バイオリンが異色演奏家に見える…だと? 手おなら・ガチャポン・モノサシ奏者が普通の楽器と一緒に『情熱大陸』を合奏してみた
今回紹介するのは、ケロリンさんが投稿した『逆にバイオリンが浮いてる情熱大陸【合奏動画】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
もう後戻りできないガチタンバリン奏者大石竜輔
ケロリン【ガチャポン】
おれお【モノサシ】
abeshi【手おなら】
ERI【バイオリン】
モノサシ、手おなら、ガチャポンと、およそ楽器とは思えないもので音楽を楽しむ“異色演奏家”3名が、バイオリン、タンバリンとともに『情熱大陸』を熱演しました。するとメンバーが濃すぎるためか、バイオリンが逆に浮いて見える怪現象が起きてしまっています。
ガチャポン奏者のケロリンさんは、ガチャポンの容器を指で弾いて、軽やかな音を出します。持ち方を変化させることで、音程を変えられます。つまりメロディー楽器です。前半はバイオリンとユニゾンで、主旋律を奏でます。
手おなら奏者のabeshiさんは、手のひらを合わせておならのような音を出します。こちらもメロディー楽器。バイオリンとユニゾンで主旋律を奏でます。
モノサシ奏者(モノサシスト)のおれおさんは、定規を弾いて音を出します。左手の抑え方で音程を変えることができます。つまり、これもメロディー楽器です。バイオリンとユニゾンで主旋律を奏でます。
リズムを担当するのは、ガチタンバリン奏者の大石竜輔さん。目にも留まらぬ超絶技巧で音楽に花を添えます。髪を大きく振ってのパフォーマンスも圧倒的です。
そしてバイオリンはERIさん。普通に演奏します。普通に演奏していいはずなのですが、なぜか、おかしい気がしてきてしまいます。大人の色気を含んだすばらしい演奏なのですが、異色演奏家たちの大ユニゾンにより、音色が少々お笑い方向に持って行かれています。
とはいえ、複数楽器の音色が互いに溶け合うというのは、結構むずかしいことです。それが、楽器ではないものとなればなおさらでしょう。高度なテクニックを持った者同士の合奏はとても楽しそう。動画を見ているこちら側にもよく伝わってきます。
文/高橋ホイコ