レトロな街並みを求めて和歌山「湯浅」へ行ってきた! 近代建築ならではの凝った装飾や、江戸時代の伝統ある建築が次々現れて散歩が楽しい
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『茜さんとレトロ色のまちめぐり湯浅【VOICEROID旅行】』という暗がり小道さんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
旅行すきな茜さんと葵さんがレトロな町並みをゆったりお散歩します。 今日は晩夏の和歌山の湯浅で古くからのお醤油づくりの町並みや花街跡をめぐります。 ひろいぐいした史料と2019年時の写真を参考にしながら町をめぐります
投稿者の暗がり小道さんが、大阪から特急「くろしお」で1時間半という和歌山県の湯浅を訪れました。
お目当ては重要伝統的建造物群保存地区。略して重伝建地区(じゅうでんけんちく)です。駅から歩いてすぐなのだとか。
歩き始めてすぐにカッコイイ建物が。元は病院だったというこちらは、中央に近代建築らしい装飾が施されています。
熊野街道の1つであるこの場所は、平安時代に開通してから宿場として栄えたそうです。江戸時代の町名は「道町」。港町湯浅の発展要因の1つとのことで、次から次へと面白い建物が現れます。入り口が斜めの画像の建物は、顔も入り口もV字なのが珍しいとのこと。
こちらは昔ながらの茶舗。茶壷の看板に円柱形の瓦ぶきがいい感じです。
途中見つけた道標には、「紀三井寺(きみいでら)」と「伊勢・高野」とありました。1938年に作られたものだそう。
いい感じの喫茶店を過ぎたあたりから建物のお江戸感が増してきました。ここから重伝建地区になります。重伝建地区とは国が認めた街並み保存地区で、地域的な特色がある街並みを建物だけでなく区域として残そうという取り組みです。
ここ、湯浅での特色は醤油づくり。歩いていてもかすかに醤油の香りがするのだとか。
醬油づくりの起源は諸説ありますが、鎌倉時代の覚心というお坊さんが宋の「金山寺みそ」の製法をこの地方に伝えたのがはじまりとされているとのこと。お醤油は金山寺みその副産物でしたが、醤油の方がメインになり、室町時代には大阪に向けての販売がスタート。江戸時代には紀州藩の産業保護を受けてますます醬油づくりが盛り上がったそうです。
江戸時代末期には醬油醸造所がギュッと集まっていました。これが湯浅2つ目の発展要因です。
そんな伝統を受け継ぐのがこちらの角長さん。今でも手作りで醤油を製造し、お土産として購入することも可能です。裏はお堀に面していて、小舟で醤油を運び出し、海で大型船に積み替えて運んでいたそうです。
他には手作り醤油について学べる資料館や、銭湯を改修した歴史資料館もありました。
興味深い建築が次々と現れる和歌山・湯浅。レトロな街並みを味わう旅の詳細をご覧になりたい方は、どうぞ動画をご視聴ください。動画後半で暗がり小道さんは湯浅の花街跡を見て回ります。こちらも細かな装飾が施され見ていて楽しいです。
視聴者のコメント
・良い!!
・陽の当たり具合がえぇな
・青空が旅情を掻き立てるね
・たまんねぇ
・こういう道標を見つけると嬉しくなる
・いい雰囲気
▼動画はこちらから視聴できます▼
『茜さんとレトロ色のまちめぐり湯浅【VOICEROID旅行】』
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