「出版社に預けておけば本が勝手に売れる時代は終わった。」漫画家が絵本のプロモーションにミュージックビデオを使った理由とは
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制作過程を祭りのように広げていく
山田:
チームになって一緒にやろうぜと言って作ったUMA水族館のPVがあるので、ちょっとご覧ください。
山田:
いい曲でしょ?本当に曲がいい塩梅で素晴らしい。みなさん面白い本なんで買ってください。それはともかくですよ……。
乙君:
ともかく?
山田:
こういうPVを作れるんだったら単行本作業の中に入れちゃっていいんじゃないか、という話なんですよ。ファンってこういうのを勝手に作っちゃうというか、そういうものじゃん?
乙君:
そうですね。
山田:
作者とファンが単行本が出る時に一緒に、PVを作って、みんなで盛り上げようか。みたいな祭りをするのも良くないかという話。
乙君:
ファンの囲い込みと言ったら変ですけど、たとえばクラウドファウンディングは特典のようなものがあるわけじゃないですか。だけど、そういうものじゃなくて、制作も祭りのように広げて行うという方が、僕は面白いなと思いますね。
山田:
そう思うよね。好きな人がなにか好きなことをやっていたら、それに対してただのお客さんでいたら、つまらないと思う人がいる。ただのお客さんでなく、できれば俺の力をなんとか使って欲しい。それこそ「笑顔にしたい」というやつだよね。
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