北海道・釧路の“秘境中の秘境”を探検! 年に数回しか見られない激レア光景に「これは本当に凄い」「タモリが喜びそう」の声
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【ずんだもんの釧路秘境観光】初夏にだけ行ける秘境・春採太郎の貴重映像を見に行こう』というマルピギアさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
釧路のずんだもんによる 釧路の秘境探索です 夏にだけ見ることのできる秘境 春採の大滝と春採太郎を見に行きました
釧路にまつわる動画を投稿しているマルピギアさん。今回は釧路の秘境中の秘境へ行くことにしました。
目指すは「初夏」の「大潮の日」の「干潮の時間」にしか行けないという場所。普段は海に沈んでいて入ることができないそうです。
持ち物はまず手袋。足場の悪い場所が多いので、安全な移動のためには必要とのこと。切創手袋だとよりいいそう。
もう1つは長靴。これも足場の悪さから胴付長靴がオススメだそう。ただし胴長は普段釣りをしない人が買うには出費が痛いとのことで、マルピギアさんは長靴にしました。
海岸へ着いたら、遠くに見える崖に向かって歩きます。この辺りの海岸には昆布が沢山漂着しているので、ものすごく昆布の匂いが漂っているのだとか。
さすが北海道、さすが釧路、という光景です。
昆布を踏み越えて歩き、目指す崖まで来ました。
季節や時間が異なると、ここは海になり通れません。
そんな崖の真ん中にはよく見ると穴が。「トーチカ」という戦争の遺構です。この中で待機して海を監視していた場所とのこと。
普段海に沈んでいる岩の表面は海藻がびっしり生えています。岩の間ではなく、大事を取って崖の先端を大回りするマルピギアさん。干潮なのでちゃんと通れますが、滑りやすいので要注意です。
崖越えに成功。今度は海藻がびっしり生えている光景が広がりました。横にそびえる岩についた海藻からも、ここが普段は海底であるとよくわかります。
遠くの方に1つ目の目的地がチラリと見えました。人が集まっています。
足場が平らな岩場になってきたところで目的地に到着。
「春採の大滝」です。自然にできたものではなく、人工的な滝とのこと。太平洋炭鉱の地下を流れる坑内水を、通気斜坑からポンプアップで排出したものが流れ出ています。そのため時間帯により水量が違うのだとか。特徴的な黄土色の層は、坑内水に含まれる鉄分や石灰分が堆積したものだそうです。
もう1つの目的地「春採太郎」を見ようとマルピギアさんが歩きはじめると、野生のキタキツネが登場しました。一緒に向かいます。
えぐれている岩壁を見ると、ついさっきまで海水に浸っていたかのように水が滴っていました。
そうして「春採太郎」に到着! 釧路市の文化財(天然記念物)です。
およそ3800万年前にできたという春採太郎。地殻変動により生じた地層の亀裂に砂が流入し、固まってできた自然の彫刻です。「ヘタクソのエポパテかと思った」というコメントも納得の、作りものめいた真っ直ぐな砂岩脈。非常に珍しい光景ですが、場所が場所だけに観光PRになりにくいとのこと。
干潮の時間はまだあります。このあとマルピギアさんは、もう少しだけキツネと一緒にお散歩をすることにしました。
自然の力を感じさせる人工の滝と、作りもののような自然の彫刻。「面白い」「これは本当に凄い」「なかなか行けないのが本当に秘境って感じ」との声を集めた釧路の秘境。この景色の詳細に興味を持たれた方は、どうぞ動画をご覧ください。
視聴者のコメント
・レアすぎる
・実に北海道の海岸やな
・あーこれは奥にレアアイテムあるわ
・岩がゴロゴロでもう楽しい
・あー亀裂に粘土層が入ったのか、人工物に見える自然物すげー
・観光地化するのも勿体無いと思う程の秘境
・タモリが喜びそう
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【ずんだもんの釧路秘境観光】初夏にだけ行ける秘境・春採太郎の貴重映像を見に行こう』
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