幼なじみ女子の“母性”に溺れそう。『幼なじみのママじゃイヤ?』は受け入れたらそこで試合終了のあまあまラブコメ
恋愛において相手との心の距離が近いに越したことはない……と思いきや、距離感が近すぎるというのもそれはそれで困りもの!?
ニコニコ漫画の「ドラドラしゃーぷ#」で連載中の『幼なじみのママじゃイヤ?』(作者:つみきどう先生)は、そんな愛情が暴走気味のヒロインが登場するあまあまなラブコメです。
ちなみに複雑な血縁関係などが描かれるというわけでもないので、ぜひ頭を空っぽにして溢れんばかりの“母性”に溺れましょう!
幼なじみ(同い年)がマジでママになりにきている
とある平日の朝。
リビングにやってきた主人公の新子拓人(あたらし たくと)を、母親らしき女性が満面の笑みで迎え入れます。
朝食を用意すべく台所をパタパタと走り回る彼女を見て、恥ずかしさと申し訳なさが入り混じったような態度をとる拓人。
対して彼女は聞く耳を持たずといった雰囲気で、「だってわたし、たっくんのママだもん!」と言ってのけます。
しかし、拓人はその言葉を「違いますが?」と即座に否定。
じつは彼女は母親でもなんでもなく、春花なでしこという同い年の幼なじみだったのです。
なでしこ、通称なっちゃんが拓人のママになってしまった原因は、どうやら幼少期に交わした約束にあったようです。
当時はおままごとのつもりで、なっちゃんの“ママ化宣言”を快諾した拓人。
しかし小学生、中学生と時が過ぎていくなかでも彼女はずっとママ化したままで……。
高校生になった現在、拓人はことの重大さを改めて痛感していたのでした。
そう、“彼女はマジで僕の母親になろうとしている”と……!
幼なじみからの視線が完全に親でヤバい
同い年の幼なじみの女子が、本気で自分の母親になろうとしている。
拓人はその事実を前に、「やばいよこの関係」と焦燥感をつのらせていきます。
一方、そんな彼の思いなどつゆ知らず、寝グセを押さえてくれるついでにマジ聖母な笑顔を向けてくるなっちゃん。
これではいろいろな意味で心臓が持たない。大変なことになる前に早く何とかしなければ……。
しかし、時すでに遅し。改めて学校生活を振り返ってみれば、なっちゃんの拓人への接しかたは完全に親目線そのもの!
もはや彼女には(自分も拓人と同じ)学生であるという自覚すらない様子で、親バカっぷりを発揮しまくります。
日常生活の侵食ぶりもいわずもがな。ある回で拓人がランニングを始めようものならすかさず同行しようとするなっちゃん。
もう育児すら通り越して、介護に突入しかねない勢いです。
こんな調子で、拓人の言う通り「いやもう大変なことになってるなコレ」というのが実情。
もっとも彼女のような美少女がママになってくれるなんて、傍目からすれば「何が不満なの?」とも言いたくなるような状況なのですが……。
とめどない“母性”にオーバーキルされる拓人
いっそすべて受け入れてしまえばいいのでは、というレベルのうらやまけしからん生活を送る拓人。
しかし彼には、なっちゃんの“ママ化”を断固阻止せねばならない理由がありました。
放課後、なっちゃんを屋上に呼び出した拓人は、意を決して想いを打ち明けます!
「す……しゅき……なんだ……」と肝心なところで噛んでしまったものの、つまりはこれこそ彼が“ママ化”を受け入れられないワケ。
拓人は親子としてではなく、ひとりの男としてなっちゃんに認められたかったのです。
そんな拓人の想いにようやく気付いたのか、彼を優しく抱きとめるなっちゃん。
“親子の壁を越えて”なんて言うと語弊がありますが、ようやくふたりが真に結ばれるときが……!
……きませんでした。
直後、彼女の口からは「子どもに大好きって言われてうれしくないママはいないよ」との言葉が!
しかも何なら拓人の最近の様子を見て、「反抗期かなって心配してた」とまで言う始末。オーバーキルにもほどがあります……。
そして改めて「ママも大好きだよ」と、慈愛に満ちた表情を浮かべたなっちゃん。
果たして今後、拓人は彼女からとめどなく注がれる“無償の愛”に溺れることなく、一線を越える(変な意味じゃなく)ことができるのか!?
そんな本作の続きが気になった方は、ぜひ7月9日発売となったコミックス1巻をチェックしてみてください!
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