暑い日は冷房の効いた部屋でアニメを観よう! オススメ2019夏アニメ10選
6.『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』
富士見ファンタジア文庫発の人気ライトノベルが満を持してこの夏アニメ化。タイトルが「なろう」っぽいが「なろう」ではない。
見た目が若すぎるお母さん・大好真々子とその実子・大好真人がVRMMOのファンタジー世界を冒険するホームコメディチックなテイストで物語が描かれる。
とにかくお母さんがかわいい。後、公式サイトでお母さん癒しボイスを日々更新したり、1話放送当日にお母さんに膝枕してもらいながら1話を先行視聴できる「放送当日が秋葉原で膝枕上映会のお母さんは好きですか?」を開催したり、公式のお母さん推しもハンパない。
なお、余談になるが本作はライトノベルの挿絵を飯田ぽち。氏が担当している。ファンタジア文庫内の特設サイトで同氏のイラストを楽しめるのでぜひ一度目を通してみてほしい。アニメ化に際して氏のイラストのタッチがしっかり表現されている点が推しポイントだ。(筆者が氏の薄いすけべブックを何冊か所持しているのはここだけの秘密だぞ!)
『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』1話は
7月19日24時30分よりニコニコ生放送で上映
7.『ソウナンですか?』
今期は「なろう」タイトルの多さに目が行きがちだが、実は講談社コミックが原作のものもかなり多い。その中でも筆者的な注目タイトルが『ソウナンですか?』だ。
本作は修学旅行中に飛行機の墜落事故に巻き込まれ、無人島に漂着、遭難した女子高生たちのサバイバル生活が描かれる。サバイバル術に長けたヒロイン・鬼島ほまれを中心にほのぼの無人島ライフが描かれるが、遭難というめっちゃシビアな状況下なため生死に関わるアクシデントが起きることも。
サバイバル知識も作中でかなり紹介されるので、サバイバルが趣味の人や紛争地域などを渡り歩く傭兵の人などは、本作を観ておくともしものときに役立つかもしれない。
8.『手品先輩』
こちらも講談社コミック発の作品で、30分枠を前述の『ソウナンですか?』と15分づつ分割する形で放送される。
アガリ症でポンコツな奇術部唯一の部員・手品先輩(本名不明)のカワイさ一本で勝負してくるかに見せかけて、手品先輩はすぐパンツを出す搦め手を使ってくるので侮れない。
公式サイトを見た感じだとなんか作画がよさそうだし、なによりスカートと太ももの描写に“職人魂”を感じる。職人が仕事をしたなら敬意を払うが道理ゆえ、視聴時にはタオルを目深に巻きつつ腕組みする麺屋店主スタイルで挑むつもりだ。
ちなみに、今期の講談社系タイトルは上記の『ソウナンですか?』と本作に加えて『ヴィンランド・サガ』、『炎炎ノ消防隊』、『かつて神だった獣たちへ』、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』などが該当する。
9.『まちカドまぞく』
きららシリーズからは『まちカドまぞく』がアニメ化。ある日突然先祖返りで魔族になってしまった少女・吉田優子と彼女が倒すべき元魔法少女・千代田桃の日常を描いたきらららしい一本だ。
優子と桃はそれぞれ魔族と光の一族の末裔だが、だからといってバチバチにやりあったりするわけではなく内容はいつものきららアニメ。癒され効果の高さに期待できる。
なにかと脳を酷使しがちな現代人には脳の休息も必要。本作をはじめとしたきららアニメはそんなときにうってつけ。ぽわわ~んとアニメを観てリフレッシュしてはどうだろうか。
『まちカドまぞく』1話は
7月18日24時00分よりニコニコ生放送で上映
10.『彼方のアストラ』
『彼方のアストラ』は集英社のWebマンガ誌「少年ジャンプ+」で連載されていた人気作。
本作はとある事故から広大な宇宙空間に放り出されてしまった少年たちが母星への帰還を目指すSF作品。転移先で入手した宇宙船・アストラ号でさまざまな星を渡り歩くロードムービー的な側面の強い作品だが、彼らが転移させられたのは偶発的な事故ではなかったことや陰謀に巻き込まれることになった原因などが徐々に明らかになっていく。
……と、このようにシリアスなストーリーが展開されるが、ユーモアと機微に富んだキャラクター描写はどこか『SKET DANCE』(本作の作者・篠原健太氏の作品)彷彿とさせる。明るく前向きなキャラクターたちによってストーリーの重さを感じさせない、または軽減するコントラストはさすがのバランス感覚とかちょっと評論家っぽく語ってみる。
というかマンガ大賞2019で大賞を獲得した作品なので面白さは折り紙つき。筆者が紹介しなくても注目している方は多いのではないかと思う。
今期は豊作?期待のタイトルが目白押し!
とまあ、キリよく10作品を紹介してみたが、気になったタイトルは見つかっただろうか。今期は本記事で紹介したタイトル以外にも『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ』や『スタミュ 第3期』、『からかい上手の高木さん2』といった人気タイトルの続編や『Dr.STONE』のような話題作を原作に持つアニメが揃っている。
ソーシャルゲームがリリースされているメディアミックス作品の『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』や、そこはかとなくKADOKAWAの紳士枠的空気を醸し出す『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』にも注目だ。
今期は人気作のスピンオフやシリーズタイトルが多く、クオリティが高い(高そう)なタイトルが目白押し。前期の2019年春アニメよりも格段に粒揃いな印象で、筆者の視聴タイトル数もかなり多くなりそうだ。
欲を言えば暑い夏に相応しい『Free!』のような“ノレる”アニメが欲しかったので、それっぽいアニメが出てきたら海パンと水泳帽と水中メガネを装備して本気で向き合おうと思う。
―あわせて読みたい―
・夏クールに見たいアニメはもう見つけた? 2019年夏アニメ一覧&PV・原作漫画まとめ。『高木さん2』『ダンまちⅡ』『アクセラレータ』etc…注目作てんこ盛り