『FGO』坂本龍馬・イヴァン雷帝etc…開発スタッフがこだわりまくった宝具アクションを解説「作り直した回数は2桁はいってます」
2018年7月28日(土)・29日(日)に幕張メッセでゲーム『Fate/Grand Order』の3周年記念をしたイベント「Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~」が行われ、ニコニコ生放送ではイベントステージ「Grand STAGE」の模様を生中継でお届けしました。
『Fate/Grand Order』クリエイターズトークのステージでは、ディライトワークス株式会社の第2部開発ディレクター・カノウヨシキさん、開発担当スタッフ・安生真さん、マーケティングディレクター・バスター石倉さん、株式会社アニプレックスの宣伝担当・金沢利幸さんが出演。
「開発スタッフに聞いた! こだわったバトルキャラ 2018」と題したコーナーで、開発担当スタッフの安生さんは何回も作り直したキャラクターについて、「ちょっと見ると吐くぐらい」「トラウマになっています(笑)」と語りました。
トラウマになるぐらい作り直した坂本龍馬
司会:
開発スタッフの皆様に、こだわりのバトルキャラを紹介していただこうと思います。さっそくですが、安生さんよろしくお願いします。まずは動画のほうをお願いいたします。
安生:
どうぞ。
司会:
ということで、最初は坂本龍馬ですね。
バスター石倉:
これね、毎回クリエイターズトークって、宝具【※】やるじゃないですか。大画面で、みんなで見るのはちょっと楽しいですね。
※宝具
『Fate/Grand Order』において、サーヴァントが持つ切り札であり、人間の幻想を骨子に創り上げられた武装。分かりやすく言うと、必殺技。
カノウ:
楽しいですね。「おぉ~」となっていましたし。
バスター石倉:
みんな歓声で「おぉ~」とか「これが~」みたいな感じのが。これは、今、壮大な前振りしましたよ。
安生:
いやこれね、もう何回作り直したか分かんないぐらい。
一同:
(笑)
バスター石倉:
ちなみに何回作り直したのかな?
安生:
何回なんだろう。二桁はいっています。もう、ちょっと見ると吐くぐらい。
一同:
(笑)
バスター石倉:
トラウマ(笑)?
安生:
トラウマになっています(笑)。
バスター石倉:
すごいけどね。坂本龍馬も配布でしょう? 驚きですよ。
安生:
宝具もそうなんですけど、やっぱりお竜さんと両方を動かす形なので。そこが、今までにない感じなんで。
バスター石倉:
なるほど。
安生:
1個1個のモーションで、他の人が出てくるみたいなのは今まであったんですよ。
金沢:
アンメア【※】とかはそうですよね。イラストでは二人ですけど、バトルの時は一人ですもんね。
※アンメア
『Fate/Grand Order』に登場するキャラクター、アンボニー&メアリーリード。
安生:
ずっと出っぱなしというのは初なので。
バスター石倉:
二桁以上は?
安生:
そうですね。やりましたね。
バスター石倉:
こだわりの龍馬ということで。
金沢:
それは、宝具モーション以外のバトルモーションも結構やり直した感じですか?
安生:
ありましたよ。最近、多いのは作る前の段階でどっちかなかなか決められないから、両方作っていいやつを選ぶ。
金沢:
しびれますね。
安生:
しびれますけど、「どっちか無駄なんだ……」と思いながら作ってる。
バスター石倉:
なるほどね。
金沢:
でも、それ両方良かったらランダムで両方入れるとかそういうのは?
カノウ:
(笑)
金沢:
カノウさんが笑ったんで、それはたぶんきついということですね(笑)。
安生:
そういう時もあります(笑)。お竜さんがたくさん殴るモーションあるじゃないですか? あれも、地面に足をつけて殴るバージョンとかもあったんですよ。
バスター石倉・金沢:
へぇ~!
安生:
でも、今のほうがいいかなと。
金沢:
やっぱりそういう試行錯誤があって、これだけインパクトがあるものができるんですね?
安生:
そうですね。あと、この坂本龍馬に関しては、配布なんで再臨用のデータがいらない。
金沢:
そうですよね。1~3までは一緒ですよね。
安生:
というところで、2体同時に動かすというのをやりやすかった。
金沢:
なるほど。衣装変わっちゃうと、バトルモーションも衣装を全パターン作らないといけない、ということですもんね。
安生:
モーションは同じでもいいんでしょうけど、データが増えてしまうんです。今、結構テクスチャ【※】サイズと戦っているみたいなところがあるので。
※テクスチャ
コンピュータグラフィックスにおいて、3次元オブジェクト表面に貼り付けられる模様。
金沢:
なるほど。そこのギリギリのところで。
バスター石倉:
安生さん途端に元気になった感じだね。すごい喋ってる(笑)。