自殺者の遺留品がいたるところに…「青木ヶ原樹海」潜入レポート
『禁断の現場に行ってきた!!』『ホームレス大博覧会』などの著者としても知られる“タブーなこと語り”のトップランナー・村田らむ氏(@rumrumrumrum)と、人気TV番組TBS系「クレイジージャーニー」への出演でも知られるジャーナリスト・丸山ゴンザレス氏(@marugon)がメインパーソナリティを務める、“地上波では決して放送できない”ようなものを中心に紹介するニコニコ公式生放送「村田らむ×丸山ゴンザレスの『やべえ話』」。
今回のテーマは“樹海”。山梨県富士河口湖町にある青木ヶ原で見つけた、樹海の中で放置され朽ちるに任せた品々や、実際に使用したと見られる首吊りのロープ、そして自殺者のものと思われる人骨など地上波では放送できないであろう数々の写真を、村田氏が実際に行った際のエピソードとともにお届けします。
※本記事には過激な画像が含まれます。閲覧の際はご注意ください。
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観光名所としての顔を持つ「富岳風穴」
村田:
富岳風穴。樹海の入り口みたいなところですね。
これが、いわゆる森の駅の入り口ですね。
丸山:
こういう観光客たちは、どういうふうに言われてここに遊びに来てるんですかね。風穴観光しようと思って来るんですか。そこが樹海であることは認識せずに来てる感じなんですか。
村田:
そういう人がいないわけじゃないけど、外国の人とかは多分、樹海目当てに来てますね。あと、やっぱりバイクで走るのが気持ちいい地域なので、その休憩に停めたりとか。
富士五湖が近いので、富士五湖関係で遊びに来た人が、ついでに来たりとか。
これも入り口がこんな感じです。真っすぐ行くと有料なんですよ。で、洞窟の中、風穴っていう、昔、戦前ぐらいに使ってた施設があって、自然の冷蔵庫ですよね。風穴、氷穴、コウモリ穴っていうのは有料。有料といっても300円とかですけどね。
丸山:
こっちには、一度も行ったことないですけどね。
村田:
まあ……面白いですよ。岩盤に穴が空いてるから、中が寒いんですよね。年がら年中、日光が入らないんで。
自殺してしまった人の遺品
丸山:
これは何ですか?
村田:
これは……遺品ですね。樹海でおそらく朝方に亡くなって、僕がその日のお昼ぐらいに見つけたので、こんなに新しいんです。弁当ガラと、あと飲み物と鞄ですね。通報した警察から後で電話がかかってきて、「カメラがあったんですが忘れ物じゃないですか?」って言われたので、遺品の中にカメラがあったらしいですけどね。
丸山:
じゃあ、そのカメラは受け取らなかったんですね。カメラの中に何の写真が入っているか……見たいですよね。
村田:
見たいけど……さすがに、本当に犯罪になるんで。樹海は広いですよ。これは多分……富士講だったかな?
丸山:
そうですね、富士講の石碑ですね。
村田:
江戸時代ぐらいに富士講っていう山岳信仰みたいな宗教がすごく流行った時期があって、その人たちが残した石碑とか、いっぱいあるんですね。
竜宮洞穴。これも富士講という宗教団体を巡るスポットのひとつになってるんですけど、中が崩れちゃってたり、ガスが出たりしてて、本当に危ないんで中に入るのは今は厳しいです。
これは樹海の中にある、ほこらですね。
ちょっといたずらで火つけられてたりしたんですけど……。
これはトラックですね。
丸山:
これ、どうやってここまで入ってきたんですか?
村田:
多分、昔は産業が結構あったらしくて、炭を作っている人たちがいたらしいので道があったんですよ。それに、炭を作ってた人が石組みを作ったりする跡もありました。ただ、年代があまりわからなくて……。
丸山:
昭和の頃に産業とかが結構あったというのは、文献を紐解くと出てきますよ。このトラックの水色、いいですよね。
村田:
トヨタのトラックね。「自家用」って手書きで書いてあったりして、いいですね。中には誰かが住んでたような跡がありました。
丸山:
もう少しちゃんと残ってたら、ここを拠点に行ってもいいかな?
村田:
あんまりそんなに人が来る場所じゃないんですよね。実はここ、Googleマップにも載ってるんです、「トラック」って。
丸山:
そうなんですか!?
村田:
みんな場所はわかるんで、行こうと思ったら行けますよ。