古代ギリシアの遺物“アンティキティラ島の機械”を3Dプリントしてみた! 二千年分の腐食を再現した塗装技術がすばらしい
今回紹介するのは、フリスクPさんが投稿した『アンティキティラ島の機械のレプリカを作ったった! 』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
中二病なので自室の壁に飾りたかったのです。
「空間表示腕時計」や「魔方陣を機械的に発現させる魔道装置」など、中二病ロマンあふれる作品を多数制作しているフリスクPさんが、今度は「アンティキティラ島の機械のレプリカ」を作りました。
アンティキティラ島の機械は、1901年にエーゲ海の沈没船から発見された古代ギリシア時代の遺物です。実物はアテネ国立考古学博物館に展示されています。
部屋に飾るために3Dプリンタで制作しました。3Dデータはデータ投稿サイトで入手できます。
3Dデータがあるなら簡単に作れるのかと思いきや、ここからの塗装が神業です。3Dプリントしたものに、ライトモデリングペーストを使い腐食や付着物の質感をつけます。
下地としてつや消し黒のラッカースプレーを吹いた後、真鍮色のラッカースプレーを軽く吹きます。
黒・白・緑・パステルグリーンのアクリル絵の具に小麦粉を混ぜ、ざらざら感を出します。実物の写真を見ながら、それっぽく塗ります。
フレームには、ジャンク品のダウンライトを使用します。木枠がいい感じです。
レプリカが完成しました。腐食の表現がすばらしく、まるで本当に千年以上沈没船に眠っていたかのようです。
発見当初は謎が多く、たくさんの科学者を魅了してきたアンティキティラ島の機械。部屋に飾ればその科学者と同じようなワクワク感を味わえるような気がします。
視聴者コメント
はえーすっごい
データあるんだ
ほんとに腐食してるのかと思ってた
小麦粉か
塗装の難易度はさておき、真似できそうなのが良い
文/高橋ホイコ