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人気ブランドのサンダルを職人が修理してみた!紫色のミッドソールを追加して “結月ゆかりカスタム”誕生

 今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『どっきりどっきりDON DON!!サンダルのストラップが抜けたら どーしよ?(どーする?)【TATAMI】』というシヨミフさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

サンダルの季節も終わりですね


 靴修理職人のシヨミフさんが、TATAMIのサンダルを修理する動画を投稿しています。

 TATAMIはビルケンシュトックの別ブランドとして生まれたサンダル。おそらくブランド自体はすでに閉じていて、新品を見かけたのはもう10年前だそうです。ですが、今でも根強いファンがたくさんいます。

 今回直す箇所は主に3つ。接着剤が全体に劣化しているので再接着をするのと、ソールを交換します。それに抜けてしまった足首のストラップをつけなおします。

 まず、ソールとストラップをはがします。接着が弱っていたようで簡単に外せました。ストラップの素材はビルコフロー。ビルケンオリジナルの合皮です。

 外したストラップについている接着剤をワイヤーブラシで取り除きます。最近買った道具で、とても使いやすいそうです。

 ストラップの端と端をつなぐように革を貼りつけます。こうしておくと、片側が引っ張られても抜けることがありません。さらに接着だけでは強度が不安なので、ミシンで補強します。

 強力な接着剤を使って、ストラップを貼り合わせていきます。ハンマーで親のかたきのようにしっかりと叩いていきます。

 ソールをつけます。使用するのはビブラムの8327。元々のビルケンのソールも取り寄せ可能ですが、今は資材費も高いので、性能も見た目もあまり差がないこちらをすすめているそうです。

 依頼者が“ゆかりカスタム”を希望していたので、ソールに紫のスポンジを貼り合わせておきました。靴底の形に合わせて削ります。こちらも接着剤で貼り付けます。

 最後にお手入れです。合皮でもお手入れをすると保護になりますし汚れも落ちます。サフィールのユニバーサルローションで拭いて、馬毛のブラシでブラッシングしたら完成です。

 修理前と修理後を比較してみると、ストラップがしっかりと固定されています。見た目も、紫のラインが入って華やかになっています。

 動画ではVOICEROIDの結月ゆかりが修理でのポイントをたのしく解説してくれています。興味を持った方は、ぜひ視聴してみてください。

視聴者コメント

紫のラインいいわね
ピカピカだぁ
ゆかりさんが挟まってるのがええね
エヴァ味もある
すごい頑丈に見える

文/高橋ホイコ


▼動画はこちらから視聴できます▼

『どっきりどっきりDON DON!!サンダルのストラップが抜けたら どーしよ?(どーする?)【TATAMI】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44094841

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