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『ジョジョ』第2部、究極生命体カーズの身体能力がスゴすぎる! 1分間に600発の重機関砲の弾を防ぎきるってどんな腕のスピードだよ…

 『ジョジョの奇妙な冒険』第2部の中盤では、柱の男の1人であるカーズが「エイジャの赤石【※1】」を巡って、ナチドイツの軍人・シュトロハイムと激闘しています。カーズは半身サイボーグのシュトロハイムが放つ重機関砲の弾を“輝彩滑刀【※2】”で防ぎました。ここでひとつの疑問が浮かび上がります。ずばり、「重機関砲の弾を防ぎきるカーズの身体能力は?」。

※1エイジャの赤石
『ジョジョの奇妙な冒険』・第二部「戦闘潮流」のキーアイテムとなる秘宝。

※2輝彩滑刀
『ジョジョの奇妙な冒険』の作中に出てくるカーズの能力。腕や足から発光する剣を生やし、あらゆる物を切り裂く。

 今回紹介する、シルフィード(NSVF)さんが投稿した『【空想科学小話】機銃掃射を防いだカーズの身体能力とは?【ジョジョ】』では、音声読み上げソフトを使用して、この疑問に科学的な考察を行っています。


弾丸を真っ直ぐ切るのは至難の業

 『ジョジョの奇妙な冒険』第二部戦闘潮流について……。今回いただいた質問はズバリ、「重機関砲の弾を防ぎきるカーズ様の身体能力は?」というものです。

シルフィード(NSVF):
 さて、カーズの動きですが、実はパッと見以上に結構スゴイことをしています。何が凄いって、弾丸を真っ直ぐに切っているところです。これが結構ムズカシイ。

シルフィード(NSVF):
 何故かと言うと、通常銃にはライフリングと呼ばれる弾丸を回転させるための機構が存在します。

シルフィード(NSVF):
 これは高速自転物体が姿勢を乱されにくくなる、ジャイロ効果という現象を銃弾に生じさせることで軌道を安定させるためのものですが、真っ直ぐに切るにはこの高速回転がネックになります。回転している物体を一直線の刃で切ると、その断面は波打ち、らせん状の切断体が出来上がります。

シルフィード(NSVF):
 試しに消しゴムをカッターで切ると、回転させた方は波打った消しゴムになることがわかるかと思います。これを避けて真っ直ぐに銃弾を切るためには、銃弾の回転に合わせて腕ごと刃も回転させりゃいいんんですが、そんなこと出来るのはワムウ【※】くらいのものでしょう。ということは、あとはもう回転し終わる前に切ってしまうしかないわけです。それには一体どれほどの速度が必要なのかを見ていきましょう。

※ワムウ
『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクター。かつて波紋使いたちを壊滅状態に追い込んだ謎の生命体「柱の男」の一人。「柱の男」の中での地位は3位。しかし、カーズに「戦闘の天才」と言わしめる程の実力者で、上位の二人からも一目置かれる存在。 

 銃には弾丸を回転させるための機構が存在し、真っ直ぐ切ることはできません。出来るとしてもワムウくらいです。コメント欄では、「ワムウなら出来るという説得力」「ここで妙に納得してしまうのがワムウの凄い所」「ワムウにできるならカーズにも出来て不思議ではないのでは?」といったコメントが寄せられました。

シュトロハイムの重機関砲の性能は?

シルフィード(NSVF):
 さて、まずはシュトロハイムの腹部の重機関銃の性能を決める必要があります。劇中でシュトロハイムが言及したスペックは「1分間に600発の徹甲弾を発射可能」「30㎜の鉄板を貫通できる重機関砲」であるぅ! らしいです。これを40秒もぶっぱなし続けていたということは、シュトロハイムが放った弾の数は実に400発

シルフィード(NSVF):
 推定5㎏、3.2mの弾帯を撃ちきったということです。どこにしまってあったんだ、そんなもん。

 推定5㎏、3.2mの弾帯を撃ちきったシュトロハイムに、コメント欄では「流石に弾薬箱に十分入るサイズだから問題ないね」「ドイツの技術は世界一」「重さはともかくスペースが凄いw」「シュトロハイムもすげぇなw」といったコメントが寄せられました。

回転し終わる前に切るために必要な速度は?

シルフィード(NSVF):
 さて、1940年前後のドイツ軍の兵器で性能的に近そうな機関銃は、ゾロターンMG30やラインメタルマウザーヴェルゲMG34、グロスフスMG42、少し古くてドライゼMG13なんかがあります。

 ここでは連射速度が一番近く、舞台となる年には既に存在していたMG30のスペックを参考にシュトロハイム砲がほぼ同性能だったとしましょう。この銃のライフリングは1-10inch、すなわち約25.4㎝進むごとに一回転するような回転が与えられています。初速が760[m/s]ですから、ここから、この銃から放たれた弾丸の回転は、およそ毎秒3000回転です。

シルフィード(NSVF):
 真正面から切断する場合を考えると、画面ではほとんど真っ直ぐ切れていたので、切り始めてから切り終わりまでの回転は最大10度くらいだとしましょう。これらより、カーズはおよそ9.3[μsec]以内に弾丸を切ればいいことになります。(=0.0000093[sec])

 カーズの刃の身幅も考慮に入れると、9.3μ秒以内に切るために必要な速度とは、実に12300[m/s]、マッハにして36です。これだけ速いと、全部切り落とさなくても剣先から生じるすさまじい衝撃波で弾丸はほとんどぶっ飛ばされます。

シルフィード(NSVF):
 というか、この衝撃波でシュトロハイムとジョジョのほうが肉片になりますね。うまくいけば、後ろの洋館ごと、リサリサやシーザーも木端微塵です。

 回転し終わる前に切るにはマッハ36の速度が必要だということが分かりました。コメント欄では、「1フレームで切っても描写できねえw」「その衝撃波で自分が切れる」「カーズ様弱い弱い言われてたけど強かったんやね」といった感想が寄せられました。

カーズの身体能力はワムウやエシディシよりもガチで強かった!?

シルフィード(NSVF):
 しかしこの時カーズの腕にかかる遠心力は実に遠心力1.5Mt。普通なら腕が千切れてロケットパーンチですね。更に言うと、このときカーズの刃の表面温度は実に8万℃にものぼります。もはや切る切らない以前に弾丸どころかそこら一帯がジュワっと蒸発です。

 ついでに言うとここまで高温だと別に無数の刃が動いたりしなくても、むっちゃ光ります。なるほど、これこそが輝彩滑刀の真の姿、熱い葛藤だったのかーってやかましいわ。

シルフィード(NSVF):
 頭脳面でも同じことが言えます。常にガチムチ筋肉博覧会なエシディシやワムウとは違い、しっかり露出の少ない服で全身を覆って、色も紫外線を通しにくい黒をチョイスしてる辺り実に科学的です。(戦闘装束は露出多めだけど)

 ともあれ、頭脳・パワー共にすさまじいカーズですが、このパワーが直接戦闘に活かされることは多分ありません。だって本気で戦うと、多分一撃でジョジョ達もろとも、エイジャの赤石も木端微塵ですもん。

 カーズが本気で戦うと全てが木端微塵になるほどのすさまじい能力を持っていることが分かりました。コメント欄では、「だからあんな卑怯な手を!楽に勝ちたいってそういうことか!」「触れたもの、己すら壊してしまうカーズ様w」「赤石が無いと勝てないってのはそういう…」「柱の男はジョジョ史上最強だろ」といった感想が寄せられました。

 カーズが最強ではないかという考察をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。

▼動画はこちらから視聴できます▼

【空想科学小話】機銃掃射を防いだカーズの身体能力とは?【ジョジョ】

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