アスペや発達障害の主人公が愛される理由を考えてみた。「ラピュタのムスカみたいな敵キャラが、いつしか主人公と入れ替わったんだよ」
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女の子からしたら萌えポイントなんですよ。「私がなんとかしてあげたい!」
山田:
そう、「人がゴミのよう」なんだよ。世界はワシのものだ。愚民ども馬鹿め、夢など見よって。世界は残酷なのだよ。みたいなことを言うボスキャラが、なぜか主人公と入れ替わったんだよね。
能力はあるんだけど、上手く人と関われない、ひとりぼっち。女の子からしたら萌えポイントなんですよ。「私がなんとかしてあげたい!」
これをひっくり返すと、メンヘラ女子キャラと同じなんだよね。「超絶美少女なのに友達が一人もいない」、これは普通は近づいちゃいけない案件です。だけど、これは男の子たちのヒーロースイッチが押されるわけ「俺だけはわかってあげるぜ君を」
一同:
(笑)
山田:
美少女の孤独=萌え、みたいな。これがたぶん、「弱点を持っているけど、特質した能力がある主人公」っていう今の流行りの系譜なんじゃないかと思うんだよ。
能力の高い、スペックの高い男は、孤独・かっこいい、それを癒やしたい女。そういう男と船に乗れば、ある程度スケールの大きな旅ができるわけ。で、その人は、浮気できないですからね。友達もいないし。
乙君:
ほー、安牌なんだ。
山田:
だから、これ女子に人気があるのは、当然なんだよね。
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