板東英二の “プロ野球順位予想” がテキトー過ぎてやばい「神奈川の番組だったら巨人を1位予想したりはしない」
2017年9月29日に最終回を迎える『ニコラジ』。フィナーレに向けて、豪華ゲストが連日出演中ですが、ニコニコニュースでは過去放送分から選りすぐりの内容をピックアップ。
今回お届けするのは、元プロ野球選手で司会者、俳優など幅広く活躍している板東英二さんの出演回(2015年7月27日放送分)。現在では「ゆで卵」が代名詞となっている板東さんですが、実は甲子園の準優勝投手で通算奪三振記録の保持者でもあり、プロ野球選手としても11年間中日ドラゴンズで活躍したレジェンドなのです。
現役時代に対戦した王貞治さんや長嶋茂雄さんに対して思っていたことや、球界引退後の解説者としての処世術をMCのやまだひさしさんとアシスタントのみるきぃぬさんに語ります。
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長嶋さんと王さんさえ、いなければ!
やまだ:
あらためて板東さんのプロフィールを紐解くとちょっとびっくりするんだよ。
みるきぃぬ:
まずは、ご年齢は1940年4月5日生まれの75歳(2015年当時)。野球でのすごいところは、1958年夏の甲子園で準優勝投手に輝きました。
やまだ:
マー君と同じ【※】だよ!
※マー君と同じ
ニューヨーク・ヤンキースに所属の田中将大投手の愛称。2006年夏の甲子園大会において、板東さんと同じく準優勝投手となる。
みるきぃぬ:
この夏の大会で、奪三振が83! これは一大会における通算奪三振の最多記録として現在も板東さんが持っている記録となっております。
板東:
もうこの記録を破ることはルールとしてできなくなってます。いまは選手の体を痛めたらいかんということで交代させますから。記録としては別に大したことはないんですよ。相手が弱かったと言うか……。
一同:
(笑)
みるきぃぬ:
1959年に中日ドラゴンズに入団。11年間の在籍中、435試合に登板。77勝65敗防御率は2.89! オールスター出場は3回、引退後は解説者・評論家としてご活躍されています。
板東:
みるきぃぬさん、入団って簡単に一言で言わんでください(笑)。大変だったんですから、運が悪かったんですよ。僕が入る前の年にあの長嶋茂雄さんが巨人に入るんですよね。僕と一緒の年に王貞治さんが入るわけです。あの二人さえいなければ!
一同:
(笑)
板東:
僕、11年プロ野球をやりましたけど王貞治、868号だか打っている人からたった3本だけですからね!
やまだ:
打たせなかったんだ!
板東:
……ほとんど敬遠やったんやけどね(笑)。
これが板東流野球解説!
やまだ:
果たしてね……今年(2015年)のプロ野球の順位予想なんてしてもらえたりできるでしょうか。ここまでセ・リーグが混戦状態になっていますが、書いて頂けますでしょうか、1位~6位くらいまでを含めて、お願いします。
やまだ:
1位は巨人、そして2位広島、3位阪神、4位ヤクルト、5位横浜……中日がランク外みたいなところにいますけど……?
板東:
いよいよ中日は、投手陣もそうですけど厳しくなってくるでしょうね。このニコラジのスタジオは池袋にあるんですよね。東京っていうことがわかっていますから。この放送は横浜までは飛んでないと思うんで。
やまだ:
それでこの順位なんですね! もしテレビ神奈川の番組に呼ばれていたら……。
板東:
そら、こんな順位とは違いますよ!
みるきぃぬ:
えぇ!?
やまだ:
そんな解説者いないって!
板東:
言っときますよ! これが野球解説者の“生きる術”やからね!
やまだ:
それ、予想でも解説でもないよ! それは“営業”!
板東:
そうですよ。来週は阪神・ヤクルト戦の解説を甲子園でしますけどそのときは「阪神が勝ちます!」とね。そりゃあ時と場所とをきちんとわきまえていかないとね、放送業界にはおれなくなりますから。