「金髪豚野郎&病みブログ」で世間を賑わせた“泰葉さん”が笑顔で当時をふり返る。「慰謝料1億5千万は使いきっちゃった!」衝撃発言も
初代林家三平さんの娘で『フライディ・チャイナタウン』などのヒット曲をもつ歌手・泰葉さんが9月18日放送の『ニコラジ』に登場しました。
MCのやまだひさしさん、アシスタントの加藤純一さんに元夫・春風亭小朝さんとの結婚・離婚から、「自殺も考えた」という地獄の日々、ヌード写真集の発売の経緯などを赤裸々に告白。
そして婚約者のイラン人男性のミィヒディ ・カーゼンプールさんが、なんと婚約会見前にスタジオに登場!? 二人の出会いや、5日で決めた婚約など気になる話題を伺いました。
前夫との離婚時の慰謝料は「全部使っちゃった!」
やまだ:
今の子たちは泰葉さんと言うと「お騒がせタレント」と思っているかもしれないけれど、歌手だからね。デビューされたときは、それはそれは可愛かったんですよ。黙っててお歌だけ歌っていればね……。こんなエキセントリックな方だと思いませんよ(笑)。
泰葉:
パパ(初代林家三平)があれだから、こうなりますよ(笑)。
加藤:
泰葉さんは1988年には落語家の春風亭小朝さんと婚約、結婚。小朝さんの援助を受けて大学の音楽学部に通いますが、わずか3カ月ほどで中退。結婚を機に芸能界を引退されました。
やまだ:
何もかも中途半端ですね(笑)。
泰葉:
「家庭に入って欲しい、おかみさんになって欲しい」って言われていたんです。
やまだ:
でも旦那の援助があって大学に行ったのに、その旦那に対して「金髪豚野郎」って(笑)。
泰葉:
だって20年間、何も活動もせずに、尽くすだけ尽くしてきたから、それくらい言ってもね……。小朝師匠が武道館で公演したときもプロデュースは全部私なんです。私がいなくなってから、何もできなくなったでしょう? それが証だと思いますよ。
やまだ:
当時はすごくニュースになりましたね。そのバックが泰葉さんだった、と。でも普通は、あの金屏風会見はやらないよね(笑)。
加藤:
僕、覚えてますよ(笑)。
やまだ:
あれから金屏風の意味が変わっちゃったからね。金屏風って言われたら、すぐに泰葉さんが浮かぶもん。
泰葉:
小さいときからお世話になっている帝国ホテルさんが「泰葉さんの門出ですから、いいですよ」って言ってくれたんです。
やまだ:
きっと帝国ホテルさんも弱みを握られてたんですね(笑)。
泰葉:
違いますよ(笑)。
やまだ:
慰謝料はどのくらいもらったんですか。
泰葉:
1億5000万円です。でも全部使っちゃった!
やまだ:
え~! 何に使ったんですか!?
泰葉:
これは私のお金に対する考え方なのですが、「負のお金」っていうのは、負を呼び起こすので全部使いたいと思って。確かに使うのは大変でしたけど、全部使っちゃった。
やまだ:
だったら、もらわなきゃいいじゃない(笑)。
泰葉:
だってそれは、今までの私の尽くしてきた功績の分だと思っていただきましたよ。
やまだ:
でもそんな簡単に1億5000万円も使えるんだね。
泰葉:
億ション買って、売り飛ばして(笑)。
やまだ:
すげぇな、カッコイイ(笑)。
PTSDを発症。「3年間ずっと地獄だった」
やまだ:
離婚後は格闘技イベントに出ましたね。
泰葉:
楽しかった!
やまだ:
迷走しましたね。
泰葉:
そう、迷走中。でも一度リングの上で歌いたかったの。試合も「回転“海老名”固め」で勝ったしね。
やまだ:
一門から何か言われました?
泰葉:
みんな「よく頑張った」って言ってくれましたよ。だってあのとき、紅白歌合戦の瞬間視聴率を抜いちゃったんですよ(笑)。
やまだ:
持っているものが、運とか含めて……。
泰葉:
強いよね(笑)。
加藤:
そして今年に入ってからお騒がせがさらにヒートアップ。「小朝さんにDVを受けていた」と告白。
やまだ:
今さらね。
加藤:
そして小朝さんと和田アキ子さんへの訴訟を公表。
やまだ:
飛び火ね。
泰葉:
(笑)。
やまだ:
だって小朝さんとは終わったことだったじゃない。
泰葉:
私、当時は気がついていなかったんです。PTSD【※】という精神障害があるんですが「自分で消化しないと次にいけないな」というくらい、ひどい病状になっちゃった。
※PTSD
心的外傷後ストレス障害のこと。命の安全が脅かされるような出来事(戦争、天災、事故、犯罪、虐待など)によって、強い精神的衝撃を受けることが原因。著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらす障害。
自殺まで考えるようなうつ状態に陥ったんです。克服するには自分で吐き出さないとだめだと思って。本当に深刻で辛いんですよ。男性の強い言葉を聞くだけで失禁するんです。
やまだ:
そこまでの症状の人がここに出てきて、しゃべれるっていうのがね。
泰葉:
それは克服できたからですよ。ずっと自殺を考えてましたから。3年くらいは地獄でしたよ。
加藤:
でもどうして今年に入って、急にいろいろとやろうと思ったんですか。
泰葉:
元気になったからでしょうね。やっと元気になって、「ここは人生のスタートラインだ」と思って今までの負を吐き出したんです。でも本当に小朝師匠と和田アキ子さんが偉かったのは、一切反論せず受け止めてくださった。
やまだ:
二人にしてみれば、病気だったからしょうがないかと思ってくれている。
泰葉:
そうですね。感謝しています。