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「ファンとしてこれ以上ない幸せな作り方をさせていただいた」パトレイバーREBOOT公開記念の舞台挨拶書き起こし

 10月15日(土)に劇場公開が行われた『劇場上映 ゴーゴー日本アニメ(ーター)見本市』。そこで初公開となった『機動警察パトレイバーREBOOT』。初日の15日に新宿バルト9にて行われた舞台挨拶には、監督・脚本の吉浦康裕氏、監修・メカニカルデザインを務めた出渕裕氏が登壇し、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏による司会進行で行われた。イベントではCGを使うことによって実現したパトレイバーのアニメーター殺しのディテールについてや、キャラクター原案のゆうきまさみ氏とのキャラクター作りなどの裏話、さらには2018年のパトレイバー30周年に向けての展望も語られた。

 吉浦氏は、発表からイベント当日の午前中まで”エゴサ”をするほどどうなることかと気を揉んでいたらしく……。

※『機動警察パトレイバーREBOOT』は、2017年2月28日まで無料公開中→日本アニメ(ーター)見本市・機動警察パトレイバーREBOOTサイト


氷川竜介氏(左)、吉浦康裕氏(中)、出渕裕氏(右)

発表から当日朝までエゴサーチしていた吉浦氏

氷川:
 吉浦さんはエゴサーチしたということは、結構プレッシャーがあったんでしょうか?

吉浦:
 実は作っている最中は、変なスイッチが入って何のプレッシャーも感じず、ひたすら楽しくて仕方がなかったんですが、僕も観に来て頂いた皆さんと一緒で本当に大ファンだったので、作り終えてTwitterで最初の第一報が発表されてから、今日の午前中まではひたすら判決を言い渡される囚人の気分で……どうだろう?って思っていたんですけど、でも本当に今はホッとしています。

氷川:
 出渕さんはどうでしょう?

出渕:
 大画面で観れる機会がなかったので、観れてよかったなと。何度もアフレコ、ダビングも立ち会っていますし、見せていただていたんですけど、やっぱり白箱ってモニターで見るじゃないですか。このサイズ感で観るのは本当に良かったです。

氷川:
 吉浦さんも大画面で観られるのは今日が初めてで。

吉浦:
 そうですね。ちょっと大きな画面でも観たんですけど、劇場サイズは初めてですね。

氷川:
 レイバーが、かなり本物のサイズに近づきつつある感じの……。

出渕:
 画面的に結構寄るから、おまけに人の視点でカメラを撮っているので、ちょうどお客さんが見上げると、ちょうど良い感じで実物感がありますね。

もともとパトレイバーはCG向きだと思っていた

氷川:
 今、視点の話がありましたが、そこはやはりこだわりの一つですか?

吉浦:
 そうですね。今回お話を頂いた時にまずはHEADGEARの方とお会いして、「とにかく今もう一度、王道のパトレイバーをもう一回作らせてください! お願いします!」と言って、それで比較的劇場版1作目とか初期のOVAのノリのものを目指したんですけれど、1点だけ違うのが今回はCGを使うということだったので、言ってしまえば特撮的な見せ方、ちょっと語弊があるかもしれないんですけれども『パシフィック・リム』のような迫力のある見せ方、アングルとかでハンディカムで撮っているような臨場感を出すというのが目標だったんです。CGならではのやり方だなと思うのですけれども。

氷川:
 その点は出渕さんはどうなのでしょうか?

出渕:
 もともとレイバーってCGに向いているなと思っていたんですよ。昔のパトレイバーをやっていた時、WXIII(劇場版第3作『WXIII 機動警察パトレイバー』)とかパト2(劇場版第2作『機動警察パトレイバー 2 the Movie』)とかの時はこれだけモデリングして動きとかも2Dとなじませることが、まだまだそこまでは到達できなかったと言うところもあるんですけれども、もともとパトレイバーは今ある街並みに工作機械とか作業機械の延長線上で人型のロボットがいるっていう形で設定されていますから、手描きも素晴らしいんですけれど、CGの方が親和性があるというか実際のメカというか……。

吉浦:
 それはやっていてすごく思ったんですけど、一見ロボットアニメ的なデザインをしているんですけども、細部はあくまで重機なんですよね。だからそれが、僕も今回重機的な迫力を出そうという時、出渕さんのデザインされているイングラムとかブルドックとかって絶妙なデザインですよね。ロボットなんだけれども重機であって、工業機械であるっていう。

リファインされたイングラムは作画だったらアニメーターに殺されかねない緻密さ

氷川:
 設定資料も用意されているようですけれども。

スクリーンに表示されたイングラムの設定資料
スクリーンに表示されたイングラムの設定資料

吉浦:
 今回、あえて昔のままでいきたいとお願いしたところ、出渕さんがちょっとリファインして……。

出渕:
 リファインして、もう1回描き直させてと言って、図面を起こしちゃったんですけれど。

吉浦:
 それ最初わからなかったんですけど見たら、なるほどシルエットがすごく変わっていて、スタッフで回し見をした時にみんなで言ったんですけれど、出渕さんのかつてのアニメのデザインを実際の重工業が図面引いたらこうなるよな!という感じのデザインになっていて。

出渕:
 どうしても昔はやっぱりロボットモノの延長線でやっていたので、(アニメーターが)手で描くこととかも含めてなんですけども、マッシブなところとかを強調はしてしまっていたんです。だから今回CGでやる時に情報量も入れられる、今までは描くとアニメーターに”殺されちゃう”ような所もデザインができるんです。例えば、銃のリボルバーカノンが収まっているハッチの裏側とかなんかですね。

イングラムの頭部のディティール
イングラムの頭部のディテール

吉浦:
 ここの上の部分とかも今回足したんですよね。見上げ視点が多いので、ディテールの無い部分を足す作業が多かったんですよ。

出渕:
 CGのアレな所はどうしてもディテールの無い所はバレるんですよね。たぶんあおりアングルが多いので、下手するとアップでココ見えるかもしれないなっていうので、デザインを足しました。

吉浦:
 そういう所も、ありがたいことに足りないと言ったら出渕さんが現場でパッて描いてくださったりしたんです。

イングラムの肩のパトライトの部分
イングラムの肩のパトライトの部分

出渕:
 これはパトライトの中ですね。資料を揃えてもらって実際のパトライトと同じモノを入れるという。

吉浦:
 真ん中に反射板があるんです。実際の設定と同じなんです。

出渕:
 本物を調べてやっていますね。これはデザインというよりも実際のパトライトのメーカーのカタログとかを見ながらね。

吉浦:
 CGスタッフがそこ凄く調べてちゃんとやってくれたのでありがたかったです。

出渕:
 こんな感じのディテールで。これを描いて作画でやれって言うと、僕はたぶん後ろから刺されます。

吉浦:
 ここのこだわりはリボルバーカノンの「特2.01」の文字を白にしたいという。この溢れ出る備品感は絶対に欲しいなと思ったんですよ。

リボルバーカノンのハッチの内部
リボルバーカノンのハッチの内部。リボルバーカノンには「特2.01」の白い文字。

 

14年ぶりに作られたパトレイバー、新キャラになったのは必然だった!?

吉浦:
 今回、メカニックもそうなのですけれど、お話をいただいた時に、WXIIIから実は14年ぶりのパトレイバーのアニメを作る機会で、だから元々ファンであった自分が作るという意義と、それ以上にこの1本はめちゃくちゃ大事だなと思ったんです。ただその場で作ってそれで終わるだけじゃなくて、パトレイバーというものに対して未来のある作り方をしたいなと思ったんですよ。ですので、選んだ選択肢というのが短編だけど全部盛り。物語、キャラクター、世界観、メカ、全部入れようというのがコンセプトだったんです。

 そういうときに、もちろん新キャラにするのはどうなんだ?という意見もあったのですけれども、やっぱりパトレイバーを僕らファンだけではなく、全く知らない若い世代にも観て欲しいという思いがあって、それでどうしても新キャラでお願いしますとやらせてもらいました。その代わりに出渕さんや伊藤さん(脚本の伊藤和典氏)やゆうきさん(キャラクター原案のゆうきまさみ氏)がバックアップしてくださって、本物として下駄を履かせていただいたんですね。だからファンとしてはこれ以上ないぐらい幸せな作り方をさせていただきました。

氷川:
 その辺、出渕さんは監修という名前で入っていますけど。

出渕:
 吉浦監督の方からイングラムをそのままでやりたいというトコロもそうでしたし、キャラクターを変えたいというのも全然OKだったんですよ。こちらも新しくやるとしてもイングラムは変えないつもりでしたし、キャラクターをやるにしてもパトレイバーってやっぱり時代にちゃんと寄り添ってきているトコロがあるので。

 コレって1998年ぐらいの話なんですよね。もう過去の話になってしまっていて、だからあのときの特車隊の人たちはちゃんと歳を取っているという感じなので、そうなるともうかなりな歳になってしまっていて、それももうたぶん警官を辞めているかもしれないという……。あの人たちだと絶対に辞めているでしょうね。それで同じキャラでやるというのはやっぱり違うでしょう。だったら新しいキャラクターでやるのは全然OKと。

氷川:
 それで、女性キャラを増やしたというのは何か理由があるんですか?

吉浦:
 これは逆算をしていくとコレしかなかったんです。今回はシリーズとか設定に縛られずに出来るだけ最小限の情報でやろうということで、1号機のバックアップ、フォワード、隊長と犯人しか出さなかったんです。まず隊長ですよ。みなさん、僕があのオジさん隊長キャラを作れると思いますか? 僕は無理です。もう、無理なんですよ後藤隊長がいる以上。ということはもうオバちゃんにしようと。そうなると、あ、もうこれは全部逆転させるしかないと。

出渕:
 その辺もリンクしていたんですね。こちらが新しいことやるとすれば、おそらくこうなるだろうというのを先にやられて提示してもらったので。

吉浦:
 昔は女パイロットっていうのが珍しかった時代なんですよ。

出渕:
 そうですね。先鞭つけたっていう感じなんですけど。今は逆に言うと、男の子の操縦士の方が珍しいのではないかという感じがして。

吉浦:
 だから短編で新キャラですけれども、パトレイバーらしいキャラの立ち方ってなんだろうってずーっと考えて、それで自分が知っているパトレイバーっぽい要素を混ぜて混ぜてもう一回吐き出したっていう感じのキャラになったんです。でもゆうき先生が原案を描いてくださったりとか、脚本も基本的にプロットと初稿までは書かせていただいたのですけれども、最後のフィニッシュを伊藤和典さんにしていただいて、そこでキャラクターの台詞回しを変えていただいて、もうその瞬間にパトレイバーになったぁ!という感じだったので、本当にそこはオリジナルの力だなと思いますね。

キャラクター原案のゆうきまさみ氏と話しながらその場で行われたキャラクター作り

氷川:
 ゆうきさんと仕事場で打ち合わせをしながらキャラを作っていったそうですが。

出渕:
 ゆうきさんは連載をやっていますから、「やるよ!」って言っても、上がってこないんですよ。それで時間を作って仕事場に行って、話しながらどうですかね?というふうにやれば、ゆうきさんがその場で意外と描いてくれる。

吉浦:
 そうなんです。まだ連載のネームの終わっていない時に行って、目の前でしゃべりながら描いていただいたんです。その場で出来ちゃいましたね。ざっくりイメージは伝えたのですけれども、何しろ僕自身にゆうきさんの絵のイメージがあったので、「あ、ハイ。あー、そんな感じです。ハァ、イイですねー。あー最高です!」以上、っていう感じで。

出渕:
 最初、吉浦監督の出してきたイメージっていうのが、ゆうきさんの他の漫画の作品のキャラをイメージして、こんな感じなのですけれども……と言っていて。当然本人も同じものを描くわけにはいかないので、それに対して逆にアンサーをしていくという感じでしたね。

吉浦監督が選んだ、パトレイバーらしく地形を生かした演出ができるロケーションとは?

吉浦:
 氷川さんから見て気になるポイントはありますか? 例えば、「氷川の目」的なコーナーとして。

氷川:
 そうですね。やっぱりロケハンはしたんですか?というところですかね。

吉浦:
 ロケハンはしました。何気に僕は実際の風景が出てくるアニメを作るのは初めてなんです。パトレイバーの絵といえば下町なのですけれども、パト1(『機動警察パトレイバー the Movie』)みたいな古いビルが壊されて新しいビルが建っていく風景って、もう今無いんですよね。

氷川:
 パト1の時はバブルの頃だったから。

吉浦:
 普通の風景しか無くて、しょうがない……。それである時思ったんです。このコンビニがあって、月極駐車場があって、どうでもない猫カフェとか、なんか変な看板がある普通の街並みで戦うのが、ある意味別のパトレイバーの切り口じゃないかなと。だからロケハンはしまくりましたけど、良いロケーションだったかなと。

氷川:
 日暮里の橋を使うアイデアとかは最初から考えていたんですか?

吉浦:
 地形を使うっていうのは最初から考えていました。パトレイバー初見の人に対して波及する意見として、東京の地形を生かすJRをつかうとかそういう戦い方をさせたかったので、地図を見ながら挟み撃ちにするみたいなのがあって、かつ駅の近くにある情緒のある良い場所はないかなと。下町にある良い感じの場所。ちょっと名前は言えないのですけれども。まあ、一目瞭然ですが。

出渕:
 何気に文字も変えてますから。東京に住んでて、あっちの方にいれば「あ、ココ知ってる」となると思います。

吉浦:
 実際は、狭くて狭くてとてもレイバーが入れるような道ではないんですけども。

氷川:
 狭さを表現できるというのは今なりですよね。

吉浦:
 そうですね。今回はCGでレイアウトを組んで、本当に狭いところで戦う感はちょっと出したかったんです。だから人がまだ逃げていないのは何でかという理由として、情報の回るスピードが今の時代早くなって、規制する前に集まっちゃうっていう言い訳は最初にしてあるんですけど。

氷川:
 今風のSNSっぽい画像とかも。

吉浦:
 そうですね。

再来年に30周年を迎えるパトレイバー! 気になるリブート後の展開とは!?

氷川:
 それでですね。たぶんみなさん凄く気にしていると思うのですが、今後の展開って何かここで言えることはあるんでしょうか?

出渕:
 何しろ「REBOOT」ですからね。再起動したあと何も無いと、それは再起動で終わるのか?ってブスッとかって終わっちゃうと……。なので、なにかしら色々とお話は出てくると思うのですけれども、具体的に今なにか動いているという訳ではないんです。
 ただし再来年が30周年になるんです。それでやるとすればパトレイバーって常に設定はその放映、もしくは上映されている時代よりも10年先みたいな。やっているのは同じ時代の風景という感じなのですけれども、まあそういうスタンスになるんじゃないのかなぁとは思います。(吉浦氏に向かって)その時はお願いしますね。

吉浦:
 僕は作る立場だったんですけれども、今回のパトレイバーという企画は、ここにいる方々は重々承知だとは思いますけれども、企画としてめちゃくちゃ面白いアニメで、次が作られないと罪だと僕は思っていて。こういう作品って有るようで無いんですよね。だから今回の「REBOOT」はとにかく自分であっても自分でなくても、これをまたスタートに盛り上がる起爆点というか、種になると良いなというつもりでは作りました。なので、そこは今日いらっしゃるみなさんのご協力もあって盛り立てていければ、ですね。

出渕:
 今回、吉浦さんにやってもらって本当にすごく良かったのは、当時見ていて好きだった人にバトンを渡せたってことなんですよ。やっぱり好きな人がリブート作品であったりリメイク作品をやるべきなので、俺がヤマト2199やったからって訳じゃないんですけど、事務的に仕事として受けてやってもらうっていうのではなくて、好きでやってくれるっていう人と、特に吉浦さんは意外と前から知っていて「この人凄いなぁ」って思っていた人なので。

氷川:
 だから本当にベストマッチング的なところですよね。
 吉浦さんはこうしたいああしたいというのは既にメモ帳とかに書いている感じでしょうか?

吉浦:
 どっちかというとコレは勢いで作った感じなので、まだちょっと燃え尽きている状態ではあるんですけれども、なにか本当にコレで終わらないことを自分も願っています。あと1個だけ、さっきスタッフの話が出ましたけれども、見ての通り僕と同世代が結構作っていまして、みんなパトレイバーが好きなんですよ。だから作画も美術もCGも本当にパトレイバーが好きで好きで堪らない人が全力をもって作ったので、もしこの作品が良かったって思ったら是非スタッフロールにも注目して、名前をチェックしていただけると、監督としてはとてもありがたいです。

出渕:
 その上で音楽が川井(憲次)さんですとか、デザインを田島(照久)さんがやってくれるですとか、その辺はちゃんと締めるという良いバランスでできたのではないかという気がします。

「日本アニメ(ーター)見本市」という企画からリブートしたパトレイバーは、30周年に向け、良い流れになっている。

氷川:
 この「日本アニメ(ーター)見本市」という企画から、パトレイバー復活みたいな形になって……?

出渕:
 まさかねー、ココでやることになるとは思わなかったんですけど。本当は「別企画でやらない?」という話があって……。

氷川:
 出渕さんが原作・監督という形で。

出渕:
 何かできるかなーと考えていたらもう(枠が)埋まっちゃたから、イイよねーって言ったら、カラーの緒方(プロデューサーの緒方智幸氏)くんから「ところで、パトレイバーって出来ませんかね?」って言われて、「もしかしたら、パトレイバー関係で色々とやらなきゃいけないことがあるからそれが上手くいくんだったら、いけるかもよ?」って話で。

氷川:
 本当に30周年に向けて良い流れでぴったりハマったみたいな感じですか?

吉浦:
 ポロ ッと緒方プロデューサーが「パトレイバーやれるかもしれないんだよね」と言われた1秒後に、「僕やりたいです!」って言いましたから(笑)。

出渕:
 なんとなく、目の前で罠を仕掛けていたんじゃないですか?

吉浦:
 わざわざ言うっていうことは、そうだと思います。ヒョヒョヒョイッと捕まった感じです(笑)。

氷川:
 では、最後に、一言メッセージをいただければ。

出渕:
 何しろ30周年でこういう形で良いスタートというかリブート、まさに再起動。この再起動した後をちゃんと若い、当時好きだった人たちと一緒に、やっていければ良いなと思っています。よろしくお願いしますね。劇場で見るとやっぱり迫力違いますんで、ぜひ劇場に足を運んで観ていただきたいなという感じで。パトレイバーに限らず他の「日本アニメ(ーター)見本市」の作品とかも、やっぱり劇場で観るべきだろ!これは!という。パソコンで観るのと全然違うという……。

吉浦:
 パソコンで観るからなんてこと考えずに全力で作っている作品ばかりですから。

出渕:
 そうなんですよ本当に。無駄に、じゃないんですけど。何に関しても全力投球みたいなところがありますから。そこは是非、この機会をお見逃しなくという感じですね。

吉浦:
 本当にパトレイバーが大好きな人間として夢のような機会に恵まれて、しかもオリジナルのスタッフの方々もスッと後ろからバックアップしてくださって、大好きなスタッフにも恵まれて本当に素晴らしい体験と言っても良いような環境で作ることができましたし、僕自身ちょっと伸び悩んでいた時期に今後の自分の為になる良い作品を作らせてもらったと思っています。ですので本当にこのパトレイバーという作品がこれからまた再び、願わくは見たことのない人たちとか、もっと下の世代の人がガンガン見てくれてそういう人をファンに取り込んでシリーズが再スタートすれば良いなと思っていますので、どうかみなさんよろしくお願いいたします。

氷川:
 ありがとうございます。私もパトレイバーファンとして良き出発点になることを本当に願って止まないですね。

 

※『機動警察パトレイバーREBOOT』、2017年2月28日まで無料公開中

patolaborreboot
日本アニメ(ーター)見本市・機動警察パトレイバーREBOOTサイト

 

※ニコニコニュースoriginalでは、『機動警察パトレイバーREBOOT』の配信期間中に、本記事に登場した吉浦氏・出渕氏など、同作品関係者の対談やインタビュー記事の掲載を予定しています。

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