ゲーム画面を使ってオリジナルストーリーを展開する「VOICEROID遊劇場」。ゲーム動画と言い張るためにゲームを作ってしまった動画のこだわりがすごい!!
音声合成ソフトVOICEROIDを用いてゲーム実況を行うVOICEROID実況プレイ。ニコニコ動画にも多くの動画が投稿され「生声」、「ゆっくり」に並ぶ人気実況カテゴリです。
動画のスタイルはゲームの実況・解説だけを行う基本的なものから、ゲーム画面を用いてオリジナルのストーリーを展開する動画ものまでさまざま。
今回はVOICEROID実況プレイの中でも特に劇場要素の強い実況プレイ動画に付けられる「VOICEROID遊劇場」タグから一本、ナガネギさん投稿の『【GER】アラガミスレイヤー 前編【VOICEROID遊劇場祭】』という動画をご紹介します。
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オリジナルストーリー重視の実況動画「VOICEROID遊劇場」
通常のVOICEROID実況プレイとは違う動画スタイルのこの動画。今回ご紹介する動画は実況プレイよりも、所謂「茶番動画」、「劇場動画」と呼ばれるオリジナルのストーリー部分を重視した動画です。
実況プレイと劇場動画が合体した「VOICEROID遊劇場」。そのスタイルはさまざまで、ゲームの中でVOICEROIDの日常が描かれるものや、VOICEROIDの生活の中でゲームをプレイするものなど、投稿者によって違ったストーリーが描かれています。
今回の動画ではゲーム『ゴッドイーター』の世界観を軸にオリジナルストーリーが展開。VOICEROID実況プレイと同じようにゲーム画面は使用されているものの、メインとなるのはやはり劇場部分。
アドベンチャーゲームのような画面で進むオリジナルストーリーの戦闘シーンとして『ゴッドイーター リザレクション』のゲーム画面が使用されています。
イラスト、動画、ついには「ゲーム」を作ってしまった動画投稿者
この動画の魅力の一つとなるのが劇場部分の作りこみ。動画で使用されている立ち絵や一枚絵のイラストは一部の背景などを除いてナガネギさんのオリジナル。
『ゴッドイーター』の世界観でオリジナルストーリーを展開するこの動画、立ち絵も世界観に合せ実際にゲームに存在する衣装を着ているこだわりのデザインになっています。
立ち絵にイラスト、ストーリーの展開などあらゆる面でこだわりが感じることができるこの動画、更なるこだわりの作りこみが隠されていました。
その作りこみとは……、「劇場部分がノベルゲーム」であること。
本編終了後のおまけパートによれば、劇場部分はゲーム開発者ばうさん協力のもとゲーム開発エンジン『Unity』のビジュアルノベルツール『宴』を使用し作成されています。
立ち絵と共にメッセージウィンドウが映されていた劇場部分はナガネギさんによって作られた”純度100％”のゲーム画面だったのです。
「ゲーム動画なのに全然ゲーム映してねぇな」と、ゲーム映像を映している時間が短いことを気にしていた様子のナガネギさんの衝撃の打開策に視聴者も驚きが隠せない様子でした。
ゲーム動画であるためにノベルゲームを作ってしまったこの動画。コメントを忘れるほどのめり込む大ボリュームの20分間をぜひお楽しみください。
文／富士脇 水面
【GER】アラガミスレイヤー 前編【VOICEROID遊劇場祭】
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