レザークラフトで薄い財布を自作してみた。均し、焼き締め、磨き上げと、数々の工数を経て完成した珠玉の一品
今回紹介するのは、takamasaさんが投稿した『レザークラフト なるべく薄い財布を作ってみた』という動画です。再生数は6000回を超え、「ニコニコ手芸部」カテゴリランキングで最高で1位を記録しました。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今回はなるべく薄く財布を作成してみました。
コメントで頂いた糸の色も白以外でやってみました。
薄いのは難しいですね。
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革の財布を手作りします。素敵な財布ですね。しかし、これを手作りしようとすると驚きの工程数が必要なようです!
厚さ1mmの革を使います。型紙どおりに印をつけたあと、よく研いだ革包丁で切り取ります。
コバをやすりで均す、均したところを水で濡らして磨く、磨いたところを玉捻で焼き締める、おこげを削り取る、ワックスを塗り込む、玉捻でワックスを溶かし込む、ワックスの残りを削る、磨き剤で磨きます。革のへりの処理だけで、こんなに工程数があるんですね!
重なる部分を漉き、接着剤でカード入れをベースに張り付けます。接着したところを縫い合わせて補強します。
型紙をあてて縫い始めの穴をあけます。縫い線を引いたあと、縫い線に沿って菱目をあけて縫います。
小銭入れも別途作ります。マチをつけて縫い線を引き、張り合わせたところを縫い合わせます。
小銭入れを張ります。さらに折り返してマチと張り合わせます。
縫い合わせたら仕上げです。ヘリ落としでバリをとり、削って整えて磨いて焼いて、ワックスを溶かし込んで削って、磨き剤で仕上げます。数々の工程を経てようやく完成しました!
10個ものカード入れがある、収納力抜群の薄い財布が出来ました。想像以上に手間がかかっていましたが、忙しい時代に、ゆったり時間を使う趣味もいいですね。
視聴者コメント
革小物は作る過程がすでにお洒落なのがズルい
こうやって作るんですね
焼いたり塗ったり、革って大変なんだなー
簡単そうに見えるから困る
作ってみたい
文/高橋ホイコ
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