お絵かきするために「お絵かきソフト」を自作しただとっ……! たった2カ月で十分すぎる機能を有したソフトを制作する偉才現る
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【ボイロ描いてみた投稿祭2024】お絵かきソフトを自作してみた「Aquamarine Painter」』というオリトイツキさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ボイロ描いてみた投稿祭2024へ、お絵かきソフト作ってみた話とすずきつづみによるお絵かき雑談枠でエントリーです!
メイキング部門と非メイキング部門の両方の内容が一本の動画に入ってます。
今回お絵かきをしようとしたら勢い余ってお絵かきソフトを作ってしまったのでその紹介と、それからそのソフトを使ったお絵描きの様子を雑談しながらタイムラプスを流します。
久々にお絵かきがしたくなったという投稿者のオリトイツキさん。それから2カ月が経ったとき、自作のお絵かきソフトが出来上がっていたそうです。
制作したソフトの機能説明と、そのソフトを使って絵を描く様子が動画で紹介されています。
ソフト名は「Aquamarine Painter」。ベクター系のお絵かきソフトで、編集可能なパスを組み合わせてイラストを作っていくソフトです。
ツールを選択して、各種操作を行います。描画ツールを選んでからキャンバスをクリックすると、コントロールポイントが配置されます。
コントロールポイントが自動的に曲線で結ばれます。ここには2022年に論文で発表されたPPW-Curvesという曲線が使われています。他のソフトではあまり使用されていないものです。
操作ツールを使うと、コントロールポイントを動かすことができます。ポイントを複数選択すれば、まとめて動かせます。ポイントの挿入もできるようになっています。
調整ツールを使うと、曲線の形を変えられます。尖り具合や曲線の山がどちらのポイントに寄っているかなどのパラメーターを調整できます。
パスの色を変えるには、マテリアルを作って割り当てる必要があります。マテリアルは塗りつぶしのほか、グラデーションもできます。
レイヤー機能も最低限は備えてあります。下のレイヤーでクリッピングマスクもできますし、グループレイヤーも存在します。レイヤーの合成モードも選べます。
動画の後半はお絵描きタイムラプス。このソフトでイメージキャラクターを描いていきます。ざっくりとパスを描き、あとからコントロールポイントを挿入してギザギザさせたり、いろいろ調整しながら描いていきます。
たった2カ月で作られたとは思えないクオリティーです。ですが、あくまでも個人用に作ったため、あまり期待をしないでほしいとのことです。メンテナンスや機能追加の予定はないようです。
ソフトウェアはGitHubで公開されています。もっと詳しい情報を知りたい方は、動画も視聴してみてください。
視聴者コメント
鉄腕DASHばりの自作だ
すご
たった2ヶ月で…変態だ……(褒)
はえーすっごい
凄いしかわいかった
文/高橋ホイコ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【ボイロ描いてみた投稿祭2024】お絵かきソフトを自作してみた「Aquamarine Painter」』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44101524
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