夢はでっかく“お菓子の王国”作り!? 『おかしな転生~最強パティシエ異世界降臨~』の元パティシエ主人公は剣と魔法の世界をどう生き抜くのか
ニコニコ漫画で連載中の『おかしな転生~最強パティシエ異世界降臨~』では、才能溢れる菓子職人が異世界で大活躍!
お菓子を作るパティシエの知識が剣と魔法の世界でどう活躍するのか? 元パティシエによるちょっと変わった異世界転生物語に注目です。
パティシエ転生者は貧しい領地の救世主となるか!?
本作の主人公は世界一のお菓子を作ることを夢見た若きパティシエ。物語は、その主人公が不慮の事故で命を落としてしまうところから始まります。
慈悲深い神の一声で、彼は異世界にペイストリーとして新たな生を受けるのですが……。
ペイストリーが生まれ育つことになったのは、とある領地を持つ貧乏貴族の家系。
ゆくゆくはモールテン家の次期当主となるべく、剣術の鍛錬に励まざるを得ない日々を送っていました。
もっとも、ことお菓子作りに必要な作物などの知識は、この世界でも役に立っている模様。
ペイストリーが提案した豆作は大成功を収め、幼いながら貧しい領土を飢餓から救う活躍も見せます。
そんな彼のもとに、父の側近であるシイツから悪い知らせが。なんと50人もの規模の盗賊が領土に向かってきているというのです。
大事な畑や食料が根こそぎ荒らされてしまえば、領民たちの命は……。
……などという次期領主としての使命よりも前に、“お菓子の王国”を作るという密かな計画の先行きを案じたペイストリー。
その様子を見たシイツは、ペイストリーが明後日の方向に闘志を燃やしていることを知るよしもなく、“聖別の儀”を受けさせることを提案します。
こうして、ペイストリーは予期せぬ形で次期領主としての初陣に臨むことになりました。
すれ違いに満ちた親子のつかの間の団らん
盗賊の襲来を前に、急遽“聖別の儀”を済ませることになったペイストリー。
まだ9歳の息子に成人としての儀礼を受けさせるということで、母親のアニエスはひどく動揺します。
「まだ早いのでは」と心配しますが、ちょっと説得されただけで「仕方がないわね」と気持ちを切りかえた母は、姉のジョセフィーネと結託して……?
……母の趣味全開の女装!
5人の姉を持つ末っ子として生まれたペイストリーは、このように母や姉たちのおもちゃにされるのも日常茶飯事だったみたいです。
姉たち(遺伝的にも美少女で確定!?)の登場にも期待したいところですが、かくして平穏な日々は過ぎ去っていくのでした。
それから3日後、ペイストリーは父の転移魔法で王都ボーヴァルディーアにやって来ました。
“聖別の儀”を受けるために訪れたとは言え、活気のある市場を目の当たりにすれば……やはりパティシエとしての血が騒ぐというもの。
さっそく、リンゴによく似た果物のポンカを手に入れるべく、父親を説き伏せます。
父は息子の成長ぶりを頼もしく思い、ポンカを買ってやるのですが……残念ながらペイストリーの野望は、父の想いとはかけ離れたところにあるのでした。
苦行をものともしないパティシエ魂!
ペイストリーが“聖別の儀”を受けるために教会を訪れたころ、村ではシイツとジョセフィーネが儀式の内容について語っていました。
どうやら“聖別の儀”とは、肉体的にも精神的にもかなりの負担を強いる苦行のようです。
まるでハードなSMのような格好で、はりつけにされたペイストリー。
さらに苦い薬を飲まされ、そのうえ終わりの見えない放置プレイに挑むことになります。
その放置時間は個人差があるらしいですが、ペイストリーの場合はなんと1日半以上にも及びました。
しかし、そんな時間も、根っからのパティシエである彼にとって、ポンカを使ってのお菓子レシピを考えていたらあっという間。苦しむどころかめちゃくちゃ楽しそうです。
お菓子作りのアイデアを練る内に、「やっぱり僕はこのために生まれてきたんだ!」と確信したペイストリー。
彼の“お菓子の国を作る”という想いは、留まるところを知りません。
そうしてついに、ペイストリーは魔法を授かることとなりました!
彼のその力はいったいどんなものなのか、そして迫りくる盗賊たちをどう迎え撃つのか……。
周囲の期待をよそに、内なる野望に向かって突き進むペイストリーの活躍が気になったという方は、ぜひ続きを読んでみてください。
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(画像はニコニコ漫画『おかしな転生~最強パティシエ異世界降臨~』より)
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