【今からハマれるVTuber講座】1日10時間VTuberを見続けるオタクが伝えたい“VTuberの3つの魅力”
なにやら去年くらいからVTuberが流行り出したみたいだけどイマイチよく分からないし、投稿されている動画もめちゃくちゃ多くて、どれを見ればいいのかもさっぱり。
もう今から入っても「にわか」扱いされる気がして気が進まない……。そんなあなたのために、1日平均10時間VTuber動画を見ている狂ったライター・あるかいが「今からハマれるVTuber講座」をお届け!
講座第1回目の今回は、VTuberのどこにずぶずぶハマれるのか? その魅力を伝えていく。
★VTuberの魅力まとめ
・中の人のキャラが濃くてトークが面白い
・放送きっかけで新しいコンテンツを知れる
・見た目の個性の強くてギャップに萌える
VTuberって何? どれだけ流行っているの?
そもそもVTuberとはなんぞや? ざっくり言ってしまうと、YouTuberのバーチャル(仮想的存在)版みたいな感じ。
バーチャルYouTuberと呼ばれることも多く、おもにYouTubeで雑談やゲーム実況、歌ってみたなどを配信している方たちの総称である。
そんなVTuberというジャンルが盛り上がり始めたのは2017年12月。VTuberの代表的存在であるキズナアイがチャンネル登録者数100万人を迎えたあたりから一部のオタクの中で注目を集め、輝夜月、ミライアカリ、電脳少女シロ、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんなどが台頭していった。
2018年の2月には、月ノ美兎、静凛、樋口楓など、アプリを使用してバーチャルライブ配信を行うにじさんじ公式バーチャルライバーたちが活動を開始。
本格的な機材がなくともVTuberになれる環境が浸透したこともあり、VTuberの数は爆発的に増えていき、3月には1000人、4月には2000人、そして今では6000人を超えるVTuberがこの世に存在していると言われている(ユーザーローカル発表)。
(画像は「月ノ美兎のアウトなラスト実況【個性派ゲームもあるよ】」より)
2018年がVTuber元年と呼ばれるようになったのは、VTuberの動画や生放送をあまり見ない方でも知っている人は多いハズ。
そう、まだまだこのジャンルは生まれたばかり!! 漫画で言えば手塚治虫や藤子・F・不二雄が活躍していたような時代なのだ。
これから10年、100年、1000年と続いていくかもしれないVTuberの歴史の中で言えば去年から見始めたオタクも今年から見始めたオタクも一緒!
今から見始めればみんながお爺ちゃんお婆ちゃんになった時に「昔はVTuberもまだまだ数が少なくて最初なんて有名なVTuberが5人しかいなくって四天王とその親分なんて言われておったんじゃよ」なーんて昔話を孫にできるかもしれないので、この記事を見つけたのをきっかけにぜひVTuberにズブズブハマっていこう。
魅力その1:中の人のキャラが濃くてトークが面白い
面白い動画を見るだけならナニもバーチャルじゃなくても普通のYouTuberやテレビ番組を見ればいいんじゃないか? と思う人も多いかもしれない。でもそれは違うんだ! と声を大にして言いたい。
まず、VTuberの中身は基本的に濃い。「好きな漫画は?」とVTuberに聞いたら、「ワンピース 」と答える人より「ジョジョ」って答える人のほうが多い、そんなイメージ。
中でもサブカル女としても知られる月ノ美兎のキャラの濃さはハンパない。
ゲームを実況すると思ったら流行りのゲームじゃなく、ニッチなヨーロッパ企画のゲームをプレイするし、映画の話をしたと思ったら「ムカデ人間」のストーリーを語り、しかも自分自身も生放送でムカデ人間化するし、とにかくヤバい。
魅力その2:放送きっかけで新しいコンテンツを知れる
例えばあなたはゲームが好きだとしよう。テレビ番組でゲームが特集されると聞いて喜んで見てみたら、あまりゲームもやったことのないような有名人の下手なプレイを見せられてばかりでガッカリする。そんな経験はないだろうか?
自分の好きなモノがテレビやネットで取り上げられるのは嬉しいけどなんだか期待していたのと違う……。そんな経験はオタクならあるあるの部類だろう。
そんな人たちにこそVTuberをオススメしたい。今や6000人を超えたとされる彼らの中にはきっとキミの趣味にピッタリなVTuberがいるハズだし、彼ら(彼女ら)自身、自分よりもそのジャンルにどっぷり浸っていたりするから、動画を見ていて親近感や安心感がある。
さらには自分が知らない作品を紹介してくれたりと、ついつい自分の手の届く範囲のコンテンツで満足してしまいガチなところに新しい風を吹かせてくれる。多くのオタクたちにとって新しい知識を得る場所にもなってくれるのがこの「VTuber」というジャンルなのである。
にじさんじ所属の社築・名伽尾アズマ・卯月コウの3人が漫画「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」を読んだことがない花畑チャイカにプレゼンする放送。全巻読んでいるようなオタクでも「コイツら……デキる!」と思わず唸ってしまう濃い内容になっている。
魅力その3:見た目の個性が強くてギャップに萌える
また、VTuberは見た目にインパクトがある人が多く、さらに見た目と中身とのギャップもすさまじい。
たとえば黒ギャルVTuberの皇牙サキはギャップが魅力になっているVTuberの代表例だろう。パッと見はオタクとは住む世界が違いそうな外見をしているがそれはあくまでリアルな世界での話。
「あんなにカワイイ子がこんな作品を読むのか……!」といった驚きから入り、「しかも詳しすぎる」となるとなんだか知らんがいつのまにか「スキ……」となってしまう。そんな驚きと喜びが入り乱れるVTuberがYouTubeやニコニコ動画を開くだけでいつだって見れるのだから尻込みしていては勿体無い。コレを機に一緒にズブズブ沼にハマっていこうぜ!!
いかにもな黒ギャルVTuberの皇牙サキの第1回放送。オタクとは程遠い黒ギャルからどんな話が飛び出すのかと思えば、あまりにも硬派すぎて並大抵のオタクではついていけない『薩摩義士伝』の話をする。トンデモねえ……。
おまけ セルフプロデュースVTuberもアツい
最後に個人的に推していきたいのが「自分で2Dや3Dモデルを製作し、自分で自分をプロデュースしている」いわゆる個人勢(個人勢出身)のVTuberだ。
3Dモデルを作るのはそれだけでも特殊技能の域だし、VTuberという新しいジャンルにいち早く目を付け、自分もそれになってしまおう! という行動力のある人たちが面白くないワケがない!
カワイイだけでなく中身の濃さも欲しいという人は是非、個人勢に多いセルフプロデュースVtuberをチェックしてみて欲しい。
もこ田めめめは「電脳少女シロ」などが所属する.LIVEのアイドル部に自らキャラクターを持ち込みでオーディションを受け、アイドル部に所属した異例の経歴の持ち主。セルフプロデュースした上に声までかわいい。好き。
ヤミクモケリンは1度聴いたら忘れられない独特なボイスとテンポが良すぎる動画で有名なVTuber。最近は1時間を超える生放送をするVTuberも多い中、3分ほどの短い動画をメインにしているのが特徴。
次回は、VTuber講座・ジャンル編をお届けしていく予定。動画、生放送、特殊など3つのタイプに分類して解説していく。
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このたび、2018年に大ブレイクしたVTuber(バーチャルYouTuber)の情報を追いかけていくべく、新たに専用のTwitterアカウントを開設(@dfng_vr)。
2019年、VTuberというジャンルがどこへ向かうのか、電ファミニコゲーマーやニコニコニュースオリジナルにてVTuber情報を追いかけていきたいと思う。
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