オリジナルの印で年賀状の仕上がりがワンランクアップ! 篆刻(てんこく)で2019年の干支「己亥の印」を彫ってみた
今回紹介するのは、ユー・リンドーさんが投稿した『干支印を彫ってみた』という動画。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
年賀状用に2019年の干支、己亥の印を彫りました。身内が書道教室の師範なので社中のお子様方の書き初めにも捺しているようです。 篆刻(てんこく)を専門家に習ったことはなく、ほぼ自己流です。
2019年「己亥」年の印を彫ります。
字体は「説文解字」を選びました。
次に使えるのは58年後なので、2017年用の干支印を再利用します。
耐水ペーパーで平らに削ります。山なりや斜めになりやすく面倒な作業です。
鏡を見ながら手書きしました。
印刀で彫ります。
正月用なので、おめでたく朱色が多い白文にします。白文はV字の谷になるように彫ります。
文字が白いのが白文(陰刻)です。市販の印鑑では文字が赤い朱文(陽刻)が使われています。
だいたいできたら削った石粉をふき取り、試し捺しをして修正します。黒いのは見えやすいよう塗った油性ペンの色です。
印の周辺を削る撃辺をほどこし、ユーズド感を出します。
完成しました。格調高い年賀状になりそうです。