マッツ・ミケルセン登場に歓喜のコメント弾幕が! 『ドクター・ストレンジ』舞台挨拶書き起こし
1月27日、マーベル・スタジオの新作映画「ドクター・ストレンジ」の公開に合わせて、カエシリウス役のマッツ・ミケルセンさんが緊急来日し舞台挨拶の様子が『初日舞台挨拶 生中継』としてニコニコで放送されました。
舞台挨拶では、日本のファンからマッツさんへ多くの質問が寄せられ、同作品への想いや来日した感想、プライベートで愛用しているジャージの着こなしのポイントまでたっぷり語りました。
マーベル映画でカンフーすることが子供のころからの夢
司会:
「ドクター・ストレンジ」の公開初日に集まって頂いた日本のファンの皆様へご挨拶をお願いします。
マッツ:
こんにちは、東京。たくさんの方に「ドクター・ストレンジ」を観に来て頂いて、本当にうれしく思います。41年前、まだ10歳のとき、僕の人生は「マーベル・コミックスを読むこと」と、「いかにブルース・リーになるか」でいっぱいでした。40年後に監督のスコット・デリクソンから「マーベル映画でフライング・カンフーをやらないか?」と言われたとき、自分の子供のころからの夢が叶ったと思いました。「ドクター・ストレンジ」はマーベル作品としても、とても面白い映画ですし、今まで見たこともないようなキャラクターたちが出てきます。5年前であれば、こういうコミックを映像化できなかったと思います。僕たちは作っていて本当に楽しかったので、同じくらい皆様にも楽しんで頂けたら本当にうれしいです。
司会:
久しぶりに来日されましたが、感想はいかがですか?
マッツ:
本当に楽しんでいます。非常に光栄なことに伝統的な屋形船にも乗りましたし、お寺で住職さんにも会いました。ゲームクリエイターの小島秀夫さんにも会いまして、素晴らしいスタジオにもお邪魔しました。美味しい日本食もたくさん頂いています。仕事ももちろんしていますが、一時間ぐらいはね(笑)。
二大映画に立て続けに出演
司会:
ここからは映画についても伺っていきたいと思います。ご自身が演じられている、闇の魔術を使うカエシリウスはどのようなキャラクターかを教えて頂けますか?
マッツ:
まだ皆様はご覧になっていないのでネタバレはできないのですが……。カエシリウスは世界をよりよい場所にしたい、平和をもたらし、飢餓をなくしたいと思っているキャラクターです。しかし、その手段にちょっと問題があるんです。
司会:
これからご覧になる皆様は、今の説明を頭にいれて、楽しんでもらいたいと思います。マッツさんといえば、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」ではデス・スターを設計したゲイレン・アーソも演じられています。素晴らしい作品に立て続けに出演されたご感想はいかがですか?
マッツ:
デス・スターの責任は僕のせいかと言われたら、罪悪感に苛まれるところはあります(笑)。でも誰かが作らないといけないものではあると思います。子供の時はまさか自分が役者になるなんて思ったことがなかったです。でもマーベルもスター・ウォーズも大好きな子供でした。僕はデンマーク人でアメリカ人でないのに、二つの大作のシリーズに自分が出演していることがすごくシュールに感じます。このチャンスを頂いたことは感謝していますし、一生忘れることはないと思います。
プライベートでジャージを素敵に着こなすコツ
司会:
事前にSNSでマッツさんへの質問を募集しておりました。そちらを私から質問させて頂きます。「どうしてそんなに恰好いいんですか? 世界中の人々を魅了するつもりですか?」さあ、マッツさん、お答えください。
マッツ:
お刺身と味噌スープが僕の秘密です(笑)。ですからルックスの部分では日本人の方も大丈夫だと思います。
司会:
皆様もたくさん食べてください。では続いての質問にいきます。「プライベートで素敵にジャージを着こなしていると思いますが、私はどうもジャージが似合いません。ジャージ選びでこだわっていることがあれば、教えてください」
マッツ:
ただジャージを着てはいけません。それを着てワークアウト(トレーニング)しないといけません。それがポイントです。
司会:
ぜひ、皆様もトライしてみてください。もう一つSNSから質問があります。「撮影中に、ベネディクト・カンバーバッチさんと面白いエピソードはありましたか?」
マッツ:
いっぱいあります。撮影中、ベネディクトさんは赤ちゃんが生まれたばかりでした。2カ月の時に現場に赤ちゃんを連れてきました。でも、その時点で僕たちは赤ちゃんをよく知りぬいていました。なぜならメイクが朝夕2時間あるんですが、その間、ずっと赤ちゃんとSkypeをやっていたからです。なので僕たちはよく知っていたので、赤ちゃんがきたとき普通に「こんにちは」と声をかけたのですが、赤ちゃんからすれば「この人誰だろう?」という感じでした(笑)。
うわぁ、毎日3時間メイクかあ
司会:
ここからは本日ご来場の皆様からの質問に移ります。
質問者:
はじめてカエシリウス役のマッツさんの目元のメイクを見たとき、正直ギョッとしてしまいました。ご自身ではどう思いましたか?
マッツ:
最初のリアクションは「うわぁ、毎日3時間メイクかあ」です(笑)。例えば朝4時に現場に入って、メイクしている間、瞑想ではないですが目を閉じます。その間にその日やることを考える時間を作ることができました。かえって良かったと思います。僕たちが費やした時間にも価値があると思っていますので、皆様にもそう思って頂けるとうれしいです。
司会:
ありがとうございました。では続いての質問です。
質問者:
日常で、もしひとつだけ魔術が使えるとしたら何がいいですか?
マッツ:
まさにそれが「ドクター・ストレンジ」で、通常ならコントロールできない人生をコントロールする力ですよね。一番大きいのは生と死に関わることだと思うんですが、それはちょっと外します。「飛ぶ」ことはとてもクールだと思うので、それに力を使います。
司会:
ありがとうございました。続いてが最後の質問になります。
質問者:
映画とは関係がないのですが、休日は何をするのが一番楽しいですか?
マッツ:
スポーツがかなり好きです。テニス、自転車、バスケ、あと球技全般がなんでも好きです。自分がスポーツをやらないときは観戦しています。ちょっとつまらないかもしれないけど、それが僕の休日の過ごし方です。
司会:
ありがとうございました。