「YMOクリック」を回路で作ってみた。ネジを回すとリズムが変わる不思議な機構
今回紹介するのは、なおさんが投稿した『YMOクリック回路』という動画。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
MOOGモジュラーのシーケンサ部をモチーフにしています。
今では当たり前のように、ボーカロイドや電子音楽などに使われる「クリック音」。コンピューターの自動演奏と人間の演奏を同期する時に使われ、その二つがずれないようにコンピューターが発するリズム音を人間が聞くというシステムです。
世界で初めてこの仕組みを採用したのは、日本が世界に誇るテクノポップバンドの「YMO」です。世界初の音楽用自動演奏コンピューター「Roland MC-8」との同期演奏に成功した「YMO」は、結成の1978年から1983年の散開までの5年間日本から世界へ旋風を巻き起こしました。
そんな「YMO」のアイテムの中でも入手困難だと言われているのが、「テクノバッジ」。回路基盤で作られたバッジなのですが、1980年の第2回ワールドツアー参加スタッフに配られたり、レプリカとしてメーカーから抽選販売されたレアアイテムです。のちにファンメイドで色々なバージョンが作られ、「クリック音」が出るタイプが多く作られるようになりました。
投稿者のなおさんが作られた「YMOクリック」回路は、安全ピンもついており、バッジとしての機能も持ちつつ、黒い三つのネジ頭をドライバーによって、ピッチを変化できるタイプですね。無機質かつリズミカルな音が飛び出てきます。
なんと、左側のネジ頭を回すとリズムも変化します。テンポが速くなり、ピッチを可変すると、シンセサイザー感が増していいですね。テンポをがスローダウンしノーマル状態に戻ると動画は終わりを迎えます。
視聴者のコメント
・これはYMO世代じゃないとわからんねぇw
・なんぞこのドキドキする操作法
・う・・・動くぞこいつ!!
・この音に合わせて演奏してたのか・・・
・キコココ・カコココw
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