セカイでいちばん泣けると噂のラノベがコミック化! 『文句の付けようがないラブコメ』の神様と生贄のイチャラブ恋愛が尊い
ニコニコ漫画で連載中の『文句の付けようがないラブコメ』。本作は、“セカイでいちばん泣ける”という触れ込みで人気を集めるラノベのコミカライズ版です。
ラノベ版でイラスト担当の肋兵器先生による漫画化ということで、原作ファンにも文句の付けようがない仕上がりとなっています。
「生け贄の気持ちって考えたことあるか?」
文句の付けようがない“ラブコメ”と言われると、やはり気になるのは主人公&メインヒロイン。
“文句の付けようがない”、というその言葉に偽りなく、本作の主人公はあるどうしようもない――文句の付けようがない事情を抱えていました。
高校2年生の桐島ユウキは、生け贄として神様に捧げられることを運命付けられた青年。
自分がいつ、どうなるかが確定した状態で生きていくということに、どれだけの恐怖と苦痛があったかは計り知れません。
しかもその運命が、怪我や病気などではなく、神様などというわけもわからない第三者に起因するものだとしたら……。
ユウキはすべてを諦めたような表情を浮かべつつも、「今日で終わらせてやる」と自暴自棄めいた決意を秘めているようでした。
ユウキを部屋に招き入れた神様は、「わたしが神だ」と尊大にひと言。
ふんぞり返って葉巻をふかす姿は貫禄があるものの、その容姿はどう見ても年端のいかない少女です。
神様こと神鳴沢セカイは、さっそくユウキに「願い事を言うがいい」と迫ります。
これから生け贄になろうという者に、願い事も何もあったものではないと思うのですが……。
果たして、ユウキは最期の瞬間に何をお願いするのでしょうか?
「どんな願いでもいいんだよな?」
冷ややかな笑みを浮かべながら、なおも問いかけてくるセカイ。
対してユウキの口から飛び出したのは、壮絶に場違いな願い事でした。
なんと、神様相手に出会って数分でプロポーズをやらかしてしまったユウキ!
我々にできないことを平然とやってのけた姿にはシビれるし憧れますが、これはさすがに不敬が過ぎたか!?
……と、思いきや。真っ赤になってあからさまに慌てる神様の姿が、そこにはありました。
もう見てくださいこの顔、この表情!
神様だろうが何だろうが関係ない、俺はこの子と添い遂げたい……と思わされるには十分。いや、文句の付けようがないかわいさではありませんか!!
ユウキはここぞとばかりに「どんな願いでもいいんだよな?」と、図々しくたたみ掛けます。
正当な対価の要求にぐうの音も出ないセカイは、観念したのか……。
「はい、よろしくお願いします」の返答。これにて、ユウキとセカイの婚約が成立することに!
しかしながら、こんな脅迫じみたプロポーズ、神様たるセカイは納得しているのでしょうか?
「そんなに嫌じゃ……ない」
回避不能な婚約を成立させてしまったことで、当然ふたりのあいだには気まずい雰囲気が。
散り際にひと泡吹かせてやろうという覚悟で臨んだはずのユウキですが、この結果には毒気を抜かれてしまったようです。
何より、こんなに赤面して縮こまるいたいけな少女を前にすれば、だれだって悪いコトはできないというもの。
ユウキは思わず「ホントにいいのか?」と彼女を気遣います。もう相手が神様だろうと、自分が生け贄だろうと関係ありません。カワイイは正義。
しかし、セカイは「そんなに嫌じゃ……ない」とのこと。あまつさえ「貴殿ならいい」と、世の男子が一度は言われてみたいセリフランキングの最上位入るようなセリフを言ってのけます。
そんな彼女に、不覚にもときめいてしまったユウキ。
ここまで読んだ方ならだれもが自信を持って言えることでしょう、「お前のような生け贄の気持ちなぞ考えたこともないわ!」と……。
しかしながら、ふたりの“ラブコメ”は、まだまだ前途多難の様子です。
今後、果たしてユウキとセカイはどう距離を縮めていくのか。そして、“セカイでいちばん泣ける”という触れ込みの真意とは!?
何にせよ「セカイのかわいさには文句の付けようがなかった」と思ってしまった方は、ぜひ発売中の単行本1~3巻をお手に取ってみてください。
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(画像はニコニコ漫画『文句の付けようがないラブコメ』より)
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