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紅茶コーディーネーターがレクチャーする「美味しい紅茶を淹れる7つの手順」

「ジャンピング現象」がうまい紅茶の指標

ハヤシ:
 ではお湯が沸きましたので淹れていきます。こんな感じで高い位置から注いであげることによって空気をたくさん含ませてあげます。 

ズズ仕掛人:
 出た!

ズズ:
 これ仕掛人さんは好きなんですよね。

仕掛人:
 そうそう。すごい好き。

ハヤシ:
 水面に茶葉が溜まって、だんだん下に落ちていきながら、たまに上にジャンプしたりしているのが見えますかね。これがジャンピングと呼ばれる現象です。お湯を沸かしすぎると水中のお湯の中の酸素量が減って最初から下に溜まった状態になってしまいます。逆にお湯の温度がぬるすぎると上に溜まったまま、ずっと下りてきません。

茶葉がジャンピング現象を起こしている。

 今回5分間蒸らすのですが、この5分間でゆっくりと上から下に茶葉が水を吸って落ちていきながら、時々お湯の中の温度の違いによる対流が起きますので、それに押し上げられてジャンプしているように見える、と。このようなジャンピングという現象が起きると、うまく紅茶を淹れられている指標となります。ほら、今いい感じになっていますよ。

ズズ:
 すごい!

ハヤシ:
 雪が舞っているような……。私が家でやるときは、これを5分間ボーっと見ながら。

仕掛人:
 優雅ですね。

ハヤシ:
 見ていて飽きないんですね、これが(笑)。

ハヤシ:
 紅茶というのは酸素量が大事。これもいろいろ派閥がありまして、ジャンピング必要ない派とジャンピングは必要だ派みたいな感じで、派閥があるんです。

 ただ基本的にジャンピングが起こるようなお湯の作り方で鑑定士の方はお茶の品質について鑑定していますので、ジャンピングが起きていれば、一般に正しいと言われる方法で淹れられていると考えていいと思います。実際淹れてみて美味しいと感じたら、それがあなたにとって正しい淹れ方だと思います。あまりこだわらなくていいと思います。

涙が出るほどうまい!? 淹れたての紅茶を試飲

ハヤシ:
 抽出が終わりました。先ほども言いましたけれど、日本の水は茶葉の成分が抽出されやすい状態ですので、そのまま置いておくと、えぐ味成分まで出てしまいます。ですので、一旦みなさんにお出しする用にポットに移し替えます。

抽出用のポットから提供用のポットへ移し替える。

 これは結構人によって変わります。そのまま出すところもありますし。私の個人的な意見ですが、一旦サーバー用のポットに移し替えて出す喫茶店さんが日本には多い印象です。

仕掛人:
 香りからしていい感じですね。

ズズ:
 これいいなぁ~。

ハヤシ:
 一旦サーバーにわけていますので、濃さは均一になっているのですが、一応日本茶と同じように何回かにわけて淹れると濃さがより均等になるんじゃないのかなと思います。

ズズ:
 これは美味しいでしょう!

仕掛人:
 家でつくるティーパックのものと比べ物にならないくらいに輝いているね。

ズズ:
 確かに。ではいただきましょうか。

一同:
 いただきます。

ハヤシ:
 アールグレイなので、香りがいいんじゃないですか?

仕掛人:
 あ~、美味しい。本当に美味しいんだけど……。

ハヤシ:
 ありがとうございます。個人的には砂糖をスプーン半分くらい入れるとコクが出て僕は好きです。

仕掛人:
 涙が出てくる(笑)。

ズズ:
 美味しい。口の中に香りが広がってくるんですよね……しかも、しつこくない感じで……もう一杯飲みたい! ってなって……。

ハヤシ:
 食レポ頑張ったね(笑)。

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