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「二次元に恋したペンギン」グレープ君、『けものフレンズ』フルルちゃんのパネルに看取られて天国へ

 今回紹介するのは、あかねこさんが投稿した『【けものフレンズ】グレープ君、今日も求愛する』という動画。再生数は6.5万回を超え、「動物」カテゴリランキングで最高で5位を記録しました。

 10月12日に天国へ旅立った、フンボルトペンギンのグレープ君に哀悼の意を込めて、10月13日の記事、『恋するペンギン「グレープ君」よ、安らかに。ニコニコに投稿されているグレープ君をまとめました』から、彼の動画をピックアップし、フルルちゃんのパネルとのいきさつをご紹介します。

 フルルちゃんを見つめるグレープ君。こうしてたたずむ姿がおなじみでした。

 元々グレープ君には同じフンボルトペンギンのミドリちゃんというパートナーがいましたが、振られてしまい長らく一人でいたそうです。そこへフルルちゃんのパネルがやってきて、恋に落ちました。

 当初パネルは2017年4月からの『けものフレンズ』と東武動物公園のコラボ企画として、一時的な設置の予定でした。6月25日にコラボは終了予定でしたが、再コラボで設置が延長され、グレープ君の一途な思いからか、コラボ終了後もパネルの設置は継続されることとなったのです。

 翼を広げ、求愛行動をはじめたグレープ君。これは「恍惚のディスプレイ」と呼ばれる、ペンギン類の求愛行動です(ただしエンペラーペンギンは行いません)。

 フルルちゃんに向かって首を必死にのばしています。左の翼に紫色の識別用バンドが見えますが、この色がグレープ君の名前の由来です。東武動物公園ではオスは右翼、メスは左翼にバンドをつけますが、グレープ君は羽村動物園から来たときのまま、左翼につけています(グレープ君は、2007年に元パートナーのミドリちゃんと共に、羽村動物園からペンギン舎ができたばかりの東武動物公園へ来ました)。

 10月11日の東武動物公園の公式ツイッターによると、体調の変化の見られたグレープ君は、大事をとって展示を中止されましたが、フルルちゃんも一緒に移動したそうです。翌10月12日、グレープ君はそのまま帰ることなく亡くなりました。恋しているフルルちゃんに見守られての旅立ちになったのですね。

視聴者のコメント

・本当にパタパタして鳴いてるのかー!
・ガチ求愛じゃないかww
・声が枯れようとも愛を歌い続けよう
・二次元に目覚めてしまったグレープ君
・グレープ君お疲れさまでした

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