稲川淳二への愛が強すぎる…!! お笑いタレント・長州小力がめちゃめちゃ楽しそうに稲川氏の好きなエピソードを語る
事故物件について徹底的に語り尽くす番組「事故物件ラボ」が事故物件公示サイト「大島てる」でお馴染みの大島てる氏(@Oshimaland)と事故物件住みます芸人の松原タニシ氏(@tanishisuki)をMCに、ゲストにお笑いタレントの長州小力氏を迎えて、niconicoで放送されました。
番組では長州小力氏が怪談好きになったきっかけである稲川淳二氏について、出演しているおすすめホラー作品をピックアップしつつ、稲川氏の魅力にせまります。
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長州小力氏が怪談好きになったきっかけ
松原:
長州小力さんは、心霊ビデオや怪談が大好きということで、好きになったきっかけやどういうシリーズが好きなのか、などの趣味趣向を聞いてみようというコーナーでございます。
長州:
やっぱりあこがれが強いです。霊が見えるのは能力としてすてきだなと思う。ただ実際見たいか見たくないかといったら、やっぱり霊を見える人からすると「気持ち悪いよ」とか「見ないほうがいいよ」って言われます。 きっかけは小さい頃に心霊番組が多かったので、それをよく見ていたからですね。一番影響を受けたのは、稲川淳二さんかな。
松原:
そうなんですね。
長州:
うん。稲川淳二さんの怖い話、大人になってからあの味わいもわかってきたけど、子どものときは、ただ怖かったんですよ。
松原:
ただただ怖かったんですね。
長州:
今は達人だなと思って見てる。しゃべるのが稼業の芸人をやるようになって、情景を思い描けるのって、すばらしいなと思ってます。
松原:
話術がやっぱり秀でてたんですかね?
長州:
俺にしてみれば、本当か嘘かはどっちでもよくて、情景を思い描けるのが凄い。だから、憧れてる。
松原:
世界観に引きずり込む魅力……。
長州:
そう。お寺と神社の違いを教えてくれたりね。
松原:
ちゃんと雑学として、ためになる怪談とかね。
長州:
俺ら、昔のことを知ってて知らないようなことが多いと思うんだけど、それを断定してくれる。ただ断定しても、よく調べたら違ったみたいなとこが可愛いらしくて好きだった(笑)。
一同:
(笑)
長州:
大人になってひねくれた俺は、友達とそれを見て、やいやい言うのが好きだった。プロレスと同じ見方なんですよね。
松原:
子どもの頃の怖い見方もあったり、何段階にも分けて楽しめるっていうのが稲川淳二さんなんですね。
長州:
そう。だからシリーズで好きなのは、『恐怖の現場』。この作品のような真相と解明シリーズがいっぱいあるんですけど、その中で特に面白い。
(画像はAmazonより)
稲川淳二氏の説得力によって引き起こされる面白さ
長州:
何が面白かったかと言ったら、稲川淳二さんは、説得力があるけど、その理論には穴があったりするところ。シリーズでアイドル2人を連れて、心霊スポットに行くんですよ。稲川さんが外でモニタリングをして、アイドルが叫んだり、何か感じたら稲川さんが飛び込んで行って、いろいろインタビューして稲川さんが検証する。結果的に言うと、9割以上は稲川さんの思い込みが圧倒的。でも、これが面白い。
一同:
(笑)
長州:
「わかった」って言うときと、「わからない」って言うときもちゃんとある。
松原:
「わからない」も言うんですね。
長州:
それでアイドル達に心霊スポットを案内するとき、その廃墟の壁には、いっぱい穴が開いていて「君たち、これは何で開いてるかわかるかい?」と。「わかりません」と言ったら、「人間というのは暗闇で恐怖を感じたときに暴れる」と言うんですよ。確かに暗闇で「わっ!」てやられたら、ビックリしますよね? それで壁に穴が開いてるっていうわけよ。でも建築現場でバイトした経験のある俺にしてみれば、それは電気コードを取るための穴なんですよ。
一同:
(笑)
長州:
コンクリートはさすがに人の手じゃ穴は出来ない。出来る場合もあるけど、でも何だか説得力がすごくて、女子たちも、はっとなるんですよ。
大島てる:
私も今、思いました(笑)。
長州:
思いましたよね? 説得力はあるんですよ。それで次の部屋にどんどん進んでくんですよ。次の部屋に行くと、真っ白な落書き一つない部屋あって、「ここは相当怖いぞ」って言いだす。「何でですか?」って聞くと、「この部屋は落書き一つないから、落書きしてる暇もないほど、怖い」っていう。
大島てる:
おおー、確かに(笑)。
長州:
そう。「怖すぎるから、誰も落書きできないんだ」ってことを言うわけですよ。なるほどーって思うじゃん?
松原:
それは確かに。
長州:
アイドルたちも、感心する。そして、いよいよ女の幽霊が出る部屋に移動しましょうと言って、その部屋に入った瞬間、天井までびっちり落書きが書いてあるんですよ。
一同:
(笑)
長州:
前の部屋の理論が、全部否定されるんですよ。
松原:
稲川さん、どうなるんですか(笑)?
長州:
もうそのスタッフも、アイドルたちも、その事には一切触れない。触れないまま稲川さんのアップの画面で映像が終わるんですよ。
一同:
(笑)
長州:
僕の楽しみ方としては、茶化してるね。プロレスもちょっと茶化して見ちゃうんだけど、でも大好きなんですよ。
松原:
めっちゃおもろいなあ。
大島てる:
(笑)
長州:
だから幽霊がいるとかいないとか、UFOがいる、いないも子供の頃よく思いましたけど、大人になってくると、そういうことよりも、その状況が楽しめたり、お話が面白かったらそれで大満足。だからこのシリーズは、おすすめです。
一同:
(笑)
長州:
結果的にアイドルの子たちは、検証を4、5時間ずっとやらされるんですよ。
松原:
検証をやらされるんですか。
長州:
それで「きゃー」って言うたびに、稲川さんが強めのでかい自分専用のライトを持って入ってくるわけですね。
一同:
(笑)
長州:
ほかの人たち、ちっちゃいライトでね。
松原:
ずるいなあ。そこ平等にしてほしいですね。
長州:
ちょっと卑怯で悪いんですけど、人が一生懸命やってることを茶化して語るのが面白い。
松原:
一生懸命やってるからこそ、面白い部分もありますよね。