異種族との戦乱で少年はたくましく成長を遂げる! 『神統記(テオゴニア)』はアツくシビレる“異世界転生モノ”の新境地
ニコニコ漫画で連載中の『神統記(テオゴニア)』は、“異世界転生モノ”の中でもひと際シリアスなストーリーが見どころです。
“少年の成長を綴る一大叙事詩”という触れ込み通り、主人公のカイの成長ぶりはさながら少年マンガのようなアツさ。
そして、彼を取り巻く異種族との騒乱や“神石”など練り込まれた世界観は、大河ドラマのような読み応えを提供してくれます。
存亡の危機に立たされた人族
舞台となるのは、人族が住まう辺境の地、ラグ村。
非力な人族は、灰猿人(マカク)や豚人(オーグ)といった異種族の侵攻を必死に食い止めつつ、細々と生きながらえていました。
本作の主人公は、ラグ村の少年カイ。
彼は村人たちと力を合わせて、灰猿人に一矢報いようと突撃します。
しかし、カイの一撃は致命傷とはならず、逆に灰猿人の反撃がクリーンヒット。
昏倒するカイの脳裏に浮かぶのは走馬灯か、それとも果たして……?
おぼろげなイメージから察するにこれは、カイの前世の記憶といったところでしょう。
こうした彼の転生前の知識や経験は、とんでもないチート能力を発現……とまではいかないにしても、窮地を打開する“閃き”として役立っていくことになります。
生き残りのカギは“神石”の力……!?
昏倒したカイはその後、遅れて到着した援軍のおかげで一命を取り留めます。
何とか領土を守り抜いた村人たちは、倒した灰猿人から“神石”を取り出し、わずかながらの糧とするのでした。
“神石”とは、霊力が凝縮された石で、この世界の生物の体内に宿っているものです。
中に入っている髄を飲むことで、その生物の力を取り込むことができるのだとか。
神石の力によって、力の弱い人族も亜人種に対抗する術を得ていきます。
戦いから1週間後、傷の癒えたカイは前世の記憶を頼りに“神石”の力を使って火魔法に挑戦しますが……!
魔力を取り出すことはできても、その止めかたがわからなかったカイはみるみる消耗。
とっさの機転で最悪の展開だけは避けられたものの、魔法を自在に使いこなすにはまだ魔力が足りないようです。
とは言え、前世の記憶がなければ、“神石”から魔力を取り出すなどという発想も生まれなかったハズ。
まだ体躯も小さい少年ですが、ひょっとしたら彼のこの力は人族を救う希望となるやもしれません……!
死闘の果てにカイが見つけたものとは……!
魔法の試し撃ちを終えたカイのもとには、またも戦争の知らせが。
つぎなる敵は豚人。ひっきりなしに起こる命がけの戦いを前に、彼は拳を固く握りしめます。
しかしながら、やはり強大な豚人に対して人族はあまりにも無力。
カイもまた、戦いの最中に傷を負ってしまいます。
仲間たちからはぐれ、それでも諦めず逃げ続けるカイ。
しかし、目前には断崖絶壁が迫り、ついに豚人に捕らえられてしまいます。
絶体絶命の状況に陥ったカイは、“死なばもろとも”と覚えたての火魔法の発動を決意。
火力は弱くとも、顔面を燃やされてしまった豚人はもがき苦しみます。
カイは間一髪、豚人を仕留めることに成功しました。
……が、倒れかかってきた豚人のせいでカイは谷底へと真っ逆さま。
谷底の湖から這い上がったカイが見つけた、石碑の正体とは……!?
そんなわけで今回は、第1話~第5話の注目ポイントをダイジェストで紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
冒頭にもお話した通り、まさに本作は大河ドラマのような重厚なストーリーを、少年マンガのような読みやすさで楽しめるマンガになっています。
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(画像はニコニコ漫画『神統記(テオゴニア)』より)
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