「ソチ五輪のショート→フリーで立ち直ったきっかけは?」浅田真央 引退会見中継まとめ【ネットの反応】
フィギュアスケート界を牽引してきた浅田真央選手が4月10日にブログにて引退を発表。翌日の4月12日に引退会見を行い、niconicoではその様子を生中継しました。
会見前の会場の様子
【生放送】浅田真央選手引退会見30分前の様子です。中継車8台、カメラ約50台、記者約100人。さらにはリポーターやアナウンサーの姿も多く見られます。会見は11時半から開始予定です。 https://t.co/44xUzIrKWD #浅田真央 #引退 pic.twitter.com/BWqmlsgDIU
— ニコニコニュース (@nico_nico_news) April 12, 2017
引退発表した今の心境
――2日前ブログで引退を発表されて、改めて今どんな心境でしょうか。
浅田:
今日、この場に入ってきたときに、本当にこれだけのたくさんの方々はいらしてくださっていたので、私自身ちょっとびっくりしたんですけど、今ちょっと落ち着いてます。
――いろんな人から引退の後に言葉をかけられたと思います。何か印象に残った言葉というのはありましたか。
浅田:
発表してからは本当にたくさんの方が連絡をくださったんですけど、皆さん「本当にお疲れ様」っていう言葉をかけてくださったので、私自身も、「選手生活、終わるんだな」っていう気持ちになりました。
引退を決めたきっかけ
――引退を決めたきっかけについて伺います。具体的にどのくらいの時から引退ということを考えたんでしょうか。
浅田:
現役復帰してから良い形でスタートできたんですけど、そこから練習をするにつれて、試合に出るにつれて、今のスケート界の時代はすごいので私自身もついていけるのかなという思いが強くなったりと、やっぱり気持ちだったり、身体の部分で復帰前よりも少し辛いことの方が多くなりました。
何とか1シーズンは乗り切れたんですけど、2シーズン目からは何とか頑張ろうという思いだけでやってきました。でも、最後の全日本選手権が終わって、「もういいんじゃないかな」っていうふうに思いました。
――その全日本選手権から今まで3ヶ月近くありましたけれども、その間は迷いも含めてどんな思いだったんですか。
浅田:
自分が復帰してからずっと掲げてきた「平昌五輪に出る」っていう目標があったので、私自身、自分が目標をやり遂げなきゃいけないと思っていたので、自分の言ってしまったことへの葛藤はずっとありました。
――全日本選手権が(引退の)きっかけになったということですけれども、具体的には、時期的にはいつごろ決心したんでしょうか。
浅田:
全日本選手権が終わって、すべて結果が出たときに「終わったんだな」というふうには思いました。でも、日が経つにつれて自分が言ってしまったことっていうのは、今まで最後までやり通してきたので、「やらなきゃいけないんじゃないかな」っていう思いの方が強くて、やはりここまで(引退の発表が)延びてしまいました。
――平昌五輪への思いもあったと思いますが、それを上回るくらいの達成感があったということでしょうか 。
浅田:
私は、まずソチ五輪を最高の形で終えることができたんですけど。自分の身体もまだまだできますし、自分の気持ちとしてもまだまだやれるっていう思いがあったので、復帰しました。自分が実際に挑戦してみて、気持ちも身体も自分の気力も、もう全部出し切ったので、今は挑戦して何も悔いはないです。
――最後の大会なった全日本選手権で、トリプルアクセルに挑みましたしたよね。全日本選手権の最後に挑んだ気持ちも込めて振り返っていかがですか。
浅田:
最後になるのかなっていう気持ちは、ソチ五輪の世界選手権ほどではなかったですけど、最後までトリプルアクセルを挑戦して終えれたことは、何か自分らしかったかなというふうに思います。
最も印象に残っている演技
――最も印象に残っている演技を一つ選べと言われたらどれになりますか。
浅田:
やっぱり一つっていうのは難しくて……。ソチ五輪のフリープログラムの演技かなというふうに思います。
――やっぱりあの時間に込めた思いというのは大きかったですか。
浅田:
今までの試合以上に、落ち込んでたり辛かったりした部分もあったんですけど、それでもあれだけの挽回の演技ができたことに関して、それがオリンピックだったということが、1番、良かったのかなというふうに思います。
今後の活動
――今後は浅田さんがどんな仕事をしていくのか注目されると思うんですが、まずは自分の中でどんなプランがありますか。
浅田:
まず、もうすぐ夏にあるのが、THE ICE(ザ・アイス)のアイスショーなので、そこで選手生活を終えて初めて皆さんの前で滑るので、良い演技を目指して頑張りたいなというふうに思っています。
――我々としてはフィギュアスケートにどういう形で携わっていくんだろうと考えるんですけれどもそのあたりいかがですか。
浅田:
私は5歳からスケートを始めて、今までスケートにお世話になり、これからどんな形であっても、フィギュアスケートに恩返しができるようにしていきたいなと思っています。
――具体的なプランはこれからという感じですかね。
浅田:
そうですね、はい。
日本のフィギュア界へのエール
――浅田選手に憧れてスケートを始めた選手たちがトップスケーターになってきました。そういう環境も含めて、日本フィギュアスケート界に今後についてエールをお願いします。
浅田:
引退された大先輩の方をはじめ、私も引退をすることになったんですけど。今まで本当にスケート界を引っ張ってこれたかなというふうに思っています。
これからは今、若い選手が本当にどんどん出てきてますので、若い選手が若いパワーで、次のスケート界を引っ張っていって欲しいなというふうに思います。