意外と知らない? 『メジャー(巻き尺)』を分解して仕組みを簡単解説
今回紹介するのは、え付けの紙はさん投稿の『メジャー(巻き尺)の仕組み』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
分解して仕組みを学ぶ→残骸でモノづくり
モノ作りから宅急便などであると便利なメジャー(巻き尺)。使いたいときにサッと使え、手を離すとシュッと元に戻る便利なアイテムです。
そんなメジャーですが、意外とどういった構造になっているのか知らない方も多いのではないでしょうか。このメジャーを投稿者のえ付けの紙はさんが、分かりやすく解説した動画を投稿しました。
メジャーには、物差し部分である帯が本体に収納されています。その物差し部分は薄い金属製であり、材質はスチールかステンレスであることが多いです。
スチールはコストパフォーマンスに優れ、ステンレスはサビに強いのが特徴だそうです。今回の紹介に使用しているメジャーは、スチール製となっています。
物差し部分を横から見てみると帯部分が湾曲しているのが分かります。普段使っている物差しのように平面ではないのがメジャーのポイント。この形状が計測時の直立性、収納時の柔軟性を実現しています。
画像のように折れることなくまっすぐに伸ばすことができます。また、柔軟性があることで様々な形を計測することが可能となっています。
先端の金属部分はわずかに動くだけの遊びがあります。ひっかける場合と押し当てる場合とでは、0の位置が違うため、先端部分で調整することができます。
ロック機能は上から押さえつけるシンプルなものです。ここでも湾曲した形状は効果を発揮して、物差し部分は折れることなく安全に止まります。
最後はメジャーの内部構造になります。メジャーの大部分を占めているのは、ゼンマイバネです。主に弾性の高い素材で作られており板状の金属を渦巻き状に巻いた機構で巻かれた渦巻きが元に戻ろうとする力を原動力として利用するバネの一種です。省スペースで大きな力を蓄えることができるのが特徴です。
物差しを引き出すとゼンマイバネが中心に向かって巻かれてエネルギーが蓄えられます。物差しを離すとエネルギーが開放され元に戻ろうとします。この時一緒に物差しも吸い込まれる仕組みです。
普段何気なく使っているものですが、内部構造を初めて見たという方は多いのではないでしょうか。動きを見ながら仕組みを理解したい方は、ぜひ動画をご視聴ください。
▼動画はこちらから視聴できます▼
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