニ四駆を題材にした作品『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』。様々なミニ四駆が登場しており、マシン独自の走り方が特徴的な本作。マグナムトルネードやサンダードリフトといった必殺走行のファンも多いのではないでしょうか。
今回はPS3のコントローラーを使ってミニ四駆をラジコンの様に動かせるようにした動画を紹介。
制作者のアズパカさんは、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場するGPチップを搭載した様な、コースに応じてマシン自体が状況を判断して自動的に走行するミニ四駆を作成したいと以前から考えていたそうです。
その前身として「M5Stamp Pico」というマイコンを使ってラジコンの様な動きが可能なミニ四駆を作成しました。
この「M5Stamp Pico」はWi-FiやBluetoothなどが搭載されている小型の開発ボードになります。
アズパカさんの脳裏にある構想が浮かびました。それは「ゲームのコントローラーでミニ四駆を操縦できるのではないか?」というものです。
コントローラーで滑らかに走行できれば、後々自動走行する差にプログラミングを流用できると考えました。
これらを踏まえて、上記の3ステップで開発していきます。
まずはボタン操作から始めます。用意するのはPS3のコントローラー。これと「M5Stamp Pico」の接続テストを行ないます。
ボタンを押したら、左の画像に出力されているのが分かります。アナログスティックも問題なく出力されているようです。
次にボタン操作でモーターをオンオフするプログラムを作成。これらを数パターン作成して、テスト走行をしてみます。
前進や後退など基本的な動きは問題なく動きました。しかし、このままでは常にアクセル全開のじゃじゃ馬マシン状態なので、アナログスティックで出力を微調整できるようにプログラムを調整します。
プログラムが完成。実際に走行させてみると、ミニ四駆がじわっと加速するようになりました。
これで普通のラジコンの様な動きが出来るようになりました。そして、ここからはマイコンを駆使してパラメータで走りをカスタマイズできるプログラムに挑戦していきます。
イメージとしてはアニメで描かれているサイクロンマグナム開発で使ったバーチャルシミュレートマシンのようなものだそうです。設定するのは4種類になります。
一つ目は「トップスピード」。文字通り、マシンのトップスピードを決めるパラメータです。
二つ目は「加速性能」。スティックの動きに対して、出力がどう変化するか決めるパラメータです。
三つ目は「コーナリング速度」。曲がる際にアウト側の出力を上げ速度を維持するためのパラメータです。
四つ目は「小回り性能」。曲がる際のインとアウトの出力差を調整するパラメータです。
これらを踏まえて、今後は4パラメータの特化マシンとオールマイティマシンの合計5種を作成したいと考えているそうです。
ミニ四駆をラジコンの様に遊べるだけでも楽しそうですが、特徴を持ったマシンでレースをするのも夢が広がりそうです。そんなラジコンの様な走行が可能なミニ四駆の走る姿を見たい方は、ぜひ動画をご視聴ください!
視聴者のコメント
天才か!?
グッドな考え方だ
しゅごい
やばすぎる楽しみすぎる
「ためになる」ってタグで笑ってしまった
▼動画はこちらから視聴できます▼
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